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2017年1月25日 第2回2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会大会施設工事安全衛生対策協議会幹事会 議事録

○日時

平成29年1月25日(水)
10:00〜10:39


○場所

厚生労働省省議室9階


○議事

○厚労省 野澤安全課長 それでは定刻となりましたので、第 2 2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会 大会施設工事安全衛生対策協議会幹事会を開催いたします。本日は、東京都堀川様の代理で松沼様、大会組織委員会の真島様の代理で酒井様が御出席されております。また、晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業特定建築者の代表会社である三井不動産レジデンシャル様から福原様に御出席いただいております。同特定建築者様には協議会の構成員になっていただくことを事務局として提案させていただきます。後ほど議事の中で、皆様の御承認を頂ければと考えております。

 それでは、議事に入る前に、本日の配布資料を確認いたします。皆様のお手元には、本日の議事次第、資料 1 、協議会開催要綱 ( 改訂案 ) 、資料 2 、大会施設の建設工事における安全衛生対策の実施状況のフォローアップについて ( ) 、資料 3 、安全衛生スローガン募集事業の東京 2020 参画プログラムへの認証申請について ( ) 、参考資料 1 、昨年 6 月に協議会でまとめられました基本方針の概要と、その後ろに本文、また、机上のみ配布しておりますが、大会組織委員会様のホームページから、参考資料 2-1 として、東京 2020 参画プログラムの現状、同じく、参考資料 2-2 として、アクション&レガシープラン 2016 の策定及び東京 2020 参画プログラム ( 仮称 ) について を御用意しております。過不足、乱丁などがありましたら、お申し付けください。よろしいでしょうか。

 それでは、本日は幹事会の座長である、厚生労働省労働基準局安全衛生部長の田中が進行したいと思いますが、皆様、よろしいでしょうか。

                                   ( 異議なし )

○厚労省 田中安全衛生部長 厚生労働省労働基準局安全衛生部長の田中でございます。皆様、お忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございます。本日も、どうぞよろしくお願いいたします。

 昨年末には、新国立競技場の起工式が執り行われるに至るなど、これから大会に向けた準備が着々と進められていくことと存じます。

 本日の幹事会では、昨年 6 月の協議会で作成された基本方針が各工事で具体化されるよう、基本方針のフォローアップ等について協議をさせていただきたいと存じます。

 建設業の労働災害の状況について触れさせていただくと、長期的には減少してきております。平成 28 年の建設業における労働災害による死亡者数は、この時期の速報値としては、初めて 300 人を下回った状況です。これは、建設業に関わる皆様の、たゆまぬ御努力によるものと承知しております。そうした熱心な御努力に敬意を表したいと思います。

 しかしながら、依然として、建設業は多くの死傷災害が発生していることについては変わりはありません。この現実を直視しまして、安全への取組を更に進めていく必要があると考えております。

 大会施設の建設工事については、基本方針が目指すとおり、快適で安全な建設工事のモデルとして、今後の建設工事に良い影響を与えるものとなるように、ここにお集まりの皆様方と共に取り組んでまいりたいと存じます。本日は、よろしくお願い申し上げます。

 それでは、早速ですが、議事に入らせていただきます。傍聴の皆様におかれましては、カメラ撮影等は、ここまでとさせていただきます。御協力をお願いいたします。

 まず、議題 1 です。議題 1 は協議会開催要綱の改訂についてです。事務局から御説明を申し上げます。

○厚労省 縄田建設安全対策室長 今回は開催要綱の中の別紙と参考の名簿の改訂ということです。別紙を御覧ください。東京 2020 オリンピック・パラリンピックの選手用の宿泊施設として一時使用し、大会後は住宅となる建物を建築する特定建築者に、三井不動産レジデンシャル様を代表会社とする 11 社のグループとなることが、昨年 9 月東京都のほうで決定されております。特定建築者は、都市開発法に基づきまして、再開発事業施行者に代わって建物を建築することになるものです。今回のケースで申し上げると、東京都に代わって、晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業者が発注者となって、選手村の宿泊施設を建築するということになります。

