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2013年1月31日 第4回小児がん拠点病院の指定に関する検討会議事録

健康局がん対策・健康増進課

○日時

平成25年1月31日(木)


○場所

ホテルフロラシオン青山 1階 はごろも
(東京都港区南青山4-17-58)


○議題

1 開  会
   
2 議  題 
 (1)小児がん拠点病院の選定について
 (2)その他

3 閉  会

○議事

出席構成員:垣添座長、天野構成員、石井構成員、小俣構成員、豊田構成員、韮澤構成員、道永構成員、柳澤構成員、山本構成員

○事務局 それでは、定刻となりましたので、ただいまより第4回「小児がん拠点病院の指定に関する検討会」を開催いたします。
 構成員の皆様方におかれましては、お忙しい中お集まりいただきまして、まことにありがとうございます。事務局の健康局がん対策・健康増進課の秋月でございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、以後の進行は垣添座長にお願いいたします。
○垣添座長 皆さん、こんにちは。本日もどうぞよろしくお願い申し上げます。本日は、皆様からいただいた評価結果を基にしまして、小児がん拠点病院の選定をいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 最初に、事務局から配付資料の確認をお願いいたします。
○事務局 それでは、まず以上をもちまして撮影を終了し、カメラをおおさめいただくようお願いいたします。
 次に、資料の御確認をお願いいたします。
 座席表
 議事次第
 資料1 小児がん拠点病院選定の結果まとめ(案)
 資料1に別紙がございますので、御確認ください。
 参考資料1 がん対策推進基本計画
 参考資料2 今後の小児がん対策のあり方について(小児がん専門委員会報告書)
 参考資料3 小児がん医療・支援の提供体制のあり方について(報告書)
 参考資料4 小児がん拠点病院の整備について
 参考資料5 小児がん拠点病院申請医療機関一覧
 参考資料6 小児がんに関するデータ
 また、構成員の皆様には、各申請医療機関からの申請書類一式、ヒアリング対象となった医療機関からのプレゼンテーション資料を配付させていただいております。
 以上でございます。資料に不足・落丁等ございましたら、事務局までお申出ください。
○垣添座長 ありがとうございました。よろしゅうございますか。
 それでは、本日の議題「小児がん拠点病院の選定について」に入りたいと思います。資料1「小児がん拠点病院選定の結果まとめ(案)」について、事務局から説明をお願いします。
○事務局 それでは、資料1「小児がん拠点病院選定の結果まとめ(案)」について説明させていただきます。
 この資料ですけれども、皆様に申請医療機関からのヒアリングの後、評価結果をいただきまして、構成員の皆様からの御意見をいただきながら事務局としてとりまとめたものでございます。
 まず「(ローマ数字1).これまでの選定の経緯」でございますが、「小児がん拠点病院の整備について」に基づき、小児がん拠点病院を応募し、合計37医療機関から申請がありました。そして、この検討会の第1回で下記事項を決定しました。
 まず、選定の過程ですけれども、以下の3段階で選定を進めるということで、第1段階が書類選考、第2段階がヒアリング、第3段階が拠点病院の選定、そして、選定結果を踏まえて厚生労働大臣が指定するということで、そのプロセスを決めました。
 それから「2.書類選考は以下の基準で行う」ということで、大きく2つございまして、まず(マル1)必須要件を満たしているか。診療実績は、指針上は「造血器腫瘍年間10例程度以上、固形腫瘍年間10例程度以上(うち脳・脊髄腫瘍が2例程度以上)」ということで少し幅を持たせているのですけれども、書類選考に当たっては10例、10例、2例という基準にすることにいたしました。
 また、必須要件は「小児がん拠点病院の整備について」の拠点病院の指定要件を指すということで、望ましいとされているところは満たすことがもちろん望まれるわけですが、それは書類選考からは除きました。
(マル2)必須要件のうち、申請書類から客観的かつ明確に実績等を把握できる以下の項目についてはそれらも考慮するということで、セカンドオピニオンの対応実績が1件以上、緩和ケアチームの診療実績が1件以上、地域医療機関へ紹介した実績が1件以上、日本小児血液・がん学会暫定指導医が2名以上、日本小児外科学会専門医が2名以上といったことについても考慮いたしました。
(マル3)この2つの基準を原則としつつも、検討会の議論を踏まえ、以下の病院についてはヒアリング対象といたしました。東北大学病院、福島県立医科大学附属病院及び新潟大学医歯学総合病院は、地域性に配慮いたしましてヒアリング対象といたしました。それから、埼玉医科大学国際医療センター及び国立がん研究センター中央病院については、固形腫瘍実績が他の申請医療機関と比べて突出しているためヒアリングの対象といたしました。
 そして第2回、第3回検討会を年末に開催いたしましたけれども、以下22の申請医療機関からヒアリングを行いました。
 各申請医療機関の申請書類、そしてヒアリング結果は、別紙のとおり構成員の評価結果をとりまとめさせていただきました。資料1別紙をごらんください。これがヒアリング対象となった医療機関の評価のまとめです。
 一番上ですけれども、今回評価に当たって重視いたしました10項目を記載しております。また、上から2段目には、少し細かい字になりますけれども、具体的にどういったところを評価したかについて記載しております。
