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2016年1月25日 第1回2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会 大会施設工事安全衛生対策協議会 議事録

○日時

平成28年1月25日(月)
11:13~11:49


○場所

合同庁舎5号館6階専用第23会議室


○議事

○事務局 定刻前ですが、メンバーが全員そろいましたので、第 1 回「 2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会 大会施設工事安全衛生対策協議会」を開催させていただきます。私は、厚生労働省労働基準局安全衛生部安全課長の野澤です。開会に当たり、三ッ林厚生労働大臣政務官から御挨拶を申し上げます。

○三ッ林政務官 ( 厚労省 )  おはようございます。厚生労働大臣政務官の三ッ林裕巳です。本日は、皆様お忙しい中をお集まりいただきましてありがとうございます。第 1 2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会 大会施設工事安全衛生対策協議会の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。皆様方には、日頃より私ども厚生労働行政に御理解と御支援を賜っておりますことを、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 さて、 2020 年に、東京でオリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。世界の人々に感動を与える場となる、大会施設の整備が着実に行われることが大会の成功に不可欠です。特に、工事の安全について関係省庁、工事の発注機関、建設業団体が密接に連絡を取ることで、徹底した対策が実施されるよう、今回皆様に本協議会の立ち上げを御提案申し上げた次第です。このように、一連の建設プロジェクトにおいて、関係省庁が参画する労働安全衛生分野の会議を立ち上げるのは今回が初めてです。

 私としては、大会施設の整備工事における安全・衛生への取組が、大会の一つのレガシーとして、これからの我が国の建設工事において、事故のない安全な工事につながることはもちろん、より快適で働きやすい職場づくりが進むことになればと期待するところです。大会施設の着実かつ安全な整備のため、全力で取り組んでいきたいと思います。どうか、よろしくお願いいたします。

○事務局 続きまして、この会議の構成員の方々を御紹介いたします。三ッ林厚生労働大臣政務官です。内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局企画・推進統括官の岡西様、本日は代理で参事官の上村様です。文部科学省大臣官房文教施設企画部長の山下様です。厚生労働省労働基準局長の山越です。厚生労働省労働基準局安全衛生部長の加藤です。国土交通省大臣官房審議官の木暮様です。東京都オリンピック・パラリンピック準備局技監の石山様です。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会場整備部長の山田様です。日本スポーツ振興センター理事 ( ) 新国立競技場設置本部長の池田様です。東京労働局長の渡延です。労働安全衛生総合研究所理事の豊澤様です。建設業労働災害防止協会副会長の大島様です。日本建設業連合会安全対策本部長の竹中様です。全国建設業協会労働委員会副委員長の中筋様です。建設産業専門団体連合会会長の才賀様です。建設労務安全研究会理事長の土屋様です。

 なお、三ッ林厚生労働大臣政務官は所用のためここで退席させていただきます。

                         ( 三ッ林厚生労働大臣政務官退席 )

○事務局 議事に入る前に、本日の配布資料を確認させていただきます。議事次第、資料 1 「協議会開催要綱 ( ) 」、資料 2 「協議会の取組について ( ) 」、参考資料 1 、参考資料 2 、そして大会組織委員会様から情報提供いただきました参考資料 3 を御用意しておりますが、過不足、乱丁などございましたら事務局までお申し付けください。

 また、傍聴の皆様におかれましては、カメラ撮影等はここまでとさせていただきます。御協力をよろしくお願いします。

 本日の会議の進行を、厚生労働省労働基準局長の山越としたいと思いますが、皆様よろしいでしょうか。

                                   ( 異議なし )

○事務局 ありがとうございます。それでは、そのようにさせていただきます。

○山越労働基準局長 ここからは、私が進行させていただきます。初めに、本協議会の取組について議題とさせていただきます。資料 1 の開催要綱について、事務局から説明をお願いします。