 選手村の宿泊施設も大会施設の重要な一部になることから、今回、同特定建築者に協議会の構成員となっていただくことを、事務局として提案させていただくということです。

 なお、協議会には、三井不動産レジデンシャル東京オリンピック・パラリンピック選手村事業部の野島部長様、幹事会には、同社の福原室長様を、それぞれ協議会ないしは幹事会の名簿に記載させていただいております。以上でございます。

○厚労省 田中安全衛生部長 ただいま御提案申し上げた点ですが、本幹事会、それから上部の協議会に、今、御紹介いたしました三井不動産レジデンシャル様に御参画いただくということで、皆様、御異議はございませんでしょうか。

                                   ( 異議なし )

○厚労省 田中安全衛生部長 ありがとうございます。それでは、そのように決定させていただきます。

 本日御出席の福原様から、一言、御挨拶頂けますでしょうか。

○三井不動産レジデンシャル 福原室長 御承認、ありがとうございます。三井不動産レジデンシャルの福原と申します。よろしくお願いいたします。先ほど御紹介いただきましたように、私ども特定建築者は、東京都から御選定いただきまして、デベロッパー 11 社がコンソーシアムを組む形で特定建築者になっております。その中で、私ども、三井不動産レジデンシャルが代表幹事を努めておりますので、本日、特定建築者を代表して参加させていただいております。

 選手村の中で宿泊施設になる部分の建設、整備を担う形になります。再開発事業の中で、最終的には、分譲と賃貸の住宅を整備する役目になるのですが、その間にオリンピックがありますので、一旦、選手村で使えるような間取りで整備して、オリンピックが終った後、今後は住宅に改修して、分譲・賃貸をするというスキームになります。ですから、選手村は非常に広いのですが、その中で、恒久施設になる部分を担うという形になります。

 先日ですが、着工、準備工事に入りまして、 3 年間の工期でオリンピックを迎えるという形になります。最大で、 3,000 人を超える作業員の方が入っている現場になります。皆様にも御指導いただきながら、無事故、無災害を目指して努力していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○厚労省 田中安全衛生部長 ありがとうございます。続いて、議題 2 の大会施設の建設工事における安全衛生対策の実施状況のフォローアップの仕方について検討させていただきます。事務局から案について説明をお願いします。

○厚労省 縄田建設安全対策室長 資料 2 を御覧ください。最初にフォローアップに当たっての基本的な考え方です。資料 2 の最初の 1 に書いてあるとおり、労働災害等のリスクに対する安全衛生対策の徹底を図るということ。それから、大会施設の建設工事が、今後の建設工事に良い影響を与えていくということを目的として、実施する安全衛生対策の実施状況についてフォローアップを行い、好事例を中心に取りまとめていくこととしております。

 フォローアップの具体的な方法ですが、大会施設の建設工事ごとに安全衛生対策の基本方針に基づく、ここに書いてあります1〜4の事項の実施状況について、年度の上半期・下半期の年 2 回、後ろに付いている様式 1 に沿って事務局まで御報告いただくことを考えております。

 様式 1 を見ていただくと、 1 ページ目は建設工事の概要となります。 2 ページ目から基本方針の 4 つの事項について、それぞれ 4 つか、 5 つ程度の小項目を立てています。それぞれについて対策の実施状況を記載していただく形になっています。

 様式 1 の記載ですが、 2016 10 月から 2017 3 月までの 2016 年度下半期の実施状況を第 1 回の取りまとめとして考えております。ただ、 2016 10 月以前から着工している工事もありますので、その部分については、この第 1 回の取りまとめにその分を含めて記載していただければと考えております。

 次に、度数率についてです。目安として取っていくということで、前回、協議会で決まっていますが、これについて御説明いたします。度数率については、各大会施設工事について、こちらは四半期ごとです。様式 2 によって御報告いただければと考えております。様式 2 を御覧ください。