 それぞれの項目について5段階評価、5点満点で評価していただきまして、その結果、真ん中あたりに平均に書いておりますが、これが構成員皆様のつけていただいた点数を合計したものの平均ということになります。この表では、点数がよかったところから上から順に並べさせていただいております。左の列を見ていただきますと、一番上から名古屋大学医学部附属病院、京都府立医科大学附属病院、九州大学病院、広島大学病院、兵庫県立こども病院、国立成育医療研究センター、三重大学医学部附属病院、埼玉県立小児医療センター、神奈川県立こども医療センター、大阪市立総合医療センター、東北大学病院、大阪府立母子保健総合医療センター、北海道大学病院、京都大学医学部附属病院、東京都立小児総合医療センター、聖路加国際病院、静岡県立こども病院、国立がん研究センター中央病院、鹿児島大学病院、埼玉医科大学国際医療センター、福島県立医科大学附属病院、新潟大学医歯学総合病院の順となっております。
 構成員の皆様にも事前に御相談させていただいたところですが、どういった形で拠点病院を選定していくかという考え方について、意見も踏まえた上で事務局として案を作成いたしました。
 資料1に戻っていただきまして、3ページ目「(ローマ数字3).拠点病院選定の考え方(案)」について説明いたします。最初の5行の文字が斜体になっておりますけれども、ここは後ほど重点的に議論していただきたいと考えておりますので、構成員の皆様への投げかけという形で斜体で書いております。
 「小児がん領域での総合力を重視し、多角的な視点で評価を行った。評価の透明性・公平性を確保した上で、ヒアリング対象となったすべての医療機関を絶対評価」、つまり一定の基準である点数以上ということですが、「絶対評価の視点を盛り込んだ選定を行うこととし、平均点4点以上を一つの目安として考えてはどうか。この場合、以下15医療機関を拠点病院として選定することになる」ということで、下に4点以上とした場合に選定されることになる病院の一覧を示しております。北海道からは北海道大学病院。東北からは東北大学病院。関東からは埼玉県立小児医療センター、国立成育医療研究センター、東京都立小児総合医療センター、神奈川県立こども医療センター。東海・北陸・信越からは名古屋大学医学部附属病院、三重大学医学部附属病院。近畿からは京都大学医学部附属病院、京都府立医科大学附属病院、大阪府立母子保健総合医療センター、大阪市立総合医療センター、兵庫県立こども病院。中国・四国からは広島大学病院。九州からは九州大学病院の15病院になります。
 「(ローマ数字4).拠点病院を中心とした望ましい小児がん医療体制の構築について(案)」ということでまとめさせていただいております。
  平成24年6月に閣議決定したがん対策推進基本計画では、重点的に取り組むべき課題
の一つとして、新たに小児がん対策が掲げられた。基本計画の中では、小児がん患者と
その家族が安心して適切な医療や支援を受けられるような環境の整備を目指し、5年以
内に拠点病院を整備し、小児がんの全国の中核的な機関の整備を開始することが目標に
定められている。
  小児がん拠点病院の必要性に至った背景には、小児がんの年間新規患者数が2000人か
ら2500人と少ないにも関わらず、小児がんを扱う施設は約200程度と推定され、小児
がん患者が必ずしも適切な医療を受けられていないと懸念されていることがあげられ
る。こうした課題を踏まえた上で、小児がん拠点病院の整備について検討を行い、平成
24年9月にとりまとめられた「小児がん医療・支援の提供体制のあり方について(報告
書)」では、「小児がんは患者数も少ないことから、質の高い医療を提供するため、患
者や家族の経済的・社会的な負担を軽減する対策(教育環境の整備、宿泊施設の整備等)
も図りながら、一定程度の集約化を進めることが必要であり、これまで関連する学会の
努力により小児がんを専門的に扱う医療機関に一定の集約化が進められている。一方、
均てん化の観点から、患者が発育時期を可能な限り慣れ親しんだ地域に留まり、他の子
どもたちと同じ生活・教育環境の中で医療や支援を受けられるような環境を整備する必
要もある。」と記載されている。
  今回、小児がん拠点病院の選定に当たっては、この「集約化」と「均てん化」のバラ
ンスをとりつつ、小児がん診療の総合力という観点から、申請のあった医療機関を評価
し選定を行った。今後、これらの拠点病院を中心に日本の小児がん診療提供体制を構築
することが期待される。
  同時に、今回の選定作業を通じて、
  (マル1)ブロック内の確実な連携の推進
  (マル2)特定の領域で突出した実績を有する医療機関の扱い
  といった課題も明らかになった。これらの課題に対しては、以下のような対応が考え
られる。
 ということで、2つ今回の選定作業に当たって明らかになった課題がございますので、それぞれについて対応案も同時に書かせていただいております。
 〈課題への対応〉
 (マル1)ブロック内の確実な連携の推進
  今後、拠点病院が中心となって、ブロック内の小児がん医療機関の参加も得て、ブロ
ック全体を見渡した確実な連携を推進するとともに、それを検証する仕組みが必要であ
る。
  このため、拠点病院に対しては、ブロックごとに小児がん診療提供体制について、特
に診療連携と人材育成という観点から協議する場を設置し、小児がん診療提供体制に関
する各医療機関の役割分担・連携のあり方、地域の小児がん診療の向上に向けた取組等
を盛り込んだ計画を指定後6ヶ月後を目途に厚生労働省に提出することを提言する。と
りわけ、ブロック内に複数の拠点病院が指定された地域では、各拠点病院の強みを活か
し、ブロック全体として提供される医療の質が向上するよう、具体的な連携の姿を明確
に示す必要がある。
  なお、協議の場では、今回指定に至らなかった医療機関も含め、地域ブロック全体の
小児がん診療を考える際に重要な役割を果たすと考えられる医療機関、及び地域ブロッ
クを超えて連携が必要な医療機関等にも参加を求め、切れ目のない連携を進めることが
必要である。
  厚生労働省に対しては、1年後を目途に、有識者、患者・家族等、医療従事者等から
構成される検討会を設置し、各ブロックの計画とその進捗状況を検証することを提言す
る。さらに、検証結果を踏まえ、必要に応じて指定された拠点病院に対して改善を要請
するとともに、小児がん医療を充実させるべき地域が明らかになった場合には、今回指
定に至らなかった医療機関の追加認定も含めて検討することを提言する。

