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2017年1月6日 第7回小児がん拠点病院の指定に関する検討会(議事録)

健康局がん・疾病対策課

○日時

平成29年1月6日(金)14:00~15:00


○場所

厚生労働省 専用12会議室(12階)


○議題

(1)座長の選任について
(2)これまでの小児がん拠点病院の指定について
(3)小児がん拠点病院の指定更新について
 ・今回の小児がん拠点病院の指定更新の有効期限の取扱いについて
 ・各小児がん拠点病院の診療実績の概略報告
 ・指定更新についての審査
(4)その他

○議事

 

 

 

 

 

 

 

                   第7回小児がん拠点病院の指定に関する検討会

 

                                      日時 平成29年1月6日()

                                            14:00~

                                      場所 厚生労働省12階専用12会議室


○事務局(渡部) それでは定刻となりましたので、ただいまより第7回小児がん拠点病院の指定に関する検討会を開催いたします。構成員の皆様方におかれましては、お忙しい中お集まりいただきまして誠にありがとうございます。本日事務局を務めさせていただきます厚生労働省健康局がん疾病対策課の渡部と申します。座長が決まるまでの間、進行を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。なお本日急用のため、健康局長、がん対策推進官につきましては、申し訳ありませんが欠席とさせていただきます。

 それでは初めに、会の開催にあたりまして、がん・疾病対策課長の渡辺より御挨拶申し上げます。

○がん・疾病対策課長 がん・疾病対策課長の渡辺でございます。局長が国会用務等々が入りまして、大変恐縮ですけれども私から御挨拶をさせていただきます。

 この度、第7回の小児がん拠点病院の指定に関する検討会を開催させていただきます。開会にあたり一言御挨拶申し上げる次第でございます。構成員の皆様方におかれましては、日頃から、私どもの行政に関して御協力を賜っており厚く御礼申し上げる次第でございます。また、本日は年明け早々、御多用にも関わらず、御参集いただきましてありがとうございます。

 少し中身の話に入らせていただきます。小児がん拠点病院につきましては、平成24年の6月に閣議決定され、第2期のがん対策推進基本計画に基づき整備されたということとなっております。具体的には、小児がん拠点病院等の整備に関する指針に基づきまして、平成252月に全国で15か所の小児がん拠点病院が指定され、平成262月に2か所の小児がん中央機関が指定されたところでございます。平成25年の2月の指定から間もなく4年を迎えるということになり、今回は15か所の小児がん拠点病院に関しまして指定更新の御検討等を先生方、皆様方にお願いできればと思っております。構成員の皆様方におかれましては、今後も引き続きがん対策への御協力、御指導等々、何とぞよろしくお願い申し上げ、私からの御挨拶といたします。本日はよろしくお願いいたします。

○事務局 続いて、構成員の皆様方の御紹介をさせていただきます。恐縮ですが、お名前を呼ばれた際に御起立いただき、一言御挨拶を頂きますようよろしくお願いいたします。一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン理事長の天野慎介構成員でございます。

○天野構成員 グループ・ネクサス・ジャパン、また全国がん患者団体連合会で理事長を務めております天野でございます。よろしくお願いいたします。

○事務局 武蔵野大学人間関係学部社会福祉学科准教授の小俣智子構成員でございます。

○小俣構成員 武蔵野大学の小俣と申します。小児がん経験者の立場で、意見を申し上げたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

○事務局 慶應義塾大学医学部小児外科教授・診療部長の黒田達夫構成員でございます。

○黒田構成員 慶應の黒田でございます。小児外科の立場から参加させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○事務局 秋田県健康福祉部長の田中央吾構成員でございます。

○田中構成員 秋田県庁の田中でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○事務局 埼玉医科大学国際医療センター脳脊髄腫瘍科教授・診療部長の西川亮構成員でございます。

○西川構成員 埼玉医大の西川でございます。脳腫瘍を診ている医者の立場として、いろいろと参加させていただければと思ってまいりました。よろしくお願いいたします。

○事務局 青梅市病院事業管理者兼青梅市立総合病院長の原義人構成員でございます。

○原構成員 青梅市立総合病院の原と申します。全国自治体病院協議会の副会長ということでありまして、病院団体の代表として参加させていただいているという気持ちでおります。よろしくお願いいたします。

○事務局 国立大学法人広島大学自然科学研究支援開発センター教授の檜山英三構成員でございます。

○檜山構成員 広島大学の檜山でございます。日本小児血液・がん学会から代表してまいっております。よろしくお願いします。

○事務局 独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター臨床研究センター長の堀部敬三構成員でございます。

○堀部構成員 名古屋医療センターの堀部敬三と申します。私は小児がんの診療に携わる小児科医の立場、また、研究を推進する立場として参加させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

○事務局 公益社団法人日本医師会常任理事の道永麻里構成員でございます。

○道永構成員 道永と申します。よろしくお願いいたします。

○事務局 小児脳腫瘍の会代表の馬上祐子構成員でございます。

○馬上構成員 馬上です。小児脳腫瘍の患者家族の立場から参加させていただいております。道永先生、檜山先生とともにがん対策推進協議会に参加し、そちらでも患者からの声を届けております。よろしくお願いします。

○事務局 紹介は以上になります。どうもありがとうございました。続いて資料の確認をさせていただきます。それでは順番に申し上げます。

 まず、資料の1として、「小児がん拠点病院の指定に関する検討会」開催要綱。資料2、これまでの小児がん拠点病院の指定について。資料3-1、今回の小児がん拠点病院の指定更新の有効期限の取扱いについて。資料3-2、がん診療連携拠点病院・小児がん拠点病院のあり方に関する検討のスケジュール()。資料4、小児がん拠点病院の診療実績の概略。参考資料1、小児がん拠点病院等の整備について。その他、机上配布資料といたしまして、机上配布資料1、小児がん拠点病院の指定更新申請書。小俣構成員提出資料、2016年度小児がん拠点病院訪問報告。

 以上になりますが、資料に不足、落丁等がございましたら事務局までお申し出ください。資料に不足がなければ、議題(1)「座長の選任について」に移りたいと思います。資料1は本検討会の開催要綱になります。3.その他の(2)におきまして、「本検討会には、構成員の互選により座長を置き、検討会を統括する」とされております。構成員の互選により座長を選任させていただきたいと思いますが、どなたか御推薦をお願いできますでしょうか。

○檜山構成員 私としては堀部先生を御推薦いたします。小児がんに関しては一番造詣も深く、診療あるいは研究面で今、日本をリードされていますし、何よりも我々より年長の方ということもあり、お忙しいとは思いますが堀部先生にお引き受けいただければと思うのですが、いかがでしょうか。

○事務局 ただいま、堀部構成員の御推薦がございましたが、そのほかにはいかがでしょうか。特にないようでしたら堀部構成員に本検討会の座長をお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(各構成員拍手)

○事務局 それでは恐縮ですが、堀部座長、座長席への御移動をお願いいたします。

(堀部座長、座長席へ移動)

