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2015年5月25日 第9回目安制度の在り方に関する全員協議会 議事録

労働基準局

○日時

平成27年5月25日(月)
10:00~10:10


○場所

厚生労働省19階共用第8会議室


○出席者

【公益委員】

仁田会長、鹿住委員、土田委員、中窪委員、藤村委員

【労働者委員】

木住野委員、須田委員、田村委員、冨田委員、萩原委員、松田委員

【使用者委員】

小林委員、高橋委員、中西委員、横山委員、吉岡委員、渡辺委員

【事務局】

谷内大臣官房審議官、松本大臣官房参事官(併)賃金時間室長、
川田代主任中央賃金指導官、上月中央賃金指導官、
新垣賃金時間室長補佐

○議題

目安制度の在り方について

○議事

○仁田会長 それでは定刻となりましたので、ただ今から第9回の目安制度の在り方に関する全員協議会を開催いたします。本日はお忙しいところを御出席いただきまして、誠にありがとうございます。本日は武石委員が御欠席です。
 前回は論点の中間整理案について御議論をいただきまして、幾つか修正意見を頂きました。その後、労使双方が持ち帰って、今回までに事務局に御意見をお出しいただいて、調整の上で修正した案を用意するということといたしておりました。
 それでは、事務局から修正後の論点の中間整理案の御説明をお願いいたします。

○松本参事官 資料No.1について御説明いたします。前回お出しした論点整理案について、地方最低賃金審議会の会長から頂戴した御意見で、当面の論点に関連する事項については、論点整理案に直接記述したほうが良いのではないかという御意見を頂戴しました。
 資料No.1の7ページの赤字の部分ですが、5道府県の地方最低賃金審議会の会長からのヒアリングにおいて、ランク設定に当たって用いる経済指標が適当かとの意見や、ランク区分を根本的に検討すべきとの意見があったという指摘事項について、まず1つ引用いたしました。
 次に目安について、地方最低賃金審議会における議論に必要であるものの、根拠が分かりにくいとか、目安審議で考慮したことを説明してほしい等の意見が多かった。第2段落のほうは意見が多かったと表記しておりますが、議論に必要であるという意見と、また分かりにくい、説明してほしいという御意見も、こちらも多数であったということから、いずれも含めて意見が多かったという表記にしております。
 内容についての修正点は以上ですが、そのほかは日付を入れたことと、審議回数を9回と表示した。場所は1ページ目と2ページ目、2ページですと第2段落の「これらを踏まえ、これまで9回にわたり」の「9」の数字が入りました。また1ページについて、最初の柱書きの2行目、「その後9回にわたって検討を行ってきた」の日付入り、以上が前回との修正点です。事務局からは以上です。

○仁田会長 どうもありがとうございました。ただ今の御説明について御質問、御意見等がございましたらお願いいたします。よろしいですか。何かほかにこの際、言っておきたいことはございますでしょうか。よろしゅうございますか。
 それでは本日の論点整理についての議論は以上といたしまして、今年度の地域別最低賃金額の改定の目安の審議がこれから行われるわけですが、それが終わった後、再び当全員協議会を再開することにいたしたいと思います。再開後、ただ今御了承いただきましたが、中間整理の当面の論点に沿いまして、最低賃金近傍の賃金水準の労働者の属性を明らかにする、ランク区分の設定の在り方等について、目安審議における参考資料の在り方について、優先的に議論を進めていくということにしたいと思います。日程については改めて調整したいと思います。
 今期をもちまして中央最低賃金審議会の委員を御退任になる委員の方々から、御挨拶を頂戴したいと思います。田村委員、5期8年、松田委員、1期2年、藤村委員、5期8年です。5期8年は間違いではないかと思ったのですが、そうではなくて、昔は1期1年でやっていたということでした。それでは、今、申し上げた順で御挨拶を頂ければと思います。まず、田村委員からお願いいたします。