 (マル2)特定の領域で突出した実績をもつ医療機関の扱いについて
  今回、拠点病院の選定にあたっては、小児がん領域における総合力を重視し、造血器
腫瘍、固形腫瘍(脳・脊髄腫瘍を含む)の両領域でバランスのとれた実績を持ち、難治
性・再発症例に対応できること、地域連携、長期フォローアップ、相談支援、臨床研究、
長期滞在施設等を重視して評価を行った。
  しかしながら、申請医療機関の中には、例えば、脳・脊髄腫瘍の実績の多い埼玉医科
大学国際医療センター、網膜芽腫の実績の多い国立がん研究センター中央病院、ハプロ
移植の実績の多い福島県立医科大学附属病院など、特定の領域において突出した実績を
持つ医療機関があった。こうした医療機関も、小児がん患者が適切な医療を受けられる
医療提供体制を整備していくという観点で重要であり、拠点病院と連携し、小児がん診
療のネットワークの一員として、大きな役割を担うことが期待される。
  こうしたことから、厚生労働省に対しては、1年後を目途に拠点病院を検証する際、こうした特定の領域に優れた実績を持つ医療機関についても、小児がん医療提供体制の
中でどのように位置づけるべきか検討することを提言する。

  拠点病院の選定は小児がん対策の第1歩であり、拠点病院を中心とした地域全体の小
児がん医療・支援の向上のためには、今後の検証と改善が重要であることは言うまでも
ない。厚生労働省においては、拠点病院の指定後も、1年後を目途に、有識者、患者・
族等、医療従事者等から構成される検討会を設置し、拠点病院の取組・実績等の把握や
評価、拠点病院の抱える課題の抽出を行い、課題への対応案を検討していくべきである。
さらに、均てん化と集約化のバランスをとりつつ、今回選定に至らなかった医療機関や
特定の領域に実績を持つ医療機関についても全国の小児がん医療提供体制の中で果た
すべき役割を検討する必要がある。また、必要に応じて、拠点病院の指定要件の見直し
も検討すべきである。
  将来的には、平成25年度に整備が予定されている小児がんの中核的な機関を中心とし、
全国の小児がん患者が、全人的な質の高い小児がん医療及び支援を受けることができる
体制を確保することが必要であり、小児がん医療提供体制の先駆的な取組を参考として、
他の希少がん対策にも反映していくことが期待される。
 という形でまとめさせていただきました。
 事務局からは以上です。
○垣添座長 どうもありがとうございます。
 皆様からいただきました評価結果を事務局で整理していただいて、先ほどの資料1別紙のような形でとりまとめていただきました。このまとめの文章で説明いただきました案について御質問・御意見を承りたいと思いますが、いかがでしょうか。
 御承知のように、公募したところ37医療機関から応募があって、書類選考した上で、この場の議論にしたがって22医療機関のヒアリングを行って、最終的に今、御説明いただきました15医療機関が一応候補として上がってきているわけですが、この選定に関して御意見があったら承りたいと思います。
 先ほど資料1の説明のときに事務局から説明がありましたように、3ページの一番上、斜体で書かれている部分、選定の考え方の案、平均点4点以上を一つの目安として考えてはどうかと。そうなると、今お話しした15機関を選定することになるという説明がありましたけれども、このあたりに関してまず御意見をいただければと思います。
 石井構成員、どうぞ。
○石井構成員 全体的には、各点数で上位から選んだということで、非常に透明性、客観的な内容で評価できると思いますが、15施設が選ばれておりますけれども、それぞれ見ていきますと、各項目ごとに点数が低い施設も幾つかございまして、これについて簡単に総括ないしは検討をしていただいたほうが、今後、中間解析あるいは再検証するときに役に立つのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○垣添座長 大変いい御意見だと思いますが、具体的に例えばどういうふうに御指摘いただけますか。
○石井構成員 例えば、点数が3.5とか3.6台の項目が3つ4つありますが、その辺はその施設の弱い点だと思います。ですから、そこも一応検討しておく必要があるのではないかと思います。例えば、大阪母子は一番右端の特記項目の点数が低いし、京都大学は相談支援体制が弱いと皆さん判定されていると思いますので、この辺も考慮する必要があると思います。
○垣添座長 そのほかに御意見ございますか。天野構成員、どうぞ。
○天野構成員 このたびこういった質の高い医療を提供するためということで、均てん化とともに一定程度の集約化を進めることが必要だという観点から、拠点病院の制度がつくられたと理解しておりまして、特に、いわゆる再発、難治の小児がんの患者さんは、御家族の方からすれば拠点か、集約かということで、場合によっては社会的負担・経済的な負担がふえる場合があるにもかかわらず、拠点化であるとか、集約化を強く求められたという経緯を踏まえて、今後も均てん化とともに一定程度の集約化を進めると書かれていますが、この方向性をぜひ堅持していただきたいと感じております。
 私からは2点ございまして、まず、1点目でございます。事務局で課題を2点出していただきまして、それに対する対応策という形で、1年後を目途として有識者、患者・家族と医療従事者等から構成される検討会を設置し、各ブロックの計画とその進捗状況を検証する場をつくっていただけるという御提案をいただいたことは大変ありがたく思っております。今回、小児がんの拠点病院を指定するに当たりまして、私も小児がんの患者さんや御家族の方々からメールでや御連絡をいただいておりまして、こういった拠点病院制度に対する期待は大変大きいものがあると感じておりますが、一方で、今後本当にそれが患者さんや御家族の支援に役立つものになるのかということも同時に御意見をいただいております。例えば、今回、拠点病院で手を挙げていただいた施設にかかっている患者さん・御家族の方からは、プレゼンの資料などをごらんになられて、必ずしも実態と合っていないという御指摘もあったと聞いておりますので、そういった中で今後、指定した後の評価ということが大切になってくると感じておりますが、その評価の場をしっかりしていくことが重要だと思っています。
 今回、指定に至らなかった医療機関の追加認定も含めて検討ということが書かれていますが、それに関しては見直しも含めて、例えば、京都や大阪や東京については複数の拠点病院が指定されていますが、これについては患者・家族が戸惑うことがないように、互いに医療機関で情報提供の連携をしながら、緊密な連携が行われているのか、また、診療経験の向上につながるような集約化が行われているかについて、ぜひ検証を行っていただければと思っております。また、その際重要になってくるのが情報公開ということがあると思います。拠点病院の指定要件の中でも特に診療機能であるとか、診療実績を公開することが定められていたかと思いますが、そのあたりの公開をしっかりしていただくことで、患者さんが迷うことがないようにしていただければと思っております。
 もう一点目でございますが、今回、特定の領域で突出した実績を持つ医療機関ということで、例えば、脳・脊髄腫瘍の実績の多い埼玉医科大学国際医療センターや、網膜芽腫の実績の多い国立がん研究センター中央病院などの医療機関が挙げられていますが、これについては今後1年後をめどとして拠点病院を検証する際に検討すると書かれていますが、実際、再発・難治の患者さんは申し上げるまでもなく、これからも日々そういった患者さんが出てくるわけで、そういった患者さんが迷うことがないように1年後と言わず、できるだけ早くこういった特定の再発・難治の疾病に対して強い実績を持つような機関についてもオーソライズしておくようなことも検討すべきではないかと感じております。
 私からは以上でございます。
○垣添座長 ありがとうございました。
 先ほどの石井構成員の御指摘も、今の天野構成員の御指摘も、きょう私が考えておりますのは、最終的に何機関かの選定をした後、実際に選ばれた機関に関して、個々に何か問題点がないかをもう一度検討すると。その際に、先ほどの石井構成員あるいは天野構成員から御指摘のようなことを言っていただくと、各選定された医療機関に通知する際に、一種補足するような形で検討会で議論になったことを具体的にお伝えすることができると思いますので、そのように考えておりますが、よろしゅうございますか。
(「はい」と声あり)
○垣添座長 ありがとうございます。
 ほかにございますか。小俣構成員、どうぞ。
○小俣構成員 事務局のほうから検証の仕方ということで、6カ月を目途に計画を出していただき、そして1年後に検証していくということではありますけれども、計画が出た後で、例えばどのようなことを検証していくのか、どんな視点で検証していくのかということが大変重要になってくるのではないかと考えております。そういった場合、半年という間があいておりますけれども、1年後に検証するについても、その間に例えば検証をするシステムを考えるとか、事務局のほうで行っていただくことはあるのでしょうか。
○事務局 具体的な細かいところまで決めているということではないのですけれども、例えば、がん診療連携拠点病院の場合ですと397ございますが、年に1回現況報告という形で、人の配置であるとか診療実績、地域連携についてどのような実績があるか、あとは、相談支援の体制であるとか非常に多くの情報を挙げていただくようにしております。この計画については半年後ということになっておりますけれども、こうしたがん診療連携拠点病院で行っているような現況報告というものも必要になってくると思いますので、そちらの内容については非常に細かいので、担当課で情報収集したいと思っておりますが、そういった情報から検証につなげられるように、こちらとしても情報を集めて検証する評価の項目を考えていきたいと思っています。
○垣添座長 ありがとうございました。
 ほかにいかがでしょうか。石井構成員、どうぞ。
○石井構成員 今の検証についてですけれども、6カ月後に計画書を出してもらって、1年後に検証するということになりますと、その間は6カ月しかないということなのですが、それで実際どこまで整備できるかということになりますと、臨床の現場から言いますと非常に期間が短いのではないかと思うので、そこの幅を少し持たせていただいたほうがよろしいのではないか思います。
○垣添座長 今言われたのは、例えば、決めるのに半年もかけないでもっと早くやって。
○石井構成員 計画書はすぐに出せるのではないかと。
○垣添座長 計画書を早く出してもらって、検討の時間を半年ではなくて、もっと長くとるべきだという御提案ですね。
○事務局 別に6カ月にこだわっているわけではないのですけれども、ただ、計画を策定するに当たり、ブロックごとに拠点病院の集まる協議の場を設けるであるとか、場合によってはブロック外であっても非常に重要な病院がある場合には、そこにも参加を呼びかけてくださいということをお願いしているので少し余裕を持たせたのですけれども、もし、構成員の皆様がもう少し早いほうがいいと、現実的に可能であるということであれば、そこについては柔軟に対応できるかと思います。
○垣添座長 このことはもう少し後で引き続き議論いたしましょう。
 小俣構成員、どうぞ。
○小俣構成員 検証についてですが、大きく2つに分かれると思います。1つは、指定を受けた拠点病院の検証と、それから、ブロックごとにどうやって指定した拠点病院を置いていくのか、例えば新潟がんセンターが希望していたような2つの病院を合わせて指定するなど、どんな形がベストなのかという2つの点があると思いますが、それは先ほど1年後を目途にということでしたが、ここで両方話し合われるということになるのでしょうか。
○事務局 そういう趣旨でこの報告書には書いております。
○小俣構成員 もう一つよろしいでしょうか。もし、計画通りに進めることが難しいなど、それは病院の事情などもあるかと思うのですが、改善が難しかった場合というのはどうなるのでしょうか。