○事務局 では、改めまして、堀部座長より一言御挨拶を頂けますでしょうか。

○堀部座長 僭越ではございますけれども、座長を拝命いたしました堀部敬三です。一言御挨拶させていただきます。御存じのようにこの小児がん拠点病院は、第2期がん対策基本計画の中で、日本の小児がんの医療は、必ずしも全ての患者が適切な医療を受けられていないのではないかという懸念の下に、重点課題になって、小児がん拠点病院15施設が整備されました。5年間で整備をするということなので、まだ道半ばかとは思いますが、当初、小児がん拠点病院に与えられた9つの役割について、この4年間を検証しつつ、次のより良い日本の小児がん医療のために、その指定について考えていければよいと思います。忌憚のない御意見を頂ければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

○事務局 ありがとうございました。それでは以降の進行は堀部座長にお願いいたします。なお、以上をもちまして撮影を終了し、カメラを収めていただきますよう御協力をお願いいたします。

○堀部座長 それでは議題(2)に移りたいと思います。まずは事務局よりこれまでの「小児がん拠点病院の指定について」、御説明をお願いいたします。

○事務局 それでは資料の2を御覧ください。小児がん拠点病院の指定につきまして、これまでの経緯を御説明したいと思います。資料21ページを御覧ください。小児がん対策の経緯につきまして御紹介いたします。平成24年の5月から6月にかけて小児がん医療・支援のあり方に関する検討会が開催され、同じ時期に第2期がん対策推進基本計画が閣議決定されております。その後、9月に小児がん医療・支援のあり方に関する検討会の報告書が取りまとめられ、11月から翌年1月にかけまして小児がん拠点病院の指定に関する検討会が開催され、平成252月に小児がん拠点病院が15施設選定されました。その後、平成2512月に再度指定に関する検討会を開催いたしまして、平成262月に小児がん中央機関が2施設選定されております。平成267月には、小児がん拠点病院の指定に関する検討会を再度開催し、整備状況にかかるヒアリングを実施しております。その後、がん対策推進基本計画の中間評価を取りまとめ、「がん対策加速化プラン」の策定が行われました。

 次のページを御覧ください。1の第2期がん対策推進基本計画におきまして、初めて「小児がん」が記載されたわけですが、こちらに記載の概要を挙げております。小児がんに関する個別目標といたしまして、小児がん患者とその家族が安心して適切な医療や支援を受けられるような環境の整備を目指し、5年以内に、小児がん拠点病院を整備し、小児がんの中核的な機関の整備を開始することを目標といたしておりました。

 続けて下の2、小児がん医療・支援のあり方に関する検討会報告書の概要を簡単に御説明いたします。まず1番目、小児がん医療・支援のあり方につきましては、中核機関を中心として、地域ブロックごとに拠点病院を整備する等の記載があります。中核機関に期待される役割について、また、拠点病院に期待される役割について報告をまとめ、拠点病院の当面必要な数につきましては、全体では10機関程度が適当であると報告されております。6番目に、小児がん拠点病院の要件につきましても、こちらでまとめております。

4ページの3、小児がん拠点病院の主な要件。こちらに指定要件の概略を示しております。まず診療機能といたしまして、集学的治療及び緩和ケアを提供する体制を有すること、キャンサーボードを設置していること等が挙げられております。診療従事者の配置といたしまして、医師や薬剤師の配置の要件が決められております。また、医療施設の要件としまして、放射線療法に関する機器を設置すること等が挙げられております。診療実績といたしましては、固形腫瘍年間新規症例数が10例程度以上(うち脳、脊髄腫瘍が2例程度以上)、造血器腫瘍が年間新規症例が10例程度以上と指針に記載されております。その他、学会認定施設であること、情報の収集提供体制として相談支援センターを設置すること、院内がん登録を実施すること等が決められております。臨床研究の体制が整っていること、療育環境の整備として保育士が配置されていること、教育支援が行われており、遊戯室等も設置され、長期滞在施設が整備されていること等が挙げられております。

 続いて5ページ、4の小児がん拠点病院の地図を御覧ください。現在、全国に15か所の小児がん拠点病院が指定されております。6ページ、5小児がん中央機関と小児がん拠点病院の整備につきまして、こちらに挙げております。小児がん中央機関は国立成育医療センターと国立がん研究センターの2つになりまして、国立成育医療センターでは相談支援の向上に関する体制整備、情報提供、診断支援(放射線診断、病理診断等)、小児がんの登録体制の整備、人材育成、連絡協議会事務局といった役割を担っております。国立がん研究医療センターは、情報提供、小児がんの登録体制の整備、人材育成の役割を担っております。拠点病院同士は、連絡協議会において連絡を取り、各地域ブロックにおきましては小児がん拠点病院を中心に、地域小児がん医療提供体制協議会という形で、それぞれの地域で連携して小児がんの診療を行う体制を取っております。以上になります。

○堀部座長 ありがとうございました。それでは続けて、議題(3)「小児がん拠点病院の指定更新について」に移りたいと思います。事務局より今回の小児がん拠点病院の指定更新の有効期限の取扱いについて、御説明をお願いいたします。

○事務局 それでは、資料3-1を御覧ください。今回の小児がん拠点病院の指定更新の有効期限の取扱いにつきまして、御説明いたします。第58回のがん対策推進協議会におきまして、次のような意見がありました。集約化される医療機関が全ての要件を満たす必要はなく、個々のがん種に応じた集約化の体制を構築すべきではないか。小児がん・希少がん・AYA世代のがんの連続した診療体制を整備すべきではないか。小児がん拠点病院とがん診療連携拠点病院等との連携を進めるべきではないか。

 そして現在、小児がん拠点病院等の整備指針、こちらは参考資料1になりますが、4年ごとの指定更新になっております。このまま行きますと、通常は平成332月までの指定期限となります。一方、多くのがん診療連携拠点病院、成人を中心とするがん診療連携拠点病院等の指定期限は平成313月までと、約2年間のずれがある形になります。そしてまた、今後、拠点病院の指定要件等を見直す際には、小児がん拠点病院とがん診療連携拠点病院等のそれぞれに、どのような機能を持たせるかについて議論される可能性があり、両者の整備指針の改正と指定時期を一致させたほうがよいと考えられます。そこで、今回の「小児がん拠点病院」指定の有効期限につきましては、「がん診療連携拠点病院等」に合わせて、暫定的に平成313月までとしてはどうかと考えております。

 また資料3-2を御覧ください。こちらはがん診療連携拠点病院・小児がん拠点病院のあり方に関する検討のスケジュール()を示しております。6月に次期がん対策推進基本計画が策定予定となっており、その後、がん診療提供体制のあり方に関する検討会と小児がん医療・支援のあり方に関する検討会が開催予定となっておりますが、こちらが同じタイミングで指定要件等について議論され、小児がん・希少がん・AYA世代のがんを連続した診療体制に整備するために連携する形にできればと考えております。そして、がん診療連携拠点病院整備指針と小児がん拠点病院整備指針の改正を同じ時期に行い、準備期間を経た上で指定検討会を経て、平成31年度から新指針に基づく運用で開始できればという形で考えております。以上になります。