○田村委員 発言の機会を頂きまして、ありがとうございます。長い間、ありがとうございました。毎回の審議は公労使それぞれ本音でいろいろ議論をしてきていたと思いますが、最終的に答申案をまとめる立場になりますと、どうしても建前を言わざるを得ないという、公労使それぞれが立ち所を決めなければいけないという審議だったのかな、その積み重ねが最終的にずれを生じていないのかなということを、非常に危惧をいたしているところです。
 御紹介いただきましたように、2003年から随行を含めてこの中央最低賃金審議会に関わらせていただきました。目安を出すことに反対した時期も一時期ございましたが、長い間、良い勉強をさせていただいたと思っております。自己評価をするとすれば、今日、卒業させていただけますので、優、良、可、不可の可の最下位で通していただいたのではないかと思っております。どうも長い間、ありがとうございました。

○仁田会長 では、次に松田委員にお願いいたします。

○松田委員 私は1期2年という大変短い間ではございましたが、最低賃金という非常に重要な課題を審議する場に関われた、参加できたということを大変光栄に思っております。特にこの目安制度の在り方に関する全員協議会ということで、最低賃金の在り方の根本からの議論ということで、私が思うことも述べさせていただきました。是非、また秋からの議論でも、引き続き皆さんで御議論いただければと思います。この間、関わって下さった全ての皆さんに感謝を申し上げます。どうもありがとうございました。

○仁田会長 それでは藤村委員お願いします。

○藤村委員 5期8年ということで、何とか務めてこられたかと思います。私が就任をした年から、その時々の事情が割に重視されるようになりまして、その前までの第4表を中心とした決定が相当変わってきました。1年目、8年前に2日間徹夜したという記憶がございます。その後、2年ぐらいそういう状況が続き、徹夜は1日だけになったのですが、それにしても労使の間の話合い、それを取り持つ公益委員として、何とか妥協点を見い出そうとして発言をしてまいりました。しばしば経営者側の方々にはムッとされるような発言もしてきたかと思うのですが、それは議論を盛り上げるためと御理解いただいていたかなと思います。
 この間、最低賃金は相当上がってまいりまして、今年度もどうなるかというのが非常に大きな関心事になっています。ワーキングプアの問題、あるいは子供の貧困化、それに対する対応として、最低賃金も1つの役割を果たすべきではないかという意見が、社会的にも高まっているように思います。それもありまして、非常にマスコミをはじめとした関心の集まる委員会だと思います。
 今年度、実はサバティカルという研究休暇という仕組みが大学にはありまして、それを取っております。海外に行く機会も多いものですから、御迷惑をおかけするということで、今回8年で引かさせていただくことになりました。ほっとしている反面、何かちょっと寂しいなという、そんな感じがないわけではありません。7月の終わりぐらいに今年も目安が出るかと思いますが、是非、労使が納得し、社会も納得できるような、そういう水準で目安を出していただければと思います。どうもありがとうございました。

○仁田会長 皆さん、どうもありがとうございました。それでは最後に事務局から連絡等をお願いいたします。

○谷内審議官 審議官の谷内ですが、論点の中間整理をめぐりまして、本日まで9回にわたる御議論、誠にありがとうございました。また、今後、今年度の目安審議、更には再開後の審議についても引き続きよろしくお願いいたします。
 また、退任されます田村委員、松田委員、藤村委員におかれましては、長年にわたり当審議会に御尽力を賜りましたこと、この場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

○松本参事官 事務連絡です。本日の御議論、誠にありがとうございました。次回は7月の目安審議ですが、日程の調整を内々にお願いしておりますが、追って確定日付にて、個々の委員の皆様に御連絡申し上げたいと思います。以上です。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。

○仁田会長 それでは以上をもちまして、本日の全員協議会を終了いたします。本日の議事録署名は木住野委員と小林委員にお願いいたします。それではこれにて終了といたします。お疲れ様でございました。

 


(了)
<照会先>

労働基準局労働条件政策課賃金時間室
最低賃金係(内線:5532)

代表: 03-5253-1111

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