○垣添座長 多分、検証委員会というのか名称はわかりませんけれども、そういう委員会ができることになると思いますので、そういうところで少し議論することになるのではないでしょうか。何かお答えはありますか。
○事務局 やはりまず、そういった委員会での御意見を踏まえてということになると思います。
○垣添座長 いろいろ貴重な御意見をありがとうございました。
 まず、資料1に沿っていきますと、3ページの一番上「(ローマ数字3).拠点病院選定の考え方(案)」ということで、事務局から4点以上ということで整理して、15医療機関を拠点病院として選定してはどうかという提案があったわけですが、これに関して方針を固めたいと思いますが、いかがでしょうか。韮澤構成員、どうぞ。
○韮澤構成員 拠点病院を選考するに当たって、当初もう少しブロックの概念が強く出るのかなと感じていたのですが、ただ、実際の選考点の具体的な絶対値を見てみますと、例えば、京都と大阪がいい例だと思いますが、いずれも甲乙つけがたいということになりますと、ブロックというものの重視よりも総合力と公平性・透明性を主にやらなければいけないと思いますので、4点以上として地域から2つ病院が選定されたことはやむを得ないと思います。
 以上です。
○垣添座長 ありがとうございます。
 ほかに御意見ございますか。小俣構成員、どうぞ。
○小俣構成員 今の韮澤構成員の御意見に付随するものなのですが、先ほど天野構成員もおっしゃっていたように、近いところでの選定が京都と大阪ということがございますが、まさにそこは患者・家族が迷わないように連携をすることが強く求められていると思いますので、しっかりと連携をしていただきたいと思います。後程、どのような連携をしたかについては検証で明らかになるとは思いますが、そのように考えております。
○垣添座長 ありがとうございます。事務局でそういう会をつくるということ、それから、ブロック内あるいはブロック外も含めての連携、ということを非常に重視された考え方を整理された今の点が非常に大事なポイントだと思います。
 ほかにいかがでしょうか。山本構成員、それから柳澤構成員、お願いします。
○山本構成員 拠点病院の選定につきましては、評価の透明性・公平性を確保した上で平均点4点以上の医療機関を選定することに異議はありません。地域性につきましても、地域性を考慮して東北ブロックなどの病院もヒアリングに呼んでいただき、その結果として、東北ブロックからも平均点4点以上の病院が選定されておりますし、全体を見ても地域的に著しくバランスを欠くということもなく、ブロックごとに結果として少なくとも1医療機関は選定されておりますので、そういった意味でも特に問題ないと思います。
○柳澤構成員 3ページの冒頭に書いてある考え方については、「総合力を重視し」と書かれていることに関して私は全面的に高く評価したいと思いますし、それに続いて5ページの「小児がんの領域のバランスのとれた実績を持ち」、そこも私としては小児がんの拠点病院というからには最も重要なポイントだと思っていますので、このようにまとめていただいたことに関しては異存はありませんし、評価したいと思っています。
○垣添座長 ありがとうございます。
 道永構成員、どうぞ。
○道永構成員 4点以上で15医療機関というのは非常に公平性があるので賛成します。ただ、今後、この案の中に書いてありますけれども、やはりすごく手薄になっている地域がありますので、その地域の小児がんの患者さんが不利益をこうむらないように拠点病院を増やしていく方向で検討を進めていただければと思います。
○垣添座長 患者さんあるいは家族の不利益にならないようにと、先ほど天野構成員からも御指摘があったと思いますが、ありがとうございます。
 豊田構成員、いかがでしょうか。
○豊田構成員 私も今皆さんがおっしゃいましたように、評価する場合にほとんどの施設が充実した取り組みをされていまして、非常に難しいところもあったのですが、4点以上の施設を見させていただきますと、非常にバランスがとれていて、いい選定基準ではないかと思っております。
 この選定された中で北陸、信越、四国あたりが少しカバーされていないのかなと感じました。そういうブロックに対して、今後いろいろな働きかけをしていただければよろしいかなと思っております。
○垣添座長 ありがとうございました。
 そうしますと、選定する医療機関に関しては、構成員の皆さん方の意見は大体一致したと考えられますので、事務局から提案のように、当初は10機関程度の見通しでしたけれども、公平性という観点から考えますと、提案された15医療機関、つまり平均点4点以上ということで選定するということでよろしゅうございますか。
(「はい」と声あり)
○垣添座長 どうもありがとうございます。
 では、それを確定いたしまして、次は「(ローマ数字4).拠点病院を中心とした望ましい小児がん診療体制の構築について(案)」ということで、これは均てん化と集約化という矛盾したことを実現しなければいけないので、なかなか大変なのですが、それで進めていくと。
 課題への対応ということで2点挙げられています。1つは、ブロック内の確実な連携の推進ということで、もう一つが特定領域で突出した実績を持つ医療機関の扱い。
 まず、ブロック内の確実な連携の推進ということで、先ほど石井構成員からは6カ月もかけて時間が長過ぎるのではないかという御指摘もいただきましたが、(マル1)ブロック内の確実な連携に関してもう少し御意見を承りたいと思いますが、いかがでしょうか。豊田構成員、どうぞ。
○豊田構成員 恐らく、今日の選定された通知が行き、それからそのブロックでいろいろ連携のことでお話しされるでしょうから、しっかりした計画を出していただくには6カ月ぐらいがいいのかなと思っております。
○垣添座長 山本構成員、どうぞ。
○山本構成員 ヒアリングのときに私から、拠点病院(候補病院)間の連携あるいは拠点病院が設置されない県の地域の中核的な病院との連携について、具体的な方策があれば御教示いただきたいという趣旨の質問を何度も投げかけさせていただいたのですが、その際にはあまりいいお答えがなかったのではないかと理解しています。そういった点から考えますと、すぐに計画を策定するのはなかなか難しく、6カ月ぐらいは必要なのではないかと思います。
○垣添座長 石井構成員はどうお考えですか。
○石井構成員 私は、ブロック内の連携というのをある程度事前に話し合いをした上で資料を出してきているものと理解していたので、6カ月も要らないのかなと思っていましたけれども、確かにおっしゃるように全然その辺の話し合いをしていないということであれば、話し合いをする時間を考慮すれば6カ月ぐらいは要るかもしれません。そうすると、計画を出した後1年というとらえ方であればよろしいのかなと。
○事務局 指定後6カ月後に提出していただいて、つまり、そこからまた6カ月後に検証するということです。つまり、指定後1年後を目途に検証するという意味合いで書かせていただいております。
○垣添座長 そこが若干短いのではないかという御不満はわかりますけれども、私もヒアリングでずっと聞いておりますと、事前にブロック内できちんと話し合いをしたという感じは余り受けなかったものですから、とりまとめをするのに中で集まって議論するという時間をつくってあげないと難しいかなという感じがします。
 天野構成員、どうぞ。
○天野構成員 患者・家族としては早期に計画を出していただければという思いはありますが、そうはいっても出せないということであれば6カ月ということもやむを得ないかとは感じます。