○堀部座長 何か質問や御意見はございませんでしょうか。

○西川構成員 全く不案内なので、ちょっと見当外れな質問かもしれないのですが、資料2を拝見しますと、小児がん拠点病院の選定は平成25年に15施設ということですよね。今の話だと次の選定が平成33年ということだと思うのですが、ということは、平成29年に1回見直しがあるということなのですか。任期というのですか、期間が4年という話だったのですが。

○事務局 そうです。指定期間は4年間になりますので、今の指定期間は平成252月から平成292月、来月までとなっております。そして、また同じように4年間更新した場合は、平成29年の4年後ですので。

○西川構成員 では、平成292月の分は自動的に更新になるという理解なのでしょうか。

○事務局 指定の更新は、本日議論する形になりますが、今の整備指針にそのまま従いますと、4年間の指定期限という形になりますが、今回は成人を中心とするがん診療連携拠点病院に合わせるために、約2年間という形にすれば、両者が合わせられると考えております。

○西川構成員 ということは、2年間延ばそうという御提案と理解してよろしいですか。

○事務局 今回のは4年間を2年にしようという形です。

○西川構成員 4年間を6年にしようではないのですか。

○事務局 最初の平成252月から考えますと、6年という形になりますが、指定は4年で一旦区切りを付けて、新たにまたプラス2年間という形になります。

○堀部座長 座長が言っていいものかと思いますけれども、指定期間は4年ですので、今回が更新の審査の会であり、そのために、今、皆さんにお集まりいただいています。

○西川構成員 それと、この今のお話は別という意味ですか。

○堀部座長 いや、別ではありません。更新です。今、事務局から御説明がありましたように、4年という規定があるので、次の指定期間も4年になるところを2年にしたいという御提案をいただいたので、それはいかがですかと、今、諮っているところです。

○事務局 資料3-2の上の矢印を御覧いただければと思います。今回の指定更新を行った場合、通常ですと平成292月、来月から4年間ですので、平成332月という形になります。ただ、今回は多くのがん診療連携拠点病院の指定期間が平成313月となっております。そこに合わせるために約2年間と、4年を約2年という形にすると考えております。

○西川構成員 これで引き下がりたいのですけれども、大変申し訳ないのですが、では、平成292月は自動的にそのまま持越しになるという理解、決まったことということでしょうか。

○がん・疾病対策課長 平成292月から更新するかどうかの審議を、今日、正にしていただくというお話です。そこがちょっと説明で薄くなっていましたので、今日は、平成292月からの更新でいつまでの有効期限としますかということで、この表で2年前倒しにしたほうがいいのではないかという御相談です。前段のところの説明がちょっと薄くなっていたかもしれませんけれども、そういう話です。

○西川構成員 お時間を取らせて申し訳ありません。

○事務局 ちょっと説明が不十分だったかもしれませんが、指定更新についての審査は、この後の議題のほうになっていますので、そちらで審査いただければと思います。

○堀部座長 そのほか御質問はありませんか。

○馬上構成員 このスケジュール案で指定要件などについて、がん診療提供体制のあり方に関する検討会と、小児がん医療支援のあり方に関する検討会が連携するというような形で書かれているのですけれども、これはどのような形で連携されるのでしょう。合同会議とか、そういったことになるのでしょうか。

○事務局 その辺り、まだ詳細は決まっておりませんが、今後、詰めていきたいと思っております。

○馬上構成員 それは結局、希少がんとか難治がんとか、小児がんとかAYA世代、若年成人がオーバーラップするところがあるので、そういったところを連携して考えていく必要があるということで、考えられているということですか。

○事務局 そうですね、連続した体制で見るために、そういった形になります。

○馬上構成員 分かりました。

○堀部座長 そのほか御意見をお願いします。

○田中構成員 ちょっと事務局にお伺いしたいのですけれども、今の15の小児がん拠点病院で、成人のほうのがん診療連携拠点病院と兼ねているものが幾つあるのか、あるいは両者が同時更新になる場合に、例えば、病院の負担というのはどういう軽減が期待できるとか、そういうメリットがあるかどうか、その辺を教えてほしいのですけれども。

○事務局 まず、今の15拠点の中で、およそ半分が大学病院等になっていたかと思います。こういった大学病院は、がん診療連携拠点病院を兼ねている形かと思います。その他のこども病院に関しては小児という形になります。実際、大学病院等への負担でありますとか、そういったところは、まだ十分に評価しておりませんが、基本的には病院に負担がないように、むしろうまく診療が進むようにできればと考えております。

○堀部座長 よろしいですか。そのほか御質問、御意見はありませんか。

○馬上構成員 しつこいのですけれども、西川先生もおっしゃっていたのですが、同じスケジュールにして指定していくことのメリットというのは何かというのを、もう一度、ちょっと教えていただきたいのですが。

○事務局 基本的には拠点病院の指定要件ですね。例えば、医療従事者の配置でありますとか、診療の実績でありますとか、指定要件を同じタイミングで議論することで、例えば、希少がん、AYA世代のがんでありますとか、そういったがんが小児から成人まで連続した形で議論されて、お互いの指定要件に同時に反映させることができるということがメリットかと考えております。今のままですと、2年ずれていると、本当にちぐはぐと言いますか、タイミングが全く異なった状態でそれぞれ進んでしまうということになりますので。

○堀部座長 そのほかはありませんか。

○檜山構成員 恐らく大阪市立総合医療センターも成人を診られている施設だと思いますが、こういう施設と、小児だけに特化しているというか、こども病院みたいなものから、今、小児がん拠点病院を作られているわけですけれども、今回、同時に見直しされるということです。ここに58回の協議会の意見が書かれていますが、いわゆる希少がんに特化した拠点病院とか、AYA世代がんとか、そのほかに特化した、ある意味では脳腫瘍に特化したような拠点病院も一応検討されるということなのでしょうか。それともう1つは、中央機関に関してはどういう形で見直しを検討する必要があるのかということも、ちょっと併せて教えていただければと思います。

○がん・疾病対策課長 資料3-2をもう一度御覧いただければと思います。成人のほうからいきますと、成人のサイクルが、この6月予定で基本計画策定後、がん診療提供体制に関する検討会でしっかり議論していこうということです。小児がんのほうは今回6年目ということで、2回目ということです。ちょっと個人的なイメージも入るのですけれども、ここのところの議論はかなり大きなドラスティックな議論になっていくのではないかと思います。5年やってきて、そのときの反省点とか課題とかがいっぱい出てくると思いますので、そういうのをできるだけ拾い上げながら、少し大振りな議論になっていくということではないかと思っています。ですから、先生が言われたことは、検討課題に入っている中での今後の検討というようなことかと思っています。

○堀部座長 そのほか御意見はいかがでしょうか。

○檜山構成員 ですから、すごくそれはドラスティックなことを恐らく検討しなければいけないので、この2年の間で本当に可能なのかというところはちょっと。非常にいいことだとは考えていますが、それをかなり急激にドラスティックに行うということになると、かなり検討項目もたくさんになるのかなとちょっと思ったので、質問させていただきました。