○事務局 資料 1 を御覧ください。協議会の開催要綱 ( ) です。 1 の趣旨・目的ですが、大会施設工事において、より安全で働きやすい労働環境づくりを推進する。そのためには労働災害防止の徹底を図る必要があり、それについて関係省庁、発注機関及び建設業団体による、 2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会 大会施設工事安全衛生対策協議会を開催するとしております。 2 の構成員ですが、構成員については、 2 ページの別紙のとおりです。

3 は議事等です。 (1) 協議会に座長及び座長代行を置くとしております。なお、先ほどの別紙にあるとおり、本協議会を提案させていただいた立場から、三ッ林厚生労働大臣政務官を座長、厚生労働省労働基準局長を座長代行とさせていただいております。 (2) 協議会には構成員の追加があることを書いてあります。 (3) 構成員以外にも出席を求めることができることにしております。 (4) 協議会は公開とすることが前提ですが、特段の事由があるときには非公開とすることもできるとしております。 (5) 協議会に幹事会を置くことにしております。幹事会は、更に専門的な検討を行う必要があるときはワーキンググループを開催することができるとしております。なお幹事会については、資料の 3 枚目に参考としてつけておりますが、構成機関の担当課長クラスで構成することになっています。 (6) 協議会の庶務は、厚生労働省労働基準局安全衛生部安全課建設安全対策室が行うことにしております。

4 にその他として、協議会の運営に関するその他必要な事項があれば、協議会で合議の上、別に定めるとしております。なお、本案については、事前に構成機関には一通りお知らせをし、一応の確認を頂いております。以上で説明は終わります。

○山越労働基準局長 開催要綱については、この案のとおりでよろしいでしょうか。

                                   ( 異議なし )

○山越労働基準局長 ありがとうございます。開催要綱については、ただいまの案のとおりとさせていただきます。続いて資料 2 です。協議会の取組について、事務局から説明をお願いします。

○事務局 資料 2 について説明させていただきます。資料 2 1 ページに、協議会の取組を書いています。 1. 社会的に注目を集めやすい大会施設の建設工事の労働災害防止の徹底のため、必要な事項について協議会で密接に連絡を取ることにしております。

2. これらの工事は日本の建設工事を代表する存在となりますので、今後の快適で安全な建設工事のモデルとなるよう、先進的な安全衛生対策を実施し、女性も働きやすい職場とするような視点も必要としております。

3. こうした認識の下、これらの工事で実施される安全衛生対策について、協議会としてフォローアップをしていくことにしております。その工事の安全衛生対策のポイントについては 2 枚目を御覧ください。これは、あくまで事務局のたたき台ですが、主な項目と考えられるものについて記載しています。

1 つ目は、工事の安全確保のため、発注上の配慮や、受注者が行う安全衛生対策の促進といった発注者による安全衛生の取組です。 2 つ目は、工事における各作業の危険性をあらかじめ調査し、適切な安全対策を計画、あるいは実施するリスクアセスメントの促進です。 3 つ目は、建設工事で最も労働災害が多い墜落・転落災害の防止の徹底です。 4 つ目は、例えば、先進的な工法、技術の積極的な採用、女性が働きやすい職場づくりを進めるといった事により、より魅力ある建設現場を構築していく取組です。 5 つ目は、国民の皆様に、大会施設が安全かつ着実に整備されていく様子を情報発信し、ひいては共に大会を作り上げていく気運、そういうものを大会エンゲージメントと言うそうですが、それに貢献するための取組ともしたいと考えております。

 以上は、事務局から論点として提案するたたき台ですので、これらの項目自体も含め具体的な内容については、今後幹事会でのテーマとしたいと考えております。以上です。

○山越労働基準局長 ただいまの説明について、御意見などがありましたらお願いいたします。発注者から、東京都、組織委員会、日本スポーツ振興センターにお越しいただいておりますので、御意見等がありましたらお願いいたします。

○石山準備局技監 ( 東京都 )  東京都です。東京都は、オリンピックにかかる恒久的な施設について整備をしていく役割を担っております。オリンピック関係の工事は、完成期限を確実に守る必要があります。今後、都内各所で多数の工事が輻輳することが想定されます。こうした中、一度事故が起きるようなことがあると、全体の工事がストップしてしまい、工程の大幅な遅れにつながることになります。したがって、工事における安全衛生の管理は非常に重要だと認識しています。