 一方で、今地域ブロックでの計画を出していただけるというふうにお話が進んでいると理解しているのですけれども、一方で、先ほど来申し上げておりますが、東京と京都と大阪のように1つの都府県に複数の医療機関がある場合、役割分担という形がどのようになってくるのかというのは患者・家族としても非常に関心のあるところだと思いますので、ブロックでの計画に加えて、もし可能であれば東京・大阪・京都の2医療機関については、それぞれの2医療機関の役割分担について別途計画を出していただくことは可能かということを提案したいのですが、いかがでしょうか。
○垣添座長 東京と京都と大阪はかなり狭い範囲に2つ医療機関があるということで、この3ブロックに関しては2医療機関の連携を特に尋ねてはどうかという御提案ですね。いかがでしょうか。小俣構成員、どうぞ。
○小俣構成員 天野構成員と同じように、ぜひそのような計画を出していただきたいと思っています。患者・家族にとっては、どこで治療を受けるかは命にかかわることでもありますので、迷わないようにということも考えますと、どこでどう診療を受けたらいいのか、相談したらいいのかということがわかるためにも、連携の具体的な計画を出していただければと思います。
○垣添座長 近畿ブロックとしての考え方と、例えば、その中の大阪で2医療機関の連携はどうあるべきかということを問うてはいかがかということですね。いかがでしょうか。
○事務局 1点確認させていただきたいのですが、ここに今記載させていただいている計画というのは、ブロックごとにまとめていただくというイメージなのですけれども、当然その中で病院間の役割は盛り込むことを想定しております。ですので、同一都府内、東京や大阪、あるいは近接して選定されているようなところもありますけれども、そういったところについても、またブロックごとの計画とは別に計画を提出するのか、あるいはちゃんとブロックの計画の中に各医療機関、特に隣接している医療機関の役割分担がきちんと盛り込まれていれば、それでもよいという理解でしょうか。
○垣添座長 天野構成員あるいは小俣構成員、そのあたりはいかがでしょうか。
○天野構成員 そこはしっかり書き込まれていれば、ブロックの中の計画でも私は構わないと思っていますが、必ずそこは書いていただくということで、ぜひお願いしたいと思っております。
○小俣構成員 検証のところで事務局に質問を投げかけましたときに、検証の項目については、例えば、ブロックや地域ということと、病院自体の検証もしていくということでした。それを考えますと、各病院で拠点病院としてそれぞれが個別にどういう計画を立てるのかということが盛り込まれてもよろしいのかなと思いますが、地域が隣接されているところの特別な計画だけではなく、各病院が計画を立てる必要があるのかなと考えております。
○垣添座長 それはもともと一番の基本だと思います。それでブロック全体としてどう連携を保つかということと、その中で特に、割合近接して2医療機関が選定されていることになりますので、とりわけその2医療機関に関してはどう連携するかということできちんと書き込んでもらうという要請をすればいかがでしょうか。よろしいですか。
○小俣構成員 はい。
○垣添座長 では、若干文言の修正をさせていただいて、基本的にはブロックごとのまとめの中に、特に隣接する2医療機関に関してはしっかり書き込んでもらうという要請にしたいと思います。
 ほかにブロック内の確実な連携の推進に関して御意見ありますか。
 それでは、(マル2)特定の領域で突出した実績を持つ医療機関の扱いについてということで、例えば脳・脊髄腫瘍の実績の多い埼玉医科大学国際医療センターとか、網膜芽腫の実績の多い国立がん研究センター中央病院、あるいはハプロ移植の実績の多い福島県立医科大学附属病院など、こういう医療機関の扱いをどうするかということがもう一つ問題提起されていますが、これに関していかがでしょうか。石井構成員、どうぞ。
○石井構成員 非常に重要なことだと思います。ある程度特定機能を持った病院もある程度選定していく作業は重要だと思いますが、この3つ以外にも今回出していない病院もあり得ると思いますので、その辺の洗い出しも同時にできるならやっていくのがいいのではないかと考えます。
○垣添座長 しかし、それはなかなか大変な作業ですね。
○石井構成員 実際、例えば再公募して申請してもらうときに、そういう条件で出してもらえば出てくるのではないかと思いますが、その辺をどうやるかというのはまた今後の課題かなと思います。
○垣添座長 韮澤構成員、どうぞ。
○韮澤構成員 今回、総合力を重視したというのが前提ですので今回の結果はやむを得ないと思うのですが、例えば、拠点協力病院とか名称はともかく、バックアップ病院的なものも考慮してもいいのかなと思います。ですから、これで終わりではなくて、また来年度以降も順次検討するということ。
 もう一点は、先ほども御意見がございましたけれども、ブロック的に例えば新潟、南西諸島を含めた九州の南部等は全く選定されておりませんので、その辺も考慮しなければいけない面も出てくると思いますので、次年度以降に期待するというものを残してもいいのではないかと思います。
○垣添座長 名称は別にして、拠点協力病院とかそういう枠を設けてもいいのではないかという御意見と、ブロックでカバーし切れていないところ、離島なども含めて考えていいのではないかという御指摘だと思います。
 要するに、今回は15機関を指定しましたけれども、それだけではまだ足りないということになる可能性があるわけですね。特に、特定の機能という観点で。それから、もう一つ、全国を見た場合にカバーし切れていないところがまだあるのではないかという問題点を残しての選定になっているわけで、これを例えば1年後に検証する際にどうするかということで、もう少し御意見をいただけますか。小俣構成員、どうぞ。
○小俣構成員 今、韮澤構成員がおっしゃったことと同じことではあるのですが、連携をしていくというときに、やはりそこだけで拠点病院が連携ブロック内をカバーしていくのは難しいことだと思いますので、名前がどうかということは別にしても、やはり拠点病院をサポートする病院の存在が大変重要かと思っております。連携のほうに入ってしまいますが、それに加えて、指定をたくさん増やすということは集約化から遠ざかってしまうところがありますので、特別な機能を持った医療機関についても何か名前を考えて、患者・家族にもわかるように、アクセスできるように、そういった位置づけを今後考えていけたらいいのかなと思います。
○垣添座長 今、拠点病院が選定されると一定のお金がつくことになりますね。厚生労働省にいろいろ努力していただいていますから。そうすると、今お話になった協力病院とか何らかの特定機能に秀でたような医療機関をどう扱うかというときに、その場合、小俣構成員はお金の問題も含めて考えておられるわけですか。
○小俣構成員 予算に関しては、お金をどうするかというのは意見としてもなかなかまとまらないと思いますが、ただ、拠点病院だけがというよりは分配するということも考えてもよろしいのではないかと思います。例えば、ブロックごとでお金を出すというような方策を何か考えてもよろしいのかなと思います。
○垣添座長 計画の中にそういうものを織り込んでということですか。
○小俣構成員 そうですね、何にお金を使っていくのかというのはやってみなければわからないところがございますし、医療機関によっても何にお金を使うかは違ってくるかと思います。
○垣添座長 石井構成員、どうぞ。