○天野構成員 1点質問なのですが、小児と成人の拠点病院の時期を合わせるということは、その意義は理解したのですが、例えば成人の場合は、新たに拠点病院の指定等をする度に、例えば、新しい病院から手挙げがあったりして、そういった所についても審査がされたりすることがあるかと思うのですが、この後御説明があるかもしれないのですが、議事を見ると指定更新の審査となっていて、例えば新しく小児がん拠点病院に、自分の所も手を挙げたいといった病院の指定などは、今回は考慮されていないというか、そういった予定はないということなのでしょうか。

○事務局 今日の更新に関してですか、それとも次回の更新でしょうか。

○天野構成員 今の時期は平成292月に切れますよね。そうすると、また新しく今回の会議で時期を合わせるために2年にするという意義は理解したのですが、一旦期限として切れるわけで、そうすると、例えば成人とかですと、新たに、例えば都道府県等の推薦を経て、成人のがん診療連携拠点病院等に手を挙げるような施設が出てくると理解しているのですけれども、小児がんの拠点病院については、そういった施設、手挙げとか、そういったことを考慮するというか、対象とするということはあり得るのでしょうか。

○事務局 小児がん医療・支援のあり方に関する検討会の中で、新たな施設の指定が必要となった場合はもちろん指定する可能性はありますが、もともと小児がん拠点病院は全国で10施設程度の指定という形で検討会の報告に上がっておりますので、大きく増えることはないかと思いますが、可能性としてはもちろん、議論の結果であり得るかとは思います。

○天野構成員 となると、今回、平成292月は先ほど西川構成員からも御指摘がありましたが、既存の施設の更新のみを議論するというのが、事務局のお考えということでよろしいですか。

○事務局 本日は、既存の15施設の指定更新のみを議論する形になります。

○堀部座長 よろしいでしょうか。ほかにありませんか。

○黒田構成員 皆様の意見と大体同じなのですけれども、更新をそこで一緒に合わせることの前に、具体的な小児がん拠点病院とがん診療連携拠点病院の連携の仕方のことを、もう少し議論したほうがいいのではないかと思うのですけれども。私自身は国立小児病院にずっと長いこといたのですけれども、その間でどういう形で、成人領域とまるで扱っているものも違いますし、それから、先ほど人員配置の話も出ましたけれども、人員配置も違って、その中で出てくるのは、例えば二次がんの問題ですとか、それから希少がん、AYA世代のがんと、ほんの一部のところがつながっているので、それぞれを同時に連携して、同じときに指定するというメリットがちょっと、今ひとつ、理解できなかったのですけれども。

○事務局 黒田先生のおっしゃるとおり、実際に成人のがん診療拠点病院の指定、医療提供体制と小児がんとか、どのように連携して議論するかというのは、今後の課題とは考えております。また本日は指定の検討会になりますので、その辺り詳しく議論することはできませんが、今後、御意見を参考に十分に議論して進めていきたいと思っております。

○堀部座長 ほかに御意見はよろしいでしょうか。この連携のあり方については、この資料3-2の左下に書かかれていますように、小児がん医療・支援のあり方に関する検討会で、恐らく議論していくと理解しています。

○事務局 そうですね、あり方に関するほうで。

○堀部座長 本会は指定に関する検討会ですので、指定に関して検討を進めます。事務局から説明がありましたように、今回、新規の募集はされていないと伺っており、15機関の更新について検討するということで、次の指定期間を4年から2年に変更するという御提案がありました。その背景、意図は、今説明されたようにがん診療連携拠点病院との連携を含めて検討するため指定更新時期を合わせるとのことです。今回の小児がん拠点病院の指定の有効期限について平成313月までとすることについて、この指定の検討会で決議しなければなりませんが、この事務局の御提案のとおりでよろしいでしょうか。

 特に御異議がなければ御説明いただいた方針で、今回の指定の更新は2年間ということで決議し、次の更新作業に移りたいと思います。

○檜山構成員 それでよろしいと思いますが、小児がん拠点病院辺りと今の話がどういう経緯でそのようになったのかというのをきちっと御説明いただいて、4年を2年にするとしていただいたほうが皆さんに分かりはいいかなと思いますので、その辺、事務局、よろしくお願いできたらと思います。

○堀部座長 今の件に関して、事務局から最後のまとめとして、もう一度4年を2年にする理由について御説明し直していただけませんか。

○事務局 繰り返しになりますけれども、今後の小児がん拠点病院と成人のがん診療連携拠点病院とに、それぞれどのような機能を持たせるかについて、指定要件を見直す際に両者の整備指針の改正と指定を一致させる形で議論したほうが、より効率的に進むのではないかという形で考えまして、今回は、がん診療連携拠点病院の指定期間に合わせて、約2年間の指定という形で進めたいと考えております。

○堀部座長 よろしいでしょうか。繰り返して事務局のほうからまとめていただきましたが、そうしましたら、今回の指定の有効期限について、平成313月までとするということで進めたいと思いますが、御異議はありませんでしょうか。

 特にないようでしたら、その有効期限で次の指定更新の審査に移っていきたいと思います。今回、15か所全ての小児がん拠点病院より指定更新の申請がありました。審査に当たっては、事務局にてその審査書類の確認を行いまして、全ての病院で指定要件を満たしていることを確認していただいております。

 まず、この指定要件を含む各小児がん拠点病院の診療実績の概略について、現況報告書より主要項目をまとめておりますので、事務局より御説明をお願いいたします。

○事務局 それでは資料4を御覧ください。小児がん拠点病院の診療実績の概略を平成28年度、今年度の現況報告書よりまとめております。まず、診療実績として、18歳以下の初発診断例、平成27年の1年間を最初にまとめております。造血器腫瘍、固形腫瘍、うち脳・脊髄腫瘍という形で分けておりますが、造血器腫瘍に関しては10例程度以上、固形腫瘍に関しても10例程度以上、うち脳・脊髄腫瘍に関しては2例程度以上という形で指定要件が定まっております。どの拠点病院もおよそこの数を満たしていることを確認しております。

 そして、また、参考までに小児がん拠点病院15拠点で、これらの診療数を合計しますと、症例数が1,000という形で、その下に括弧で記載しております平成23年、26年の経緯を見ますと、小児がん拠点病院で診ている症例数は増加傾向という形で集約化が進んでいることが伺われます。

 その他、必須となっている要件につきまして説明いたします。長期フォローアップ体制の構築、緩和ケアチームの設置、セカンドオピニオンの提供体制、診療従事者、医師、薬剤師等の配置要件、キャンサーボードの定期開催や院内がん登録の実施、これらはどの拠点病院でも条件を満たしておりました。そして、臨床試験・治験の件数、また臨床研究の件数を参考までに挙げております。そして、相談支援センターの設置、こちらも必須の要件になっておりますが、こちらは小児がんに関係する相談件数という形で記載しております。保育士の配置に関して、こちらも必須要件になっていますが、どの拠点病院でも配置が行われております。また、家族等が利用できる長期滞在施設につきましても、全拠点病院で整備されております。

 続いて2枚目を御覧ください。こちらは必須の要件ではありませんけれども、配置が望ましいとされている療養を支援する人材として、チャイルドライフスペシャリスト、小児科領域に専門的知識を有する臨床心理士の人数、また、同じく専門的知識を有する社会福祉士の人数を挙げております。チャイルドライフスペシャリストにつきましては、15拠点中9施設の配置となっております。こちらは従前から見ますと徐々に微増傾向となっておりますが、まだ全施設への配置には至っていないという状況になっております。

