1.ひきこもり対策推進事業とは
厚生労働省では、これまで精神保健福祉分野、児童福祉分野等においてひきこもりに関する対策を推進しており、各自治体の精神保健福祉センター、保健所、児童相談所等を中心とした相談等の充実に努めてきました。
これらの取り組みに加え、平成21年度からは「ひきこもり対策推進事業」を創設しました。この事業は、各都道府県・指定都市に、ひきこもりに特化した第1次相談窓口としての機能を有する「ひきこもり地域支援センター」を整備するものです。ひきこもり地域支援センターは、ひきこもりの状態にある本人や家族の方が、地域の中で最初にどこに相談したらよいかを明確にすることによって、より支援に結びつきやすくすることを目的としたものです。本センターに配置されるひきこもり支援コーディネーターを中心に、地域における関係機関とのネットワークの構築や、ひきこもり対策にとって必要な情報を広く提供する役割を担います。さらに、平成23年度より家庭訪問を中心とするアウトリーチ型の支援も開始されています。
ひきこもりとは、平成19年度から平成21年度に取り組まれた厚生労働科学研究「思春期のひきこもりをもたらす精神科疾患の実態把握と精神医学的治療・援助システムの構築に関する研究」において、次のように定義されています。
現在ひきこもり状態にある子どものいる世帯は、全国で約26万世帯と推計しています。
2.ひきこもり地域支援センターの設置状況(PDF:130KB)
3.その他の取り組み
(1)精神保健福祉分野
- 各都道府県や指定都市の精神保健福祉センターや保健所では、ひきこもりを含む精神保健の相談を行っています。この各都道府県等の相談を担当する者の専門性の向上を図るために、国では思春期精神保健対策専門研修会を実施しています。
- 厚生労働科学研究「思春期のひきこもりをもたらす精神科疾患の実態把握と精神医学的治療・援助システムの構築に関する研究」(平成19年度から平成21年度)の成果を踏まえてまとめられた「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」を関係機関に配布・周知しています。
参考:「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」
http://www.ncgmkohnodai.go.jp/pdf/jidouseishin/22ncgm_hikikomori.pdf
(2)児童福祉分野
児童相談所の指導の下、学生等のボランティアがひきこもり等の児童の家庭等を訪問する「ふれあい心の友(メンタルフレン)訪問援助事業」、児童相談所及び児童福祉施設等における集団的な生活指導・心理療法等を行う「ひきこもり等児童宿泊等指導事業」、コーディネーターの支援の下、保護者を対象に講習会・グループワーク等を行う「ひきこもり等保護者交流事業」を実施しています。
(参考)
○ ひきこもり関連施策(平成23年9月)(PDF:298KB)
○ ひきこもり対策推進事業実施要領(PDF:75KB)