特に多くの競技施設が集中する東京の臨海部などのエリアでは、大規模な工事が集中するため工事期間の調整と安全対策は不可欠と考えています。現在、東京都が整備する競技会場も設計が進み、工事の契約の段階に入りつつあります。複数の競技会場や道路工事が行われる中央防波堤地区については、東京都が中心になって、工事車両の通行や工事船舶の航行、工事機関の輻輳する作業などを、関係機関と十分な安全対策を考えながら取り組んでいきたいと考えております。

 現場レベルの安全対策とは別に、もう少し大きな目から見た、全体を見据えたような対策が当然必要になってくると思います。この協議会を通じ、いろいろな情報交換等をさせていただければと思います。

○山田会場設備部長 ( 大会組織委員会 )  組織委員会の山田です。工事の安全については、現場での災害の防止ということで、オリパラ大会開催の趣旨に照らしても非常に重要であるという認識を持っています。組織委員会のほうでは、東京都から説明がありましたけれども、それ以外の施設、主に大会に特化した仮設部分において、組織委員会自ら整備をすることになっています。併せて、仮設の大型の物件のほかに、それぞれの会場において「オーバーレイ」と言っておりますけれども、その大会に特化した仮設物、テントであるとか、キャビンであるとか、そういう細々とした工事がたくさんあります。

 先ほど事務局から御案内がありました参考資料 3 を見ていただきますと、今回の会場が全て記載されております。会場の数はかなり多くて、全部で 36 会場がここに示されております。 1 の新国立から順にずっとありますけれども、それぞれの整備主体のほかに、我々が今言ったオーバーレイという工事をして大会の準備を進めていきます。もちろん東京大会ですから東京都で実施する部分ですけれども、例えば 24 以降については、他県における会場もあります。広域的な視点も持ちながら、きちんと安全対策をしていかなければいけないだろうと思っています。

 競技会場のほかに、一番最後にある 35 36 などは、非競技会場ということで選手村、それから国際放送センターなどかなり大規模な施設もあります。これは、ビッグサイトを改装して実施する予定にしています。このように、工事はかなりたくさんの量があります。我々も、しっかりした安全対策を実施していかなければいけないと思っています。併せて、先ほど政務官から御紹介がありました、レガシーとして残していくのは非常に重要かという認識を持っております。この協議会を通じ、様々な御支援を頂きながら、工事の安全対策を徹底していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

○池田理事 ( 日本スポーツ振興センター )  日本スポーツ振興センターです。 2020 年東京大会の様々な競技場のうち、メインスタジアムとなる新国立競技場の発注者です。新国立競技場については、昨年夏の計画の見直し等を踏まえ、昨年 12 月末に、大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所の共同体を、優先交渉権者として選定いたしました。もう間もなく第1期の事業、これは設計業務の契約を行う予定で、現在最終調整をしているところです。今後、この契約締結後、速やかに設計業務に着手し、本年 12 月を目途として本体工事の着工を予定しております。

 工事が始まりましたら、発注者として、建設工事現場における労働災害防止の徹底に取り組んでまいりたいと思います。この協議会での御指導も頂きながら取り組んでまいりたいと思います。

○山越労働基準局長 引き続き、東京労働局はいかがでしょうか。

○渡延局長 ( 東京労働局 )  東京労働局長です。東京における安全衛生行政の実施機関の立場で、本日お集まりの皆様方には平素から大変お世話になっているところです。本日の議題になっている 2020 年のオリパラの開催に向け、平素でも建設需要が増えている中で、こうした大規模な注目を浴びる施設が出来る、加えて、関連するインフラ整備工事も進むということで、現在労働市場は、建設技能者を中心に大変タイトになっています。そういう中で、適切な人材確保もできないと、現場管理に支障を生ずるおそれ等もあり、労働災害の増加を懸念しています。