 続けて3枚目を御覧ください。こちらは各拠点病院の長期フォローアップ外来・移行期医療の状況に関して概要をまとめております。長期フォローアップ外来につきましては、造血幹細胞移植後のフォローアップが中心という所が多い形ではありますが、各拠点病院で対応状況は異なりますが、長期にわたってフォローアップできる体制が確立されているという形になっております。また、移行期医療につきましては、一部の病院で一定の年齢に達した患者様を、成人科へ移行するといった方針で取り組まれている病院も見受けられております。

 以上、簡単ではありますが、診療実績の概略を報告いたします。

○堀部座長 それでは、続いて机上配布資料1を御覧ください。これは「小児がん拠点病院の指定更新申請書(病院機能)」と題したものです。こちらは各病院の平成28年度現況報告書の病院機能に関する部分の抜粋になります。

○事務局 補足になります。先ほど最初に御確認いただいた机上配布資料に加え、途中で、新たに追加でお配りしているものがありますので、こちらも併せて御覧ください。

○堀部座長 分厚い各病院の資料も後で配布されております。資料のAの表示がある項目につきましては必須要件となりますが、事務局において、全ての病院で条件を満たしていることを確認しております。構成員の皆様から指定要件に関して特に御異論がなければ、この15か所全ての小児がん拠点病院の指定更新を承認したいと思いますので、しばしの間、御確認を頂きまして、何か質問がありましたら事務局にお答えいただきますので、よろしくお願いします。

○小俣構成員 資料4でお伺いしたいのですが、1ページ目の相談支援センターの設置の所で1年間の件数とありますが、これはどういう形でのカウントになるのでしょうか。かなり差が見られるので、その辺を教えていただければと思います。

○事務局 こちらは現況報告書に記載の件数になっておりますが、小児がんに関係する相談支援件数ということで、確認を取って件数は記載しておりますけれども、そのカウントは、どこからが相談に入るかというところは、定義が不明確なところもありますので、今後、正確な比較のために定義を正確にする必要があるかと考えております。

○小俣構成員 是非よろしくお願いいたします。

○堀部座長 この相談件数は小児がんに限った件数ですか。

○事務局 小児がんに限った件数という形では確認を取っています。

○堀部座長 確認を取られているということですね。

○事務局 はい。

○馬上構成員 私も資料4で少し質問があります。まず、上の表で18歳以下の初発診断例ですが、先日のがん対策推進協議会で、15歳から39歳までAYA世代というような定義があったのですが、そこで御研究の発表者にちょっとお伺いしましたら、15歳までが小児の保険診療が通っているというお話でした。この18歳以下という年齢はどのような基準で出されてきたのか。18歳以下だと、小児という考え方は20歳以下となりますので、小児がんの患者について正確には表していないものなのかどうかをお伺いしたいと思います。あとはちょっとまた後で。

○堀部座長 先に、このことについて事務局からお答えください。

○事務局 18歳以下となった経緯というか、なぜこの基準になったかは、また確認して後ほど御回答できればと思います。

○堀部座長 続けて馬上構成員、お願いします。

○馬上構成員 脳腫瘍の患者家族として申し上げると、造血器腫瘍、固形腫瘍は順調に増えているのですが、なぜか脳・脊髄腫瘍だけ、27年度は大幅に減っているのですけれども、どなたか理由を御存じの方がおられたらお伺いしたいという点と、あと臨床試験・治験の件数が非常にたくさんあるのですが、この臨床試験というのは、拠点病院を中心になされているのか、それとも全く違った形でなされているのか、その状況についてお伺いしたいと思います。

○事務局 まず、脳・脊髄腫瘍の件数が、平成23年、26年、27年の経過で、27年において減少しているという御指摘がありましたけれども、私も少し疑問を持ちまして、全件数を一応確認したのですが、こちらは間違いないということです。ただ、この造血器腫瘍又は固形腫瘍の数に比べるとやはり数が少ないので、統計学的な変動の幅というのがどうしても大きくなるためではないかというように解釈しております。

 臨床試験や治験、臨床研究がどういった内容であるかというところも、現況報告書には、主要な研究や治験の内容を記載できる範囲では記載されておりますが、多岐にわたっておりますので、一概に今ここでお答えするのは難しいという状況です、すみません。

○馬上構成員 お伺いしたかったのは、拠点病院になって研究が進んでいるか、又は集約が進んで更に研究が進んでいるかということがしっかりなされているかどうかということですけれども、この現況報告ですと、恐らく申請ベースで、すごく細かいことについては余り書かれていないために、そういった分析をするのがすごく難しいのではないかということで、以前、小児がん拠点病院連絡協議会で、やはり拠点病院の評価をするようなお話がありましたので、そうしたことも是非進めていただければ、今後の指定検討についても進むのではないかというように思っております。

○事務局 是非今後の参考にできればと思います。ありがとうございます。

○堀部座長 そのほか、ありませんか。

○天野構成員 今の馬上構成員の意見とも関連するのですが、本日事務局から提出していただいている資料については指定要件は全て充足しているという報告があったので、この検討会で指定の継続をするかどうかという議論に関しては、今はもう全て満たしている以上は継続をするという結論になってくるものと思うのです。一方で今、馬上構成員から御指摘があったように、実際の質を見ていく必要があると思っていまして、例えば成人のがん診療連携拠点病院については、総務省の行政監査の現況報告では充足しているという記載がある一方で、一部の拠点病院においては、実情が伴っていないという指摘があると理解しております。

 小児がん拠点病院についても現場の先生方に御尽力いただいているとは思うのですが、一方で、例えば長期滞在施設についてもそれぞれの施設が全て充足しているということになっていますが、実際の患者さんや御家族のお話を聞いていると、必ずしもそうではないという意見もあると聞き及んでいますし、そうした実際の小児がんの拠点病院のそれぞれの質について、厚生労働省で何か把握するような、例えば厚労科研とか、そのような取組というのは今されているのでしょうか。

○事務局 小児がん拠点病院の診療の質につきましては、今御指摘がありました厚労科研においては、国立成育医療研究センターの松本先生を中心とする班研究において、診療の質を評価するインデックスを設けて、実際それぞれの診療実績とか、細かい一つ一つの、例えば化学療法のレジメを審査する体制がどうであるかとか、そうした一つ一つに関して、拠点病院の評価を行っております。今後どういった指標が質の担保に必要かというところは研究班の成果を参考に詰めていければと考えております。

○天野構成員 もう既に研究班があるのであれば、是非そういった成果等についても、内容をこうした公的の会議の場で提示いただいて、より良い小児がん拠点病院のあり方、また質の向上というものにつなげるようにしていただきたいと思います。

○檜山構成員 この表を見ると、各構成員が言われるように、臨床試験・治験の件数とか、相談件数は何を見ているのかよく分からないというところは確かにあると思うのですが、そういうところの内容をきちんと把握して評価をすべきだとは思うのです。もう1つ、この中央機関からの評価というのは今回は特にはないのでしょうか。恐らく国立成育医療研究センターや国立がん研究センターは、ある程度拠点病院の方と連絡を取りつつ、各拠点病院が小児がんに対してこういう診療をされているという情報をお持ちではないかと思うので、そういう所からの評価から何か我々にインフォメーションを頂けるというようなところはないでしょうか。