 様式 2 1 3 とありますが、この部分については、厚生労働省で毎年実施している「労働災害動向調査」で「総合工事業調査」というものがありますが、その調査をそのまま引用しております。元請の方では普段から把握されている場合が多いかと思います。

 様式 2 4 、一人親方等と書いてある所ですが、ここは追加で記載させていただいた事項です。御存知の方も多いかと思いますが、昨年末に議員立法で、「建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律」が可決、成立しておりまして、この中で、政府等において、一人親方等を含めた建設工事従事者の安全及び健康の確保を推進していくということが求められております。そういうこともありますので、元請事業者において、一人親方の災害についても、併せて把握していただいて、御報告いただければと考えております。

 なお、度数率の記載についても、 2016 10 月からということで考えておりますが、それ以前から着工している工事については、その部分を、 2016 10 月から 12 月分と併せて御報告いただければと考えております。

 資料 2 1 ページ目で、 2 (2)(3) ですが、安全衛生対策の実施状況については、事務局で好事例を中心に取りまとめた上で、協議会、幹事会に報告することを考えております。また、度数率については、個々の工事ごとの生データを出すということではなくて、工事全体の集計を取って、それを幹事会、協議会に報告するということを考えております。

 なお、これらのフォローアップの対象工事については、資料 2 の別紙にまとめております。今日現在で、 1 16 の工事がこのフォローアップの対象になるものと考えております。開催計画等に応じて、工事の追加等がある場合もあります。そういった場合には、必要に応じて対象工事の追加といった対応を考えております。

 なお、小規模な仮設工事の安全衛生対策と、大きな工事とはその内容に違いがあるものと考えておりますが、小規模な仮設工事についても基本方針の趣旨を踏まえて、対応していただければと考えております。以上でございます。

○厚労省 田中安全衛生部長 それでは、ただいまの説明に対して、御質問、御意見等がありましたら、お願いいたします。

○大会組織委員会 酒井係長 大会組織委員会の酒井です。今、事務局から御説明があったとおりですが、対象工事の一覧別紙で、仮設施設と書かれているものが組織委員会で整備を予定しています。仮設ですので、整備期間については非常に短期となりますので調書提出の頻度など新築建物とは異なるということで御認識いただければと思います。

 ただ、この番号で 4 番の有明体操競技場については、設計・施工一括発注の契約をしておりまして、工期が約 2 年かかる予定です。ほぼ恒設に近い建物になりますので、四半期に 1 度調書を提出することができるかと思っております。

 追加競技については、青海の青海地区という所で決まっているのですが、まだどのような施設を整備していくかというのは、具体になっていませんので、扱いについては、また追って御相談したいと思います。以上です。

○厚労省 田中安全衛生部長 ありがとうございます。対象工事等の内容、対象が確定次第、また追加していくということになるかと思います。ほかにありますでしょうか。

○労働安全衛生総合研究所 大幢センター長 労働安全衛生総合研究所の大幢です。私から 1 つ提案したいと思います。

 今回、度数率の報告方法について、資料 2 や、別紙の中で確認しているのですが、その管理目標値も検討する必要があるのではないかと考えます。いかがでしょうか。

○厚労省 田中安全衛生部長 報告の対象とすることとなっている度数率の点ですが、これについて何らかの目標設定というのが必要ではないかという御意見が労働安全衛生総合研究所の大幢様からありました。これに対して、御意見等はありますでしょうか。

 進行役が余り発言してはいけないのですが、安全衛生部長の立場から言いますと、少なくとも死亡災害については、ゼロが目標であるべきですし、その他の休業災害についても、やはりゼロを目標にするということは基本的な姿勢として大事かと思います。ただ、現実的なところについては議論もあるかもしれません。少し時間をかけて考える点かと思っております。今日は、御意見として承るということでよろしいでしょうか。

