閣議後記者会見概要

H20.07.15(火)10:39~10:44 省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議、それから閣議後にありました公務員制度改革本部の会議については特に申し上げることはございません。私から一点、先般「安心と希望の医療確保ビジョン」を取りまとめましたが、それを具体的な施策にするための検討会を設置することにいたしました。この後、皆様方にメンバーリストを投げ込みいたしますが、第1回を今週17日の木曜日の夕方に開催いたします。当面は概算要求を睨んで8月まで積極的に議論を進めたいと思います。メンバーについては、先般訪問いたしました自治医科大学の学長の高久先生、それから北里大学の元医学部長吉村先生、こういう方々11名のメンバーからなっております。私の方からは以上です。

質疑

記者:
17日の会議ですが、議題は具体的にどういうものですか。
大臣:
今、それを具体的にまとめておりまして、全体で5、6回開催したいと思っております。それで「安心と希望の医療確保ビジョン」の柱に沿って、例えば、最初の3本柱で、医師数の増加が一本目の柱になります。それから、2本目は地域ネットワークの構築ということ。それから、柏原病院の小児科を守る会のような国民に参加していただく、これが3本目の柱になります。この3本柱の中に、例えば、研修制度を巡っていろいろな議論がありますから、医師の教育という点についても議論したいと思います。そういう一応の項目を本日中くらいに作りつつありますので、ビジョンに沿ってあらゆる角度から話をし、そして、8月までに一つの報告書を出したいと思っております。
記者:
薬害肝炎訴訟ですけれども、先日、原告と田辺三菱製薬会社が基本合意の見通しだというような話が出ましたけれども、今後、国と製薬会社との給付金の負担割合の話が本格化していくかと思いますけれども、その交渉の進捗状況といつ頃までにおまとめになるお考えかということを。
大臣:
まず、製薬会社の方と和解がなるということで、製薬会社も率直に心から反省をすると、謝罪をするという情報が入っておりますので、それは大変好ましいと思っております。その上で、その和解が成立した上で、国と製薬会社の間の負担割合、事務的な数字の積み上げというものをやらないといけないのですが、和解が成立しておりませんので、正式に成立した上で、今後の日程を決めたいと思っております。
記者:
12万件の業務外のネットの閲覧があった問題ですが、この12万件は、それぞれ職員を特定するのか、及び今後の対策はどうされるのでしょうか。
大臣:
昨日も申し上げましたけれども、職務時間中にこういうことをやるのは極めてよろしくないということなので、きちんと調査をした上で、厳しく注意をして職務に専念するようにしたいと思っております。全体の件数からいって、ゲームとかチャットとかいうものが調査した全体の件数の約1%、これはもう皆さん、私も含めてインターネットをやりますから、サイトを開いた時にどういうふうにカウントされるかとか、サイトのカテゴリー分けとか細かいことを言えばきりがないいろんな問題があります。従って、これは一般的に誰がどうやったって特定できればそれは特定をして注意をしますけれども、全職員の問題でありますし、きちんと襟を正してやるという方向でやっていきたいと思っております。
記者:
別の職員が、バンド活動を業務時間中と見られる時間に宣伝で書き込んでいると、そのバンドはCDを出していると、兼業の疑いもあると。この職員についての処分はどうされるのですか。
大臣:
基本的にきちんと調査をしたいと思っております。書き込み自体禁止されておりますから、そういうことをやってはいけない。それから、自分のバンドの宣伝をするというのは、これはもう言語道断なので、本人の特定ができ、何回もやっていたのかどうなのかちょっと調査をして、その上できちんと注意をし、然るべき処分が必要ならやるということで、まず調査をしたいと思っております。

(了)