○石井構成員 今2つの話が同時に並行していると思います。1つは、地域的にまだ必要な地域があるのではないか。それに対して追加認定をすべき施設があるのではないかという内容と、各ブロックごとにサポートするような施設を追加で認定してはどうかという話が出ていますが、これは全然違う話なので、その辺を分けて考えていただく必要があると思います。
○垣添座長 ありがとうございます。
 では、まず、地域的に今15医療機関を選定しましたけれども、それだけではカバーし切れていないのではないかという問題に関して、もうちょっと御意見をいただけますか。山本構成員、どうぞ。
○山本構成員 地域性につきまして、先ほど新潟や九州南部を考慮すべきではないかというお話があったかと思います。基本的には私も日本海側の患者の拠点病院へのアクセスを考えたときに、それなりに考慮すべきではないかという気持ちはありますが、これらの地域にはある程度中核的な役割を果たす病院が現時点で存在すると思います。例えば、秋田県であれば既に機能している病院がありますので、まずはこれらの病院ときちんと連携をとってやっていただければ、当面はいいのではないかと思います。その上で、拠点病院が指定されてこれらの地域との連携の状況あるいは小児がん医療の質が向上したかどうか、そういったことを検証する中で必要であれば、そのときに考えていけばいいのではないかと思います。
○垣添座長 ありがとうございます。
 この問題は、とにかく今初めて小児がんの拠点病院を選定して、非常に大事な一歩を踏み出すところですから、これで実際に1年、2年やってみて、やはりこういう問題があるということが出てきたら、その時点でもう少し議論するということで整理させていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」と声あり)
○垣添座長 ありがとうございます。
 何かありますか。
○宮嵜がん対策健康増進課長 事務局から僣越ですけれども、今、座長御指摘のように、ブロックごとに計画をつくっていただいて、まさに検証していくわけですけれども、例えば、九州だったら今は九州大学が中心でというお話が出ていますが、そこに本当に集約されていい医療が提供できれば、それはそれにこしたことはないのですが、例えば、いろいろ地域性の問題でオーバーブローしてしまうとか、さらに、もう一つ拠点病院が九州ブロックに必要だということが将来的に出てくれば、そのときに拠点病院として評価するかしないかを検討させていただくという流れがいいのかなと思っています。
○垣添座長 もう一点は、各ブロックごとの拠点協力病院とかそういう名称の医療機関を考えるべきかどうかですが、このあたりに関して御意見をいただけますか。石井構成員、どうぞ。
○石井構成員 それは理想的にはあったほうがいいと思います。例えば、九州であれば九州大学に補完する形で鹿児島大学という形であればいいと思いますが、実際補助金をどうするかという問題もありますので、当面ブロックの中で先ほどと同じような話になりますけれども、拠点病院がどれだけやれるかを見た上で考えてもらってもいいかなと私は思います。
○垣添座長 これもとにかく第1年目をこれからスタートするわけですから、その1年の実績を見て考えるという整理、つまり、各ブロック内の計画の作成をしっかりやってもらうということで整理させていただいてよろしゅうございますか。
(「はい」と声あり)
○垣添座長 ありがとうございます。では、そのようにさせていただきます。
 それでは、5ページの下から最後にかけて検証の問題がありますが、これに関して何か承っておくことはありますか。韮澤構成員、どうぞ。
○韮澤構成員 資料1別紙で平均点が出ておりますが、実際には9人の構成員のそれぞれの素点があると思います。1~5に分けて点数をつけているわけですけれども、恐らく幅が結構あるのだと思いますので、比較的厳しい点数をつけた項目を拠点病院に選出させていただいた施設にしっかりデータをお示しして、そこをどの程度改善していただけたのかという観点の検証が比較的やりやすいのではないかと思います。
○垣添座長 それは可能ですか。
○宮嵜がん対策・健康増進課長 可能というよりも、今の流れでいって15ということになりましたときに、先ほど石井構成員からも若干ありましたけれども、この病院はここの部分が点数が低い、弱いというようなところがあれば、それはぜひ出していただいて、指定させていただくときには注文と言うとおかしいですけれども、そういうこともお願いして計画にも盛り込んでいただいて、そこは特にチェックしていくということが逆に重要なのではないかと思っております。
○垣添座長 そういうことでよろしゅうございますか。
 豊田構成員、どうぞ。
○豊田構成員 今おっしゃったように、例えば、チャイルドライフスペシャリストとか、選定を受けた病院としてはある程度の責任と義務がありますので、そういうものをそろえていない病院がもしあったり、不足している病院がありましたら、それらの点を指摘していただいて、ぜひ病院としてそういう専門の方々をそろえていただくようにお願いするのが必要だと思います。ほかにも研究体制等の体制でもまだ不備な点がある施設もございますので、そのような点も改善をお願いしたいと思っております。
○垣添座長 ありがとうございます。
○天野構成員 1点だけよろしいでしょうか。ただいま評価というお話が出ているところで、もう一度確認させていただきたいのですが、やはり評価をするに当たってはもちろん計画を出していただいて、それを見ながら評価していくということも重要ですが、個々の医療機関の診療実績であるとか、治療成績も含めた情報公開というのがキーになってくると思っております。成人のほうでも一定程度は進んでいますが、まだまた不十分な点もありますので、小児がんの拠点病院の今回選ばれた病院におかれましては、ぜひ診療実績、治療成績の公開を特にお願いしたいと思っております。
 また、第1回の検討会でも確認させていただいたのですが、今回、各施設から出していただいた申請書類も非常に貴重な情報が出ていると思いますが、そちらも可能な限りぜひ公開していただきたいと思っております。
○垣添座長 これに関しては、いかがでしょうか。
○事務局 申請書類については、公開もあり得ますということは前提として医療機関にはお伝えしているので、間違いがないか一応確認した上で公表したいと思います。
○垣添座長 柳澤構成員、どうぞ。
○柳澤構成員 申請書類について過去のデータを公開するかどうかというのは議論があると思いますけれども、拠点病院と指定された場合に、少なくとも指定された病院は診療実績を全公開するというのは、私はある意味で前提というか当然だと考えていましたけれども。
○垣添座長 そのとおりですね。天野構成員の御指摘は、まさにそういうことですよね。
○事務局 補足ですけれども、今回の拠点病院の要件にも、領域別の小児がん診療機能、診療実績及び医療従事者の専門とする分野・経歴などをわかりやすく情報提供することというのは書いてありますので、要件には入っているということです。
○垣添座長 それでは、大変活発に御議論いただき、ありがとうございました。おおむね事務局で提案していただいたような平均点4点以上の15医療機関を選定いたしたいと思います。それから、それぞれに関していろいろな御意見をいただきましたが、それを踏まえまして事務局に修正していただいた後、私が確認いたしまして、とりまとめることにさせていただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。
(「はい」と声あり)
○垣添座長 ありがとうございます。