○労働安全衛生総合研究所 大幢センター長 ありがとうございます。

○厚労省 縄田建設安全対策室長 御参考までに、建設工事業の度数率、数値のみを御紹介したいと思います。平成 27 年の労働災害動向調査の結果は、総合工事業全体の度数率が 0.92 、平成 26 年が 0.91 となっています。それから、土木と建築で分けた場合に、土木工事の度数率が、平成 27 年は 1.37 、平成 26 年は 0.88 、同じく建築工事業については、平成 27 年が 0.85 、平成 26 年が 0.92 です。さらに請負金額別では、これは平成 27 年ですが、 10 億円以上だと 0.87 5 億円以上 10 億円未満が 1.05 5 億円未満は 0.99 です。年によって若干ぶれることがあるというのが度数率ということで理解しております。以上です。

○厚労省 田中安全衛生部長 ほかに御意見はありますでしょうか。

○建設労務安全研究会 本多副理事長 度数率の算出方法ですが、現在、休業 1 日以上ということで御指定いただいていますけれども、例えば、熱中症等については、現実、企業あるいは現場によって、若干、差があると思います。少しでも調子が悪くなったら、すぐ病院に連れて行って、点滴を打って、休んでもらうというケースが多いのですが、そういう者も対象なるというように考えざるを得ないのでしょうね。

○事務局 度数率における休業 1 日の定義に関するご質問かと思います。例えば、熱中症の例で申し上げると、熱中症の症状があって、その日は病院に行かれたが、回復されて次の日は現場に出て来て作業に従事された。この場合は、休業 1 日にはならなくて、そういう定義で度数率、動向調査をやらせていただいておりますので、それと同じような扱いをしていただければと思います。

○建設労務安全研究会 本多副理事長 分かりました。

○厚労省 田中安全衛生部長 ほかにありますか。よろしいでしょうか。それでは、いろいろ御意見がありました。大変ありがとうございます。

 先ほど事務局から御説明したフォローアップの案については、御了解いただけるということで、御異議はありませんでしょうか。

                                   ( 異議なし )

○厚労省 田中安全衛生部長 ありがとうございます。そのように決定させていただきたいと存じます。

 続いて、議題 3 、安全衛生スローガン募集事業の東京 2020 参画プログラムへの認証申請についてです。事務局から御説明いたします。

○厚労省 縄田建設安全対策室長 資料 3 について御説明いたします。昨年 6 月の協議会において、安全衛生スローガンを募集する方針が決まりました。一方で、東京オリンピック・パラリンピックに関する用語、名称等については、知的財産として保護されております。スローガンの募集に当たっては、ブランド保護の観点や、大会マーケティングパートナーの合法的なマーケティング活動を阻害しないよう、大会組織委員会様と事務局で相談を重ねてきました。

 大会組織委員会様では、資料 3 の中ほどにある東京 2020 参画プログラムの認証制度というものを実施しておりまして、この認証を受けたプログラムであれば、一定の条件の下でオリ・パラに関する用語等が使用でき、また、参考資料 2-1 1 ページの下にあるようなエンブレム(注:公認プログラムに限る)が入ったマークが使用できるなど、オリンピック・パラリンピックとのつながりを明示し、より効果的な情報発信ができるという御示唆がありました。

 このため、事務局としては、安全衛生スローガンの募集については、東京 2020 参画プログラムとして認証を受けた上で、実施するという方法を取らせていただけないかということで御提案させていただくものです。

 なお、参画プログラムに申請できるテーマとして、資料 3 1 (1) の下のほうで、 8 つぐらいありますが、この中で、建設工事の安全ということで、組織委員会様と御議論した中で、一番ふさわしいのが、「持続可能性」ということではないかということでしたので、安全で、健康に配慮した建設工事を次世代に継承するという視点で、この持続可能性というテーマで申請させていただければと考えております。