○事務局 本日に関しては指定の検討会という形で、ちょっと中央機関からのコメントは用意しておりません。

○馬上構成員 この表の項目については納得しているのですけれども、先達てのがん対策推進協議会での松本先生のお話では、40%ぐらいの方が拠点病院に来ているのではないかということでした。ですけれども、成人の拠点病院では70%ぐらい、結構多くの方がその拠点病院で専門の治療を受けられているということで、私も患者家族の方からお話を聞いてみますと、やはり拠点病院を知らなくて、そこに行き着いていない方がおり、そういう方に関しての対策がなかなか進んでいないのではないかと思いました。この項目はすごく大切だと思うのですが、そういうことに関しても是非御配慮いただきたいと思います。

○西川構成員 お話が少し戻るのですが、先ほど少し前に馬上構成員が、脳腫瘍の数が減っているのはなぜかという御質問があって、統計的な揺らぎというかばらつきだろうという御説明がありました。しかし、客観的に見まして、脳腫瘍に関しては、集約化が進んでいないというように恐らく取るべきなのではないかと、臨床の現場の実感としても、また世間から聞こえてくる話からも思います。ただ、この会はそういうことを議論する場ではないというようなお話が先ほどちらっとあったようにも理解しておりますので、今回のこの更新ということに関しては、その基準が満たされていればいいのかもしれませんが、一応、このデータを見せていただいた以上は、脳腫瘍をやっている人間として、そこは一言発言させていただきたいと思いました。

○田中構成員 無知なところは御容赦いただきたいのですが。集約化を1つ進めるために、小児がん拠点病院という形で広告が必要になると思うのですが、医療法上の広告規制で、これは看板を掲げても大丈夫だという対処ができているのかどうかだけ教えていただきたいのですけれども。

○事務局 医療法上の規制という形はちょっと。

○がん・疾病対策課長 広告については指定書が出ているので、それを掲げるようになっています。それと、先生や田中構成員が言われた医療法上の広告とは直接関わるのか関わらないのかちょっと即座に、即答できかねますが、医療法上の広告ということで言うと、これだと直接リンクはしないのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

○田中構成員 医療法上、小児がん拠点病院というように看板を掲げることができるかどうかだけ承知したいのですけれども。

○事務局 整備に関する指針で、参考資料13ページに記載されています5番の所ですが、こちらに「院内の見やすい場所に拠点病院である旨の掲示をする等、小児がん患者及びその家族に対し必要な情報提供を行うこととする」とありますので、基本的には拠点病院であることが分かるようにするとされております。

○堀部座長 そのほか、いかがですか。

○道永構成員 また資料4に戻るのですが、概略の中に教育支援の項目を作っていただきたい。全部○だとは思いますが、それを加えていただきたいです。小児がん拠点病院では教育支援がとても大事だと思いますので。

○堀部座長 そのほか御質問、御意見はありますか。

○原構成員 私もこの15施設の認定制度は、全然問題ないと思っていますけれども、幾つか質問させていただきたいのです。この「チャイルドライフスペシャリスト」というのは日本で養成するシステムはあるのか、というのが1つ。

 あと、本当に無知で申し訳ないのですが、小児がんの患者さんの長期フォローアップというときには、小児がんを専門にやられている先生が、最終的にその患者さんが亡くなるまでフォローアップをするという意味なのか、あるいはこれはある一定の年齢になったらその疾患の得意の内科系、外科系、成人科に引き継いでいく、小児の先生はもう直接は携わらない、フォローーアップも成人科に任せていくというような考えなのか、あるいは小児科の先生が最後までフォローアップして、そういうがんの転帰をしっかり見極めていくと、そういう考えなのか、その辺を少し教えていただければと思います。直接この更新とは関係ないのですが、この2つの点を教えていただければ。

○事務局 まず最初のチャイルドライフスペシャリストに関しましては、基本的には北米の大学院を卒業して北米で得られる認定資格と聞いております。なかなか国内だけで取得できる、認定される資格ではないということで、人数が限られていると伺っております。

○がん・疾病対策課長 2点目ですが、お手元の参考資料1の「小児がん拠点病院の整備について」という局長通知がありますが、そこに少し記載がありまして、2ページのI3(8)になります。「地域の中で長期にわたって、患者及びその家族の不安、治療による合併症及び二次がんなどに対応できる体制を整備すること」というようなことが基本になって、このデータ集計になっておりますので、先生御指摘のところの、小児の先生が最後まで診るのかどうかというところは厳密には書いてないということです。こういう中でカウントが出てきているというところの数字だと御理解いただければと思います。

○檜山構成員 今の課長の発言に付け加えますが、いわゆる先天異常とか神経疾患とかいう方は、小児の方がずうっとフォローアップされるという状況なのですが、小児がんや小児造血器腫瘍の場合は、ある程度小児の先生がずうっと診ないといけない面と、成人の方に移行しないといけない内分泌性疾患とか妊よう性とか、そういう方たちは成人科の方がいないとできないという、両面があるというように御理解いただければいいので、今後恐らく次のあり方検討会のところで検討されるのではないかと思いますし、そういう長期フォロー、あるいは移行期医療に関してはどういう体制がいいのかというのは、次の課題として恐らく検討されるのではないかと思います。非常に重要な課題だと思いますので、我々も一緒に検討させていただければと思います。

○堀部座長 そのほか、よろしいでしょうか。

○馬上構成員 檜山先生のお話に少し関連しまして、やはり晩期合併症の実態が把握されていないと患者家族は思っておりまして、特に内分泌と高次脳機能障害について知っていらっしゃる先生が少ないということがありまして、なかなか適切な合併症治療がなされていないことがあるので、そうした長期フォローアップの拠点病院の対策を見ましても、当然患者さん一人一人治療が違うので、様々な形で長期フォローアップということはなされるべきだと思うのですが、ある程度検査項目とかフォローアップスケジュールとか、そういうものを統一して示していただけると患者側はすごく有り難くて、脳腫瘍の場合は、高次脳機能障害とか何も言われていなかったときがありまして、皆さんすごく苦労していろいろな所を回られていますので、そうしたところを患者家族にも示していただきたいと思っております。その長期フォローアップガイドラインというのは、今出ているのでしょうか。

○堀部座長 檜山構成員、よろしいですか。

○檜山構成員 堀部先生のほうがお詳しいかもしれませんが、一応ガイドラインは出ております。ただ、おっしゃるとおり、ここに字面としては書かれているのですが、ある意味で、拠点病院の中でも非常に進んでいる所もあるし、そうでない所もあるという御指摘も頂いているところですので、学会としても、今回の検討会とは特に関係ないのですが、長期フォローアップ、移行期医療に関しては、厚労省の御支援を頂いて来年度から研修会を開いて、とにかくそういう長期フォローアップ体制の形の、ある程度底上げをするということと、拠点病院だけでは無理なので、長期フォローあるいは移行期医療に関しては一定のネットワークをきちんと作っていただいて、というようなところを学会としては支援していきたいと考えています。いうことで、次期の2年後に向けてもそういう情報をどんどん入れて、今回ではなく次期の拠点病院には、そういう長期フォローをきちんとしていただくという体制を目指して検討していただければと思います。