 それでは、幸いにもうちょっと時間がありますので、もう既に議論いただいている部分もありますけれども、今回選定された15医療機関に関して、冒頭石井構成員から御指摘の3.5以下の低い評点の項目もあるとか、あるいはこの医療機関に関してはこういうことをお聞きしたいとかいろいろ御議論があると思いますので、その部分をもう少し御意見をいただければ、それを含めて既にヒアリングの各評点と一緒に各医療機関に伝えるということになるかと思いますが、ぜひここを強化してほしいということがあったら御指摘いただければと思います。天野構成員、どうぞ。
○天野構成員 2点ございまして、まず1点目は、今回公平性を見る形で選んだ結果としてそうなったと理解しているのですけれども、たまたま関東の医療機関が小児の専門施設が多いという状態になっていると思いますので、関東のそれぞれの施設についてはプレゼンでも、例えば、成人の病院との連携についても触れていただいたと思うのですが、特に関東の各病院におかれましては、いわゆる長期フォローアップといった成人期のフォローについても特に連携を考えていただきたいと思っています。
 もう一点が、プレゼンの中で各施設から経済的負担の軽減の観点から、宿泊施設の充実についてそれぞれ御意見をいただいたのですが、施設の中では、例えば、アクセスにやや問題があるのではないかとか、ほかの申請施設と比べて宿泊の料金が高い、もしくは利用しづらいといった施設があったと理解しています。この検討会の場で改善を約束いただいた施設もあったと思いますが、それが確実に実行されるようにぜひお願いしたいと思っております。
○垣添座長 子どもさんが大きくなったときの成人医療機関との連携の話と、宿泊施設等の条件、費用なども含めたことを言っていいのではないかという御指摘だと思います。
 柳澤構成員、どうぞ。
○柳澤構成員 確認したいのですが、今回の評価をするに際しては、その前に出された「小児がん拠点病院の整備について」のという通知の中で、「望ましい」と書かれているものに関しては、一応評価の一覧表からは外したわけですよね。だけれども、これについてもそれぞれ大変重要な項目もあるわけで、指定されたからには「望ましい」と言われているところを、もし整備されていなかったらぜひ進めていただきたいとか、そういうことにもなるのではないかと思います。
 それと、特に重要なのは、垣添座長に伺うのも変ですけれども、成人のがん登録というのが法制化されるのですか。ちょっと私もよくわからないのですが、小児がんに関しても登録制度をぜひ推進していただきたいと思いますけれども、その辺は今、制度的にどうなのでしょうか。がん登録の中で小児がんの位置づけと言ったらいいでしょうか。
○事務局 がん登録については大きく2つございまして、1つは、地域がん登録という都道府県単位でやっていただいているがん登録と、がん診療連携拠点病院で行っていただいたいている院内がん登録があるのですけれども、当然ですが、小児がんを除外してということは全くないです。がんという一つの大きな枠組みとしてデータをとっているのですが、ただ、がん診療連携拠点病院の場合ですと、例えば、子ども病院などは入っていない状況ですので、院内がん登録は行われていないかもしれません。また、地域がん登録も決して医療機関側に提出が義務づけられているというわけではないので、必ずしもすべてのがんのデータが集まっていないという課題はございますのでの、今回小児がん拠点病院についても、子ども病院ももちろん含めて院内がん登録をしていただくことになります。
○柳澤構成員 私が申し上げたいのは、拠点病院の小児がんのデータが全部全国的に集計されて、それによって日本の小児がんの治療成績が全体として向上するようなことにぜひ活用されてほしいと。
○垣添座長 全くおっしゃるとおりだと思います。2,000~2,500人という数も確定できていないというのはまことに残念なことですから、これを契機に、少なくとも小児がんに関してはきちんとがん登録がされ、しかも長期にわたってフォローアップするという体制ができ上がる。だから、次年度になるのでしょうか、基幹施設の認定とかそういう議論が始まりますので、そこでは今、柳澤構成員御指摘の小児がん登録とか長期のフォローアップということは非常に大事な議論になると思います。
 石井構成員、どうぞ。
○石井構成員 小児がん登録に関しましては、血液がんに関しては今、名古屋医療センターでやられていまして、固形がんは成育医療センターでやっています。それを統一して一応学会で小児がん全数登録という形でやっているのですが、まだそれも十分に機能していない部分もありますので、その辺の整備も拠点病院を中心としてきちんとやっていくのがいいのではないかと思います。
○垣添座長 ありがとうございます。
 豊田構成員、どうぞ。
○豊田構成員 今の話とちょっと違うのですが、私は書類とかヒアリングで緩和ケアについて非常に注目して聞いていたのですが、平均点数も若干低いという感じがします。ある施設では小児の緩和ケアの専用病床を持っているところと持つ予定があるということでしたが、成人の緩和ケアはかなり体制が整っているのですが、小児の在宅緩和ケアについても充実していただければと思っております。ほとんどの施設はある程度体制はできているようでしたが、もう少し体制を充実させていただければと思います。
○垣添座長 各選定された15医療機関に対しては、その結果をお伝えするだけではなくて、その内容に関して既にいろいろ御指摘のように、評点の中身、特に強化してほしいところに関しては必ず事務局からお伝えいただくことにして、ブロック内の連携、特に近接する2医療機関の連携ということもちゃんと求めるということで動き出すことになろうかと思います。
 天野構成員、どうぞ。
○天野構成員 1点ございまして、今回選定された医療機関はどこも総合的にすぐれた医療機関であると理解しているのですが、その中で特にいわゆる離れた地域と言ったら何ですが、例えば、北海道の地域を統括する北海道大学、九州地域を統括する九州大学に特にお願いしたいことがありまして、それぞれの施設でもちろん多くの小児がんを診ていただけると理解しているのですが、もちろんそれぞれの施設で得意、不得意があるかと思います。そして、その施設では対応できない患者さんが来た場合、申し上げ方が難しいのですが、抱え込むことをせずに必要な疾病については、ぜひほかの地域の医療機関と連携を図っていただきたいと。ですので、地域ブロックの連携ということがきょうは特にフォーカスして議論されていると思いますが、全国的な連携についてもぜひしっかり見ていただきたいなと思っております。
○垣添座長 それは御指摘のとおりだと思います。もちろんブロック内の連携は重視しますけれども、それでカバーし切れない部分に関しては、ブロックを越えてということも当然求めていくことになると思います。
 そうしますと、15医療機関の選定に漏れた医療機関に関して、既に特定の診療機能に関しては幾つか議論いただきましたけれども、今回選定されなかった医療機関について何か御発言いただくことはありますか。今後の1年あるいは2年後、小児がん拠点病院がどうあるかという議論の参考になるかなと思ってお尋ねしますが。
 韮澤構成員、どうぞ。
○韮澤構成員 4.0以下の病院の中で、がんセンター、埼玉医大の国際医療センター、福島県立医大はそれぞれ突出した得意分野があるけれども総合的な面でということで今回は選ばれなかったということをしっかり通達していただいたほうがいいかなと思います。
