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2015年7月1日 第43回中央最低賃金審議会 議事録

労働基準局

○日時

平成27年7月1日(水)
10:00~10:15


○場所

厚生労働省9階省議室


○出席者

【公益委員】

仁田会長、戎野委員、武石委員

【労働者委員】

木住野委員、須田委員、冨田委員、新沼委員、萩原委員、松井委員

【使用者委員】

小林委員、高橋委員、中西委員、横山委員、渡辺委員

【事務局】

谷内大臣官房審議官、松本大臣官房参事官(併)賃金時間室長
川田代主任中央賃金指導官、上月中央賃金指導官、新垣賃金時間室長補佐

○議題

(1)会長及び会長代理の選任について
(2)平成27年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)
(3)その他

○議事

○松本参事官 皆様おはようございます。定刻になりました。第43回中央最低賃金審議会の開会でございます。本日の会議は、5月の委員の改選後初めての会議です。つきましては、会長が選出されるまでの間、私ども事務局で進行を務めさせていただこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
ただ今から第43回中央最低賃金審議会を開催いたします。本日はお忙しいところを御出席いただきまして、ありがとうございます。資料1として、新しい委員の名簿をお手元にお配りしておりますので、御確認をお願いします。
ここで、新しく就任された委員を御紹介申し上げます。まずは公益代表委員としまして、立正大学経済学部教授の戎野淑子委員ですが、本日、急遽所用によって遅刻されるというお話です。次に、労働者代表委員としまして、日本労働組合総連合会労働条件・中小労働対策局の新沼かつら委員、UAゼンセン常任中央執行委員の松井健委員。使用者代表委員については変更がありません。なお本日は、吉岡委員、鹿住委員、土田委員、中窪委員が御欠席でございます。
次に、会長及び会長代理につきましては、最低賃金法第24条第2項の規定によりまして、公益委員のうちから選挙することとされております。いかが取り計らいましょうか。

○武石委員 会長ですが、引き続き仁田先生にお願いし、会長代理は中窪委員にお願いすることを提案したいと思います。いかがでしょうか。

○松本参事官 ただ今、仁田委員を会長に、中窪委員を会長代理にという御提案が武石委員からありましたが、いかがでしょうか。

(異議なし)

○松本参事官 ありがとうございます。それでは、委員の皆様の御賛同を頂戴しましたので、仁田委員に会長を、中窪委員に会長代理をお願い申し上げたいと思います。仁田委員、会長席にお移りください。
(仁田委員、会長席に移動)
それでは、会長に御就任いただいた仁田会長に御挨拶を頂戴したいと思います。どうぞよろしくお願いします。

○仁田会長 引き続き中央最低賃金審議会の会長を務めることになりました。非常に重責だと感じております。社会的な関心も大変高いですし、経済の異常な変動期に遭遇していまして、委員の皆様の御協力を頂いて、何とかこの重責を努めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。

○松本参事官 それでは、これ以降の進行は仁田会長にお願いします。どうぞよろしくお願いします。

○仁田会長 それでは、本日の議題に入ります。「平成27年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)」です。事務局が諮問文を用意しておりますので、お願いしたいと思います。

○松本参事官 では、大臣からの諮問文を谷内大臣官房審議官から会長にお渡しします。

○谷内審議官 平成27年度地域別最低賃金額改定の目安について、貴会の調査審議を求める。平成27年7月1日、厚生労働大臣塩崎恭久。よろしくお願いします。

(谷内大臣官房審議官から仁田会長へ諮問文手交)

