閣議後記者会見概要

H13.11.27(火)8:57~9:05 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

特殊法人等改革推進本部、行政改革推進本部合同会議について

大臣:
今日は閣議の前に特殊法人等改革推進本部第4回が、それから行政改革推進本部第7回、合同会議でございますけれども行われまして、先行7法人の改革の方向性について議論がありまして、決定されたところでございます。

閣議について

大臣:
閣議におきましては特段今日はございませんでしたが、田中外務大臣のパキスタン訪問についてのご発言がございました。その他特別なものはございません。今日は私の方からは以上でございます。皆様の方からございましたら。

質疑

記者:
閣僚懇談会では何かお話はありましたか。
大臣:
閣僚懇談会ではですね、財務大臣から証券減税のことについて広報でPRをしたいというふうに思いますけれども、それぞれ、このことについてはPRをしてほしいと、こういう話がございました。
記者:
医療制度改革の方は大詰めを迎えておりますけれども、29、30日と月末が迫って来ておりますけれども、今のところ大臣の見通しは。
大臣:
見通しは立っておりません。霧の中でございますけれども、いろいろ皆さんのお話を聞いておりますが、やはり医療制度改革として一番大事なことは、医療の骨格を今後どういうふうに変えていくのかということをまず明確にしなければならないと、こういうご意見が非常に多いというふうに思ってます。その上で三方一両損ならば、それはいいと、しかし本格的な改革案無しに初めから三方一両損の話では、これはおかしいのではないかというご意見が多いというふうに聞いておりますが、それは私もそこはそのとおりというふうに思っている次第でございます。もう一度役所とも良く相談をいたしますけれども、私が試案として出しました4点、この点につきましてもう少し肉付けをし、そして方向性を明確にして、何年までにこの問題は決着を着けるということを明らかにして、お示しをしたいというふうに今思っているところでございます。そうした上で、それらを踏まえて当面の問題をどうするかということの議論を重ねていただくということだろうというふうに思いますが、しかし当面の問題につきましての議論の重ねられる期間というのも、時間的にもかなり少なくなってきておりますので、各党内の合意というものをお作りをいただいて、お示しをいただければありがたいというふうに思っております。
記者:
今おっしゃった大臣のお考えというのは、政府・与党で今後決める前に示されるという趣旨なんでしょうか。
大臣:
政府・与党の中でお決めいただくこととそこが重なるのか、重ならないのか、ちょっと結論を見ないといけないというふうに思いますが、私の考え方も伝えてございますし、既に医療保険の一元化の問題等につきましては、ご議論をいただいているというふうに聞いております。1番大きいのはやはり医療保険制度の統合一元化の問題と、それからもうひとつは診療報酬の基本的な考え方、この2点は1番大きいというふうに思います。医療の中身の質を高めるという問題がもう一方でございますけれども、これはそんなに金目に関わってくる話ではございませんから、ここはやるか、やらないかの決断になってくると、もちろんIT化ですとか、そういうふうな電子カルテですとか、レセプトの電算化ですとか、そうした問題も関わってまいりますので、それは進めなければならないというふうに思います。後のもうひとつは年金ですとか、医療ですとか、介護ですとか、そうした保険ですね、保険の徴収の一元化問題、これは雇用保険も含めまして一元化の問題等でございますので、これは役所の方がやらなければならない。かなり役所の方も煮詰めてきておりまして、出来得る環境を今作りつつございます。
記者:
政府・与党の医療制度改革案のとりまとめは今週末までという予定だったと思うんですが、これは変更の可能性、延びる可能性というのは、どのように見て。
大臣:
これはちょっとわかりませんね、今ワーキングチームで鋭意ご検討をいただいておりますから、政府・与党の考え方をそこでおまとめをいただきたいというふうに思っております。しかる後に親委員会と申しますか、そこで結論を得るということになるんだろうというふうに思いますけれども、まずはワーキングチームでおまとめをいただく以外にないというふうに思っています。それらを参考にさせていただいて最終結論にさせていただくということになろうかと。
記者:
今触れられた医療保険の統合、一元化の問題と診療報酬の基本的考え方のあり方、及び保険徴収の一元化の問題等は、政府・与党のとりまとめの中ではめ込んでいきたいという考えでしょうか。
大臣:
出来ればそういうふうにしていただければありがたいというふうに思っております。

(了)