 それから、ほかの聖路加初め静岡県立、鹿児島、新潟は、全体的に力不足ということで4.0にいかなかったわけですので、不足している点数をしっかり事務局から当該大学、当該施設に連絡して、次回精進していただくということでよろしいのではないかと思います。
○垣添座長 大変貴重な御意見をありがとうございました。おっしゃるとおりだと思います。そのように反映させていただきます。
 天野構成員、どうぞ。
○天野構成員 ただいま御指摘にあったとおり、例えば、埼玉医科大学国際医療センターであるとか、国立がん研究センター中央病院については脳腫瘍・固形腫瘍に突出した実績を持つということで、これについては恐らくブロックを越えた連携になってくると理解しているのですけれども、例えば、成人の領域では都道府県に1つ指定されているがん診療連携拠点病院が集まるような会議の場があると理解しておりますが、今回こういった小児がんに選ばれた拠点病院15施設あると思いますが、その15施設が一堂に会して日本全体での特に再発・難治疾患も含めた連携について話し合う場、もしくは小児がん医療全体の向上について話し合うような場みたいなものは何か想定されているのかについて確認したいと思います。
○垣添座長 今の時点ではないと思いますが、基幹施設が決まってくると必然的にそういう作業が必要になってくると私は思っています。
 事務局いかがでしょうか。
○事務局 座長のおっしゃるとおりだと思います。大人のがん診療連携拠点病院であっても、397すべての施設ではありませんけれども、都道府県に1つある都道府県のがん診療連携拠点病院を集めた会議を国立がん研究センターにおいて定期的に開催していただいておりますので、そういった役割については今後、平成25年度に整備をする中核機関にお願いするのかなと考えています。
○垣添座長 石井構成員、どうぞ。
○石井構成員 先ほども言ったのですが、この2次選考で落ちた7つの施設だけではなくて、1次選考で落ちた施設あるいは今回出していない施設にも、幾つかの基準は満たしていないけれども、いろいろな分野で非常にすぐれた施設もあると思います。ですから、これにこだわらず、そういう施設に関しても精進していただいて、次の追加認定を受けられるように努力していくということは促してもいいのではないかと思います。
○垣添座長 結果まとめのどこかにそういう文章を入れるということですか。
○石井構成員 5ページに「今回指定に至らなかった医療機関の追加認定も含めて検討することを提言する」と書いてありますが、今回指定に至らなかった医療機関のみならず、出していない施設もありますので、ここは「今回指定に至らなかった医療機関」という文章ではなくて、ちょっと変えていただけるといいかなと思います。
○垣添座長 わかりました。この部分をもうちょっと膨らませてということですね。
 ほかにございますか。小俣構成員、どうぞ。
○小俣構成員 今の石井構成員の意見に賛成なのですけれども、前回も申し上げたが、37の医療機関が手を挙げてくれたということは、力を注ごうと思っている病院がこれだけあるということですので、患者・家族にとっては本当にうれしいことです。そして、指定された拠点病院も患者にとって重要な役割を持ちますが、急性期を過ぎたり、あるいは地域に戻ったときに、より身近な施設として存在するということを、こういう言葉ではなくてよろしいかと思いますが、入れていただきたいと思います。
○垣添座長 ありがとうございます。
 では、きょう御議論いただきました内容に沿って事務局でとりまとめいただいて、私が確認して各委員にもう一度さっと御連絡だけはメールベースでお願いいたします。それでよろしいということになれば選定された15医療機関に連絡すると。その際に、個々の医療機関に関して特に求めるべきことは、先ほど来議論いただきましたように、各医療機関に伝えていただくことにさせていただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。
(「はい」と声あり)
○垣添座長 昨年の暮れからことしにかけて大変タイトな集まりで御議論いただきましたが、一応これでめでたく小児がん拠点病院が第一歩を踏み出すことができたということで、大変うれしく思います。
 小俣構成員には患者さんの立場で御参加いただきましたが、一言感想でもいかがですか。
○小俣構成員 ありがとうございます。私自身は30年前、かなり昔に小児がんを発症しております。ですので、ちょっと古いというか、もうほこりをかぶっておりますが、当時は治らない時代でした。今、その時代からは考えられないような状況です。拠点病院ができ、これから小児がんの医療体制の整備が始まることは、本当に夢を見るようなうれしい状況でございます。ぜひこれを進めていただきたいと考えております。支援される側ではあるのですけれども、今回もこういう場にお呼びいただいて、そして、私たちの意見が吸い上げてもらえたということについては十分満足しています。ただ、まだまだ山積している課題もございますし、患者・家族はこちらも何かできることを、できるときに、できる範囲で協力していきたいと考えております。
 私が小児がん専門委員会のときから患者委員として考えていたのは、救える命を救い、そして、患者・家族が安全で適切な医療を受けられる体制が整えられることでした。それが本当に今日から始まるのだと思っておりますし、これから始まるのですから、また、完璧な形はないと思っております。ある程度体制が整備されたとしても社会情勢や制度の状況などによって変わってくるかと思いますが、人が代わっても、時代が変わっても、救える命を救う、患者家族の支援を常に考えるというような思いが変わらずに継続して整備が進んでいくことを願っています。そしてまた、そこに患者・家族も声を届け協力することができたらと考えております。ありがとうございます。
○垣添座長 ありがとうございます。
 最後に私からも一言。小児がん拠点病院の指定は、小児がん対策の第一歩で、したがって、構成員の皆様方に4回、特に昨年の2回にわたるヒアリングに関しては長時間御協力いただき本当にありがとうございました。おかげで一応、第一歩を踏み出すことができましたし、平成25年度には中核医療機関も整備されることになると思います。そうすると、少なくとも形の上では我が国の小児がん対策がきちんとでき上がることになりますが、これらを中心にして小児がん医療提供体制を整備して、小児がんの患者さんが適切な医療を受けられるように定期的に検証し、改善していってほしいと強く願っております。これは本当に大切な第一歩であるという位置づけです。構成員の皆様には本当に御協力をいただき、ありがとうございました。
 最後に事務局から何かありますか。
○矢島健康局長 健康局長の矢島でございます。
 委員の先生方には年末から短い期間で大変な作業をお願いしたと思います。本日、小児がん拠点病院をまずは15の施設から始める。ただ、垣添座長からも話がありましたけれども、これはスタートです。きょうの御議論を承っていますと、まだまだ解決しなければいけない課題も残っているわけでございますので、これからもぜひ、この小児がん拠点病院を育てていくという意味でも、構成員の先生方にはこれからも御支援・御協力をいただければ大変ありがたいと思っております。
 本当にどうもありがとうございました。
○垣添座長 ありがとうございました。
 少し時間は早いですけれども、これをもちまして閉じさせていただきます。
 御協力本当にどうもありがとうございました。


(了)
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