 具体的な進め方ですが、資料 3 2 に書いてありますが、協議会の事務局である厚生労働省をスローガン募集の主体者として、それから、協議会構成員や機関、皆様を共同事業者としてスローガンの募集について認証申請を行います。大会組織委員会から認証を受けられれば、厚生労働省のホームページ等を通じて、スローガン募集の告知を行い、応募のあったスローガンについては、協議会において選考・決定するということを考えております。また、決定したスローガンについては、厚生労働省のホームページ等で使用し、周知するとともに、資料 2 の別紙にある大会施設の建設工事の現場内において横断幕等の掲示をしていただき、使用していただくことを考えております。

 スローガンの募集、掲示については、本日は資料 3 にまとめた簡単なものしかありませんが、今後、認証審査の段階で、大会組織委員会様の担当部局様から御指摘等により変更する場合があるかと思いますが、その都度、構成員の皆様と情報を共有し、御相談したいと考えておりますが、このような方針で進めるということについて、皆様の御理解をいただければと思っております。

○厚労省 田中安全衛生部長 様々な制約がある中で、大会組織委員会から貴重な御示唆をいただき、ただいま御説明したような、 2020 参画プログラムへの認証申請という形で対応していきたいということですが、この点について何か御意見がありましたら、お願いいたします。

○日本スポーツ振興センター 下野総括役 日本スポーツ振興センターの下野でございます。スローガンの件ですが、資料 3 2 (4) に「対象工事の現場内で掲示する横断幕その他の掲示物において使用する」と書かれていますが、既に新国立競技場の現場は動いていますので、職長会などで集めた様々なスローガンが掲げられています。ただし、アンブッシュ・マーケティングにならないよう私どもでも気を遣っております。問題ないと思われるものは、掲示を認め現場内で掲げています。そういった掲示物の掲示を否定するものではないか確認させて下さい。

○厚労省 縄田建設安全対策室長 おっしゃるとおりです。

○日本スポーツ振興センター 下野総括役  2 点目の確認事項ですが、現場内で掲示する横断幕その他の掲示物において使用すると書かれていますが、選考されたスローガンは、必ず掲示しなければいけないなど義務化されるのですか。

○厚労省 縄田建設安全対策室長 ここにいらっしゃる機関の発注工事については、スローガンが決まれば、できれば掲示していただき、それにより、建設工事に従事する皆様でオリ・パラの一体感が醸成されればと思いますが。そういう方向で考えていただければと思います。義務化と言うと、ちょっと強いかという感じがしております。

○日本スポーツ振興センター 下野総括役 新国立競技場は、御存じのとおり、工事費の上限が定められており、現時点においても増額は認めず減らせるところがあれば更に減らしていくという姿勢で臨んでおります。受注者も一生懸命頑張りながら努力して事業を進めているところです。そういう事情もあり、あくまでも受注者の理解がなければできない状況にありますので、御配慮いただければと思います。

○厚労省 縄田建設安全対策室長 高額なお金を掛けて立派な横断幕を作ることが目的ではありませんので、決まったスローガンを、例えば黒板とか、お金が掛からないような形で作業する皆様に周知していただくことで、十分意味があるのかと考えております。

○日本スポーツ振興センター 下野総括役 アンブッシュ・マーケティングに該当するかもしれないことから、既に JSC では内閣官房とも協議しつつ組織委員会と調整を進めています。現場の職人さんや作業員の方々が自ら考えたものを掲げていきたいというのが働いている方々の思いですし、現場の士気も高まると思っております。この点についても御配慮いただければと思っております。

○厚労省 田中安全衛生部長 今の御指摘は、スローガンの募集の趣旨にも関わる部分だと思います。現場単位での様々なレベルでの安全衛生の取組、これは、全く私どもとしても是非、やっていただきたいと思いますし、安全衛生がいささかも経費削減の中で後退することのないように、是非、お願いしたいと思っております。

 また、これだけ施設があるわけですので、それら施設の工事全体の一体感を持って、全体で安全衛生のゼロ災を達成していくのだという趣旨にも、是非、御賛同いただいて、現場に携わる一人一人の方に、そういった運動の趣旨が伝わるような工夫をしていっていただければ、非常に有り難いと思っております。よろしくお願いいたします。ほかにございませんか。