○堀部座長 この席で小児科医は私だけですので、少し補足させていただきます。長期フォローアップのガイドラインは、我が国では、日本小児白血病リンパ腫研究グループの中の長期フォローアップ委員会が、まずアメリカの英語版を翻訳し、その後、日本の実情に合わせた長期フォローアップガイドラインを2年前に出版しました。そのため、このガイドラインは小児科医にはかなり周知されていると思いますが、日本の小児がんの診療に必ずしも小児科医が全て関わっているわけではありません。それぞれがんを専門とする外科系の先生方もフォローアップをされていますので、それらの先生方に周知されて初めてフォローアップのガイドラインが全体に周知をされた状況になると思います。

 それから、研究グループについても、現在、血液と固形腫瘍のグループがJCCGと呼ばれる日本小児がんグループに統合されています。長期フォローアップ委員会もその下で拡大していますが、まだ外科系の先生方と情報共有が進んで現場に情報が浸透するところまでは至っていないと思います。その辺の課題も踏まえて、研究グループだけでなく檜山構成員からお話がありましたように学会の取組が始まりますが、長期フォローアップは今後の重要な課題と認識しております。

○黒田構成員 質問というものではないのですが、ここの15施設に関しては、確かに拝見しまして、それだけの実績がありますし更新することに私も賛成ですけれども、今後の方針として、長期フォローアップ外来の状況などを見ますと、かなり書いていることが散文的ですので、やはり長期フォローアップ外来というものを独立して作っているかとか、どういう人員配置をしているかとか、具体的な要綱をここで決めていったほうがいいのではないかと、それだけの意見です。

○堀部座長 そのほか御意見はいかがでしょうか。参考資料1、資料4と机上の配布資料、追加資料について十分時間を掛けて見ていただいて、様々な御意見を出していただいたかと思います。今回の指定更新については要件を満たしているということで、更新についての御異論はなかったというように拝聴いたしましたが、この15か所全ての小児がん拠点病院の指定更新について承認するということでよろしいでしょうか。

 特に御異議がなければ、承認とさせていただきたいと思います。しかしながら、この小児がん拠点病院の目指すところや日本の小児がん医療のあり方について、この資料からも様々な問題や疑問が挙がってまいりましたので、これを次の検討会にいかしていくことが非常に重要と思います。今回御発言していただいた内容をきちんと事務局でまとめていただいて、次の検討会にいかしていただきたいと思います。

 指定更新に関しては以上になりますが、残りの時間と言いましても過ぎてしまっておりますが、せっかくの機会ですので、小児がん拠点病院、小児がん医療のあり方に関して、今後の議論の参考とするために構成員の皆様からの御意見を少し拝聴させていただきたいと思います。最初に、小俣構成員から資料提出を頂いていますので御説明いただきます。

○小俣構成員 先ほど天野構成員からもお話がありましたけれども、松本先生を班長とした厚労科研で、実際にこの夏に15拠点病院を訪問してまいりました。ですので、その内容について現状と課題を御報告申し上げたいと思います。ごく簡単にですけれども、後は机上資料をお読みいただければと思います。

 全般的に拠点病院に関しましては、指定されたということにより、人員配置の充足や、関係専門職の意識向上などのプラスの面が多く見られたという点は印象深いところです。実際に地域の医療機関であるとか、小児がんを診る機関との連携が進められていたり、院内でもカンファレンスが定期的に開かれるなど、職種間の連携も進んでいることが見受けられました。ただ、これはあくまで私が見た感覚でもありますが、拠点病院によってかなり差異があったということは申し上げておきたいと思います。実際の課題についてですけれども、ブロックに関しては特に1ブロックだけで担当している所が、かなりブロック内の連携をすることが大変そうな状況であったと感じております。

 更に相談員ですが、相談支援センターによる相談員については専任と要件が規定されていますが、実際にはほかの業務と兼務しているということから、もう1つの業務に時間を取られてしまって、なかなか相談が進まないという現状も伺いました。また、非正規雇用であったりと相談員自体の労働環境が十分でないということも実際に伺い分かったことです。

 長期フォローアップについては、そもそも今日もお話に出てまいりましたが、長期フォローアップが何かということが明らかになっておらずに、各拠点病院で試行錯誤しつつ、進めているということが分かっております。先ほどガイドラインのお話もありましたけれども、小児がん患者や家族の混乱を避けるためにも、統一した見解、定義づけが必要ではないかと考えます。

 相談員の相談件数でも質問しましたけれども、今後指定の評価をしていく際に、公平な評価をするためにも指標のようなものを作っていただくことが重要ではないかと思います。

  これは雑駁なまとめですので、またしっかりとまとめて、報告したいと思っております。お時間いただきありがとうございました。

○堀部座長 どうもありがとうございました。その他いかがですか。

○天野構成員 冒頭で座長からも御指摘がありましたし、事務局の資料にも書いていますが、そもそも小児がん拠点病院をなぜ始めたのかと言いますと、小児がんを扱う施設は約200程度と推定され、医療機関によっては少ない経験の中で医療が行われている可能性があり、小児がん患者が必ずしも適切な医療を受けられていないことが懸念されているという問題意識から発足した制度だと理解しております。

 一方で、小児がん拠点病院等が集まる会議で出ている資料などを拝見しますと、実際に今現在小児がんを扱っている施設というのが、およそ150程度ではないかという指摘があると聞き及んでおります。そうしますと、200施設が150施設になったということで果たしていいのかという議論が多分出てくると理解しており、例えば小児がん以外の小児の領域のドクターの御意見を聞くと、やはり小児の専門医療の施設としては150という施設は異常だという指摘もあると聞いております。そうした中で、小児がん拠点病院の議論もさることながら、今指定されている小児がんの拠点病院が、グループの中でそれぞれ連携している施設を挙げていると思うのですが、そうした施設についても、患者、家族の中には住み慣れた地域で、できるだけ近くで治療を受けたいというニーズもある一方で、もし自分が掛かっている施設が十分な医療を提供できないのであれば、遠くの施設でも治療を受けたいという患者さんもいらっしゃるわけですから、先ほど、脳腫瘍については十分な集約がされていないのではないかという御指摘があったことも含めて、小児がん拠点病院以外の小児がんの医療のあり方について、今後の検討会等でしっかり議論していただかないと、実際に小児がん患者が救われることに至らないのではないかと懸念しておりまして、一言意見を申し上げます。

○堀部座長 ありがとうございました。そのほか御発言がありますか。

○檜山構成員 今の御発言ですけれど、そもそも小児がん拠点病院を作ったときに、そこに全ての患者を集約するという議論は多分しなかったと思っています。ですから適切な治療を受けられる病院で、本当にいい治療を受けていただくという、地域の施設であっても適切な治療が施されれば、それは患者にとっては非常にいいことなので、ネットワークをきちんと作ってくださいということを、今、天野構成員が言われましたけれども、そういうことも含めてきちんと評価していかないといけないかなと考えます。実際問題、恐らく拠点病院が全ての患者さんを集約するとパンクするという状況、人員もそうですし。