 こうした状況に対処するためには、ただいま発注者の皆様方からお話がありました。これに加えて、当然工事を施工する建設業者の皆様方の特別の御配慮、御尽力が必要です。それに私ども安全衛生、労働災害防止に関わる者が、緊密に連携して対応していく必要があると考えています。この点は、平素からいろいろ心掛け連携に努めておりますが、工事を無災害で成し遂げるための働きかけを一層強め、世界に先進的な日本の労働災害防止対策をアピールして、その側面からこの世紀のイベントを盛り上げていけるように取り組んでまいりたいと思っております。引き続きよろしくお願い申し上げます。

○山越労働基準局長 次に、建設業団体からいかがでしょうか。

○竹中安全対策本部長 ( 日建連 )  日建連で安全対策本部長を務めております竹中です。これまで説明のあったとおり、 2020 年の東京オリンピック・パラリンピックは国家的事業であり、その関連施設建設を工期内で完成させること。加えて、工事に伴う安全と衛生の確保は極めて重要なことと考えております。新国立競技場を含め、関連施設の建設工事は、誠にタイトな工程となっていて、より一層の安全衛生面での的確な対応が求められるものです。日建連の安全委員会には、安全衛生のプロとも言える、各建設会社の安全担当者が多数参画しております。

 日建連としては、安全委員会の下に、新たに専門チームを設け、例えば発注者との合同安全パトロールを定期的に実施するなどして、大会施設建設の安全衛生確保に協力をしてまいりたいと考えております。

○大島副会長 ( 建災防 )  建災防として申し上げます。東京支部長も兼ねておりますので、主な工事が行われる東京を代表して申し上げます。昨年 9 月頃まで、東京においては非常に労働災害が増加してしまいました。非常に危機的状況にあったわけですが、東京労働局より、労働災害防止の徹底について、昨年 10 月に緊急要請がありました。それに基づいて今までの安全衛生活動に追加して現場パトロール及び安全衛生教育を積極的に実施したところ、 10 月以降事故が急減し、昨年は一昨年に比べ、死亡災害も減少したという結果になりました。

 安全の専門家が現場を巡回し、直接指導すること。また、管理者や作業者に安全衛生教育を実施するということは、安全衛生意識の向上に非常に効果があり、労働災害防止につながったものと考えております。建災防としては、大会の施設工事における労働災害の防止のため、当協議会の検討事項に基づき、関係行政機関の御指導により、積極的に取り組んでいく所存です。

 具体的な方策としては、例えば現場パトロールの指導において、事故の最も多い墜落・転落災害防止の決め手としての安全帯、ハーネス型の安全帯の普及促進に力を入れていきたいと考えております。多く使われている胴ベルト型の安全帯というのは、ヨーロッパ、アメリカなどでは安全帯として認められていないものです。日本を代表する工事という中においては、是非ハーネス型の安全帯を使っていただいて、これからの現場のモデルとさせていただければと考えております。

 また、災害防止は自主的に自ら危険の原因を見付け出し、リスクの低減措置を実行していくことが重要なポイントで、これがリスクアセスメントということです。このリスクアセスメントを更に進化させ、企業全体で効果的に取り組んでいく仕組みとして労働安全衛生マネジメントシステムというものがあります。これの建設業版として、建災防では「コスモス」という形で、建設業の労働安全衛生マネジメントシステムの普及に力を入れております。

 現在、「コスモス」を導入した企業は、導入していない企業に比べ、労働災害の減少率が大きくなっているという結果も出てきておりますので、是非日本を代表するような工事においても、この労働安全衛生マネジメントシステム、「コスモス」等を普及、実行していただければと考えております。

○中筋労働委員会副委員長 ( 全建 )  全建の中筋です。本日こうして安全対策協議会が、三ッ林厚生労働大臣政務官の御臨席の下、国、東京都をはじめとする関係者が集まってできることは大変意義のあることだと思います。大会施設は、開催期間中全世界に発信され、人々の目に留まるわけであり、世界の安全衛生に関わる建設関係者からも、大いに注目されることから、施設整備に関わる建設企業はみんな現場の安全衛生水準の確保の徹底を図ろうとしていると思います。