○仁田会長 それでは、諮問に際して御挨拶をお願いします。

○谷内審議官 大臣官房審議官の谷内でございます。本日はお忙しい中、御参集を賜りまして、ありがとうございます。ただ今、平成27年度地域別最低賃金額改定の目安につきまして、調査審議を求める旨の厚生労働大臣からの諮問を会長に渡しいたしました。お手元には資料3としてお配りしております。
昨日、「「日本再興戦略」改訂2015」及び「経済財政運営と改革の基本方針2015」、いわゆる骨太の方針が閣議決定されました。この中で、我が国経済は緩やかな景気回復基調が続いており、実質成長率は、平成25年度の2.1%が、昨年度は消費税率の引上げの影響などからマイナス0.9%になりましたが、今後については顕著な成長が予想されております。また、これらにつきましては、有効求人倍率が23年ぶりの高水準、失業率は3.3%と、18年ぶりの最低水準となっております。地方経済につきましても、消費の回復は地域ごとにばらつきが見られるものの、安倍内閣発足以降、全ての地域で有効求人倍率が上昇し、また、地方でもベースアップを実施する企業が増加しているなど、雇用・所得面での改善が波及しつつあります。そして、今後の課題として、改善した企業収益を賃上げや投資に結び付け、それが更なる消費や投資の拡大に結び付くよう、中小企業や地方を含め、経済の好循環を更に拡大、深化させなければならないとしております。
こうした認識を踏まえまして、「経済財政運営と改革の基本方針2015」においては、中小企業・小規模事業者への支援を図りつつ最低賃金の引上げに努めるとされまして、また、「「日本再興戦略」改訂2015」においては、全ての所得層での賃金上昇と企業収益向上の好循環が持続・拡大されるよう、中小企業・小規模事業者の生産性向上等のための支援を図りつつ、最低賃金の引上げに努めるとされています。
政府の最低賃金に対する方針は一昨年から変わっておりません。政府の姿勢は、一昨年の審議会における、大臣からの発言及び諮問文において示されたとおり、いわゆる、骨太の方針及び日本再興戦略に配慮して御審議していただきたいということです。皆様方におかれましても、このような点についても御考慮いただいた上で御審議いただくよう、どうぞよろしくお願いします。

○仁田会長 ありがとうございました。次の議題にまいります。今後の進め方ですが、お手元の資料2です。運営規程を御覧ください。第3条ですが、「会長は、審議会の議決により、特定の事案について事実の調査をし、又は細目にわたる審議を行うため、委員を指名して小委員会等を設けることができる」となっています。目安については従前の例に倣いまして、今年度も「目安に関する小委員会」を設けて審議を行いたいと思います。
また、小委員会の委員としては、お手元の資料4の名簿欄に挙げられている方々にお願いしたいと思います。皆様いかがでしょうか。よろしいですか。

(異議なし)

○仁田会長 ありがとうございました。次に、小委員会の委員長の選出をする必要があります。これについてはいかがいたしましょうか。

○武石委員 今年度も会長に委員長を兼ねていただくということで、御提案したいと思います。いかがでしょうか。

(異議なし)

○仁田会長 それでは、本年度についても私が委員長を兼務させていただきたいと思います。小委員会委員の皆様には大変御苦労をおかけすることになりますが、どうぞよろしくお願いします。
事務局が今後の日程案について資料を用意しております。説明をお願いします。

○松本参事官 資料5として、小委員会の今後の予定の案を準備しております。第1回の小委員会は本日、この本審終了後の開催としてはどうかという内容です。また、次回以降、あくまでも日程上は、15日の10時から、22日の17時から、28日の15時から、小委員会の皆さんの御都合等も踏まえた上でこのような日程を仮に設定しておりますが、案としてはこのように御提示申し上げます。

○仁田会長 今後の予定についてはこのような案ですが、特段御意見等はありますか。よろしければ小委員会での審議に移りたいと思いますが、何か御意見はありますか。よろしいですか。それでは、以上をもちまして本日の審議会は終了いたします。議事録の署名ですが、木住野委員と小林委員にお願いしたいと思います。
引き続き、目安に関する小委員会を開催したいと思います。小委員会の委員の皆様、準備の都合上、開催までしばらくお時間をいただきたいと思います。

 


(了)
<紹介先>

労働基準局労働条件政策課賃金時間室
最低賃金係(内線:5532)

代表:03-5253-1111

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