 先ほど脳腫瘍の話もありましたが、私の個人的理解では脳腫瘍に特化した病院はかなりそういう意味で、拠点病院ではなくてむしろそちらのほうに集約されている、すなわち脳腫瘍に特化した病院に集約されている可能性もあるのかなというようなこともあって、その辺も細かく検討していかないと、整形外科に関してもそうですし、いろいろな疾患に関しても、AYA世代の病気に関しても、ある程度、集約化しつつうまくネットワークを作ってという形を将来見ていかないといけないので、課長がおっしゃったように、かなりドラスティックな変化も必要ではないかと思っているので、その辺は今後十分検討が必要かと思っています。

○馬上構成員 今の話に関連しまして、全がん登録が始まりますと、何歳の患者さんがどこで治療されているかが分かってくると思いますので、そうした分析も踏まえて要件も変えていく必要があるのではないかと思っております。

 あともう1つは、がん対策推進協議会で今ゲノム医療のパラダイムシフトということで、ゲノム医療推進を厚生労働大臣以下、国を挙げてやっていきましょうということが言われていますので、小児においても遺伝子解析を前提にした治療の推進をお願いしたく思っております。なぜかというと、今大人の方には40も分子標的薬があるのですが、子どものも少しはあると思うのですが、合併症が少ない治療となりますと、今の強い化学療法ではなくて、分子標的薬とかその他の治療薬になると思いますので、そうしたものを開発していただきたいということと、以前、檜山先生がお話されていた、遺伝子解析によって薬の感受性が分かるということで、その子に強く効きそうなものは差し控えるというような、合併症対策になるということで、是非そうしたところを進めていただきたいと思っております。

○堀部座長 ありがとうございました。そのほかいかがでしょうか。

○天野構成員 度々恐縮です。先ほど檜山構成員から御指摘いただいたとおりだと思うのですが、全ての患者さんが15の施設で治療を受けるべきとは私はもちろん全く考えていなくて、それぞれに応じた施設で治療を受けるべきというのは、全くそのとおりだと思います。こだわるわけではないのですが、例えば小児の脳腫瘍に関して言えば、そこが1つの焦点ということであったと思うのですが、現状は、未だに小児の脳腫瘍というのは、診療に十分経験・知識などのない医師によって手術が行われてしまっているのではないかという指摘があるわけです。4年間やってきて、まだそうした現状があるということをしっかり直視しなければいけませんし、そこはしっかり学会のほうで、何かレギュレーションというかそうしたものをかけていただけるのであれば一番望ましいと思うのですが、開けられてしまう患者さん、今この瞬間もいらっしゃるかもしれない中で、そうした議論は放置していいものでは全くないと思っていますので、できるところから速やかに取り組んでいただきたいと願っております。

○檜山構成員 非常に重要な御指摘だと思います。いわゆる多職種は、小児がんに関しては長期フォローアップ、移行期も含めて、いろいろな多職種の医師あるいは医療関係者が携わらないといけないということです。私は小児外科医ですけれども、従来、小児外科医が1人で診ていた時代が実は2030年前はあったわけです。脳腫瘍もやはり同じように脳外科医だけではなくて、小児科医も関わらないといけませんし、いろいろな職種が関わっていかないといけないということも我々学会としてはよく分かってきたので、そういう人たちがどんどん脳・脊髄腫瘍に関しても携わっていただくような方向で何とか進めていこうということでやっていますので、段々そういう形で、集約化第一というよりは適切な医療を施せる体制を、小児がん診療体制を構築するというところを目指していて、その1つのツールとして拠点病院を使うという形で考えていただければいいかと思っています。

○西川構成員 脳腫瘍が大分話題になっておりますので、一言。脳腫瘍はそもそも数が少ないとはいえ、小児の分野ではかなり多い固形腫瘍の代表であります。先ほどのというか今回の話題の小児がん拠点病院の要件は脳腫瘍が年間2ということです。2では話にならないのでして、少し言葉が悪いのですが、脳腫瘍はこのがん拠点病院では相手にしていないのではないかと、いつか何かの学会で厚労省の方がお見えになったときに、そういう発言をさせていただいたこともありますが、1つの施設で、あえて数を言えば、例えば年間80ぐらいの新患を診るような施設が5つあれば、そこでもう400診るわけでして、そういうイメージで幾つかの山を全国に作っていただく。そうすると医者も集まり、患者さんも集まり、医療レベルも高くなる。そういうような雑駁なイメージですが、そのように思っております。申し上げたいことは、1つの施設に「2」では全然話にならないというのが個人的な意見です。

○堀部座長 そのほかよろしいでしょうか。最後にまとめとしまして、まとめ切れない部分もありますが、少し発言させていただきます。今回見せていただいた資料、皆様の御意見の中で、1つは、評価指標が外形的な評価だけではなくて、きちんと中身の質を評価できるような項目立てをすることが大切であり、ここに挙がってきた数値とか○×の評価だけでは非常に難しいように思います。小児がん拠点病院に求められている役割をきちんとした質の評価ができるような資料作成が求められているのかと思います。

 それから、この現況報告書の実績の概略にある初発の診断例を見ましても、指標としては3つの疾患領域に分けて数値が挙がっているのですが、拠点病院が全てに強いわけではなくて、15拠点病院それぞれに強みが異なります。また、脳腫瘍のように、拠点外の病院でも専門的に診療をされている場合もありますし、小児がんは1つの疾患でなく非常に多岐にわたるため、多くの診療科がそれぞれの専門分野で診療している領域であることを考えますと、檜山構成員がご指摘されたようにいろいろな角度から見直しを考える必要があると思います。今回、事務局が説明されたように、希少がんやAYA世代のがんを含めて、成人の拠点病院と、その辺の要件の摺り合わせや機能の有効利用も含めて検討されると思いますので、そこで、本来、小児がんの患者さんが適切な医療を受けるためにどういう体制が必要かについて、抜本的に御検討いただければと思います。

○がん・疾病対策課長 趣旨の議論を頂きましたけれども、本日は指定の検討会だったので、ここに反映できない部分もありますけれども、資料3-2にあるがん診療提供体制のあり方に関する検討会、あるいは小児がん医療・支援のあり方に関する検討会で、今後十分議論していく所存ですので、今日頂いた議論は貴重なものとして受け止めさせていただきます。

○堀部座長 その意味で、今回は指定の検討会ですけれども、指定更新に当たって挙げられたご意見を今後の議論に反映させていただけると、今回の議論が有意義なものになると思います。

 以上をもちまして、本日の検討会を終了したいと思います。構成員の皆様、本当に御苦労さまでした。最後に、事務局から何か御発言はありますでしょうか。

○事務局 本日は皆様どうもお疲れさまでした。特にこちらから追加の御報告はありませんので、これで第7回小児がん拠点病院の指定に関する検討会を終了したいと思います。本日はどうもありがとうございました。

○堀部座長 どうもありがとうございました。


(了)

健康局がん・疾病対策課

代表 03-5253-1111(内線3826)

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