○日本建設業連合会 谷田海常務執行役 大半の施設の施工をやらせていただいております日建連の谷田海です。私どもとしてはスローガンと決まったら各社ばらばらではなくて、日建連として、モデルになるそういうものをデザインしたり、統一化しようかと考えております。コストについては、今後、検討しますけれども、広く各現場で行き渡るように、私どもの会議については、そういう形で対応させていただこうかと思っています。

○厚労省 田中安全衛生部長 どうもありがとうございます。それぞれの業界、団体レベルでの御努力、また工夫、是非、よろしくお願いいたします。ほかにございませんか。

 それでは、この議題については、これから認可申請をするということですが、案のとおりでよろしいでしょうか。

                                   ( 異議なし )

○厚労省 田中安全衛生部長 ありがとうございます。議題は以上になりますが、特に何か御発言等はありますでしょうか。

○日本労働組合総連合会 岩崎連絡会議長 連合の岩崎です。私から 1 2 点御要請をさせていただきたいと思います。今日は、組織委員会からも出席されていると思っていますが、昨年 12 月に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会において、持続可能性に配慮した調達コード案、これらの公表をされていました。そして、この公表後に、パブリックコメントを取っているというように思いまして、今、最終調整が行われているのではないかと私どもは認識しています。

 調達コードには、私たち、労働者に関わる人権、あるいは職場の安全衛生を含む労働、そして、苦情処理システムについての基準や運用方法が記載されていると認識しています。是非、これから先の世界の見本となるようなものを組織委員会におかれましては、取組を進めていただきたいと思います。これが、 1 点です。

 もう一つは、調達コードのその他の事項の中に、組織委員会は、東京都及び政府機関等に調達コードを尊重するよう働きかける、このように今なっています。是非、事務局側で検討していただきたいのですが、今後の調達コードの作成の動きを見ながら、この場における情報の共有化を図る中で、調達コードがそれぞれの機関で尊重され、 1 つのオリンピックが、 1 つのルールに基づいて取り組みがされるよう、是非、御配慮を要請させていただきたいと思います。以上でございます。

○厚労省 田中安全衛生部長 ありがとうございます。調達コード自体は、この会議の範疇を越えるというように思いますが、御指摘のように、安全衛生の問題、法令遵守といったところとか、あるいは、仕事と生活の調和の取れた労働環境の整備といったことも記載されていることは事実でありまして、私どもが基礎とします基本方針と通底するところはあると思います。この部分は、こういった場で、必要な情報として共有する事項があれば、参考情報として、今後も共有していきたいと思っております。貴重な情報提供と御意見をありがとうございました。ほかにありますでしょうか。

○大会組織委員会 酒井係長 先ほどの調達コードの件ですが、私どもの組織委員会のほうで持続可能性部という担当セクションがあります。おっしゃるとおり、現時点では調整段階ですが、案の中でそういった形で尊重するように働きかけるということにもなっていますので、このような御意見があったことについて伝えておきます。

○厚労省 田中安全衛生部長 どうもありがとうございます。ほかにないようであれば、この辺で、この会議を終了したいと思います。円滑な議事進行に御協力いただきまして、ありがとうございました。事務局から連絡事項等はありますでしょうか。

○厚労省 野澤安全課長 本日の会議の議事録を後ほど皆様に御確認いただきますので、よろしくお願いいたします。

 また、今後の予定ですが、幹事会の取組や、スローガン募集等の状況報告を兼ねて、協議会を 3 月頃に開催したいと考えております。詳細については、後ほど御連絡させていただきます。本日は、どうもありがとうございました。

○事務局 事務局ですが1点。議題2の中で、組織委員会様から、特に小規模な仮設工事の場合のフォローアップについてお話がありました。フォローアップはある程度大きな工事を設定して、頻度等を決めておりますので、小規模な工事の場合については、また事務局へ個別に御相談いただければと思います。よろしくお願いいたします。


(了)

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