 全国建設業協会は、 47 都道府県建設業協会を会員とする全国組織であり、これまでも建設業労働災害防止協会や、建設労務安全研究会などの労働災害防止に関する専門団体等と連携しながら、全国約 2 万社の会員企業の現場での労働災害防止対策に取り組んできているところです。

 今回、このような大きな大会で、首都圏のみならず、広範囲での関係者の関与が予想されるところでありますので、これまでの労働安全衛生の取組の集大成を世界に発信する重要な機会であると捉えております。現在、建設業は、安全対策の徹底はもとより、将来の担い手確保対策や、女性の活躍を進めているところでありますが、安全で働きやすい労働環境づくりに関係者一同が取り組んでいる姿を各方面に発信できれば、大変大きな担い手確保対策にもなると考えております。

 全建といたしましても、協議会の取組について賛同し、しっかりとその一翼を担っていきたいと考えております。そのためにも、特に関連民間工事も含め、各発注機関の皆様には、適切な工期の設定、安全確保のために必要となる経費を含む、適切な発注額の設定等を是非ともよろしくお願いいたします。

○土屋理事長 ( 労研 )  建設労務安全研究会の土屋です。日本中の関心を集める工事ですので、あらゆるステークホルダーの方々に、安全・安心を届ける必要があります。施工する場所の作業環境の状況は一様ではありませんが、建設機械による騒音、振動等の問題や、産業廃棄物の適正処理、また汚染水、濁水の河川、海への流出による環境汚染、また埋設物・架空線の破損事故や、第三者を巻き込んだ災害、資機材搬入車両による交通事故の防止に配慮した姿勢を示さなければ、建設業界の信用・信頼が望めません。

 その中で、現場で働く方々が安全を確保され、生き生きと働く姿がアピールできれば、次世代の人材の確保等につながっていく相乗効果が望めます。まずは現場で働く方々の労働災害防止が最重要ですが、併せて公衆災害の防止についても取り組んでいきたいと考えています。

○山越労働基準局長 次に行政のほうから、内閣官房よろしくお願いします。

○上村参事官 ( 内閣オリパラ事務局 )  内閣官房のオリパラ事務局です。私どもは組織委員会とか、東京都との政府の窓口を務めているとともに、政府の中で各種取りまとめ、調整をしている部局です。いよいよ今年はリオの大会の年を迎え、それが 8 月に終わると世界の目が東京に向いてきます。競技大会、新国立をはじめ、各種関係の工事が、限られた工期の中で急ピッチで進められていくことになろうかと思います。

 そうした中で、安全に事故がないということが大前提となると考えていて、本日、厚生労働省におかれては、三ッ林政務官の御臨席の下、こうした協議会が開かれることになったということは非常に意義のあることだと思います。関係の本日お集まりの皆様方におかれましても、今非常に心強い言葉があったと思います。是非、万全の安全対策を講じていただければと思います。また私どもはいろいろな場面で言っているのですけれども、東京オリンピック・パラリンピックの効果を、東京とか首都圏にとどまらせずに全国に及ぼしていきたいということ、それからレガシーとして、これを一過性のものに終わらせずに、ずっと続くようなことで、今回の建設工事の安全対策というものも是非残していきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

○山越労働基準局長 御意見ありがとうございました。協議会の取組については、お手元の資料 2 に従って今後進めるということでよろしいでしょうか。

                                    ( 異議なし )

○山越労働基準局長 ありがとうございます。資料 2 に別紙が付いていますが、この別紙については皆様方から様々な御意見を頂きました。これらを踏まえ、幹事会での今後のテーマとさせていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

                                   ( 異議なし )

○山越労働基準局長 ありがとうございました。本日の議題は以上となります。事務局から連絡事項をお願いします。

○事務局 本日の会議の議事録については、後ほど皆様に御確認をさせていただきます。また、次回の開催については、今お話がありました幹事会を何回か開きますので、その開催状況を踏まえ、事務局から改めて御連絡を差し上げます。本日はどうもありがとうございました。


(了)

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