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田村大臣閣議後記者会見概要

(H25.6.18(火)8:50 〜 9:03 ぶら下がり)

【広報室】

《閣議等について》

(大臣)

 おはようございます。今日は私からはございませんので、どうぞ質問の方を。

《質疑》

(記者)

 まず、子宮頸がんのワクチンについて伺います。先週金曜日に、国としては積極的に勧奨は一時中止ということになりました。保護者の中には、やはりどう判断したらいいのかというふうに戸惑いが広がっていると思うんですけれども、まだ副反応かどうかという情報も少ない中で、一体どうしたらいいというふうに、保護者は思っている。

(大臣)

 要はですね、今回いろいろと御議論をいただく中でですね、結果的に14日の会議の中でですね、このワクチンとの因果関係が否定できないというような、そういう痛みを伴うですね、症例がいくつかあったと。これは、全国被害者連絡会の方から24例、そういうものをいただいてきたわけでありまして、5月に1回議論をしていただいて、先般の議論は2回目であったわけでありますけれども、その中において、この痛みですね、疼痛(とうつう)の頻度がどれぐらいなのかという問題、それから長期的なのかどうかという問題を、ある程度これから調査をしなきゃならないということがあります。
 そういうこともございまして、全体といたしまして、世の中の風潮といいますか、メディアでも大きく取り上げられてきたということがあってですね、多分ワクチンを予防接種される御家庭でもですね、不安があられると思います。そのような形で、まだ、完全に因果関係が認められたわけでもございませんし、頻度が極端に高いというわけでもないわけでありまして、世界的に見てもですね、子宮頸がん用のワクチン、これがですね、私が知る限りでありますけれども、副反応で予防接種が中止になったということもないわけでありますから、慎重に議論をしなきゃいけないんですが、とりあえず、まだ、今社会問題としてですね、大きく取り上げられている、そういうような部分に関して、まだ明確な調査結果が得られていないので、そのような意味からいたしますと、やはり国が勧奨し続けるというのは、逆に国民の皆様方からしてみれば、不安をあおるのではないかということもございますが、一方でですね、この子宮頸がん用のワクチンというのは、いうなれば、国民の皆様方から、日本は遅いということで御要望が多くあって、基金事業で初めて定期接種化をしてきたという流れがございますので、一方で、ある意味、このがんというものを防ぐ確率が高いといいますか、今までがんを防げなかったんですけれども、そういう意味からしますと、全ては防げませんけれども、一つのツールであることは間違いないわけでありまして、そのような意味からいたしますと、やはり、お嬢さんをお持ちのですね、親御さんにしてみれば、これを続けたいという方々もおられますので、そのような意味からいたしますと、勧奨はしないけれども、予防接種はできますよと、こういう負担がありますよというような、今回の決定になったというふうにお聞きいたしております。その決定を受けてですね、私も、これ一応専門家の方々の御議論でございますので、それを真摯(しんし)に受け止めさせていただいて、勧奨を一時中断をするという決定をさせていただいたということであります。

(記者)

 それから次に風しんについて伺います。昨日も先天性風しん症候群のお子様をもたれる保護者の方々が要望書を出されました。臨時接種ということを望まれていて、臨時接種という形を取るかどうかはともかくとして、やはりその男性の、特に成人の方々について、予防接種を打たなければいけないということはあると思うんですけれども、一方でワクチン量が足りないということで、これは厚労省としては今後どうしていかれるんでしょうか。

(大臣)

 毎年大体30万前後ぐらいなんですけれども、200万回分用意してあるんですけれども、これがですね、今のペースでいくと、場合によってはですね、足らなくなってくる可能性があるということで、まだこれからの月ごとの接種回数によりますから、足らなくなると決まったわけではありませんが、しかしそういうおそれもあるということでございますので、これから推移を見させていただきながら、これ、ワクチン全体が不足する可能性が出てくる場合にはですね、接種をされる方々に対して優先順位を付けさせていただきながらお願いをしていくということになると思います。特に妊娠を予定されておられるそういう女性はですね、御本人が予防接種を打っていただいて風しんを防げることができればですね、これは問題というのはかなり可能性として薄くなるわけでありますので、そういう意味ではですね、まずは妊娠をされる予定のあるそういう女性、それから妊娠をされておられる女性の周りにおられる方々、御一緒に生活されておられる同居人の方でありますとか、濃密に接触される方に関して予防接種を受けていただくというような、そういう優先順位のお願いをしてまいりたいというふうに思っております。なかなかワクチンの量を急遽(きゅうきょ)増やすということはできないものでありますから、そういう意味では御心配をおかけをいたしますけれども、まだ完全に不足するかどうかと決まったわけではございませんので、これからの推移を見ながらですね、判断をさせていただきたい、このように思っております

(記者)

 国際的にも、なぜ日本はこのように成人の男性(の感染)が非常に増えているのかという注目もあるようでして、やはりウイルスの専門家によると、そのはやっている層に打たなければ、やはり限定的に女性とか、女性の周辺だけ打っても感染の広がりは止まらないという指摘もありますが。それはいかがでしょうか。

(大臣)

 もちろんそうなんですけれども、全体的な感染という意味ではそうでありますけれども、まず母体を守るということを考えた場合にはですね、母体になりうる可能性がある方に予防接種を打っていただくというのが1番であるということは、間違いないわけでありまして、全体としては以前から言われておりますように、一時期予防接種の対象になっていなかった、若しくは、その後中1、高3で去年までやってきたわけでありますけれども、なお、1割ぐらいの方がですね、予防接種を受けられていないというような、そういうようなことも指摘されているわけでありまして、そういうような全体の流れの中で、予防接種を受けていない方々を中心にですね、風しんが広がっているというところもございますから、そこはそこで打っていっていただかなければいけないんですけれども、ただ全体の数に限りがありますから、すぐ作れるという話であるなら対応しますけれども、なかなか製薬メーカーの方もですね、すぐにはなかなか対応、いっぺんに多くの、大量的に供給するということはなかなか難しいということであればですね、そこは危険性のある方からですね、優先的に予防接種打っていただくということも、将来的には判断しなきゃいけない時が来る可能性があるということでございます。

(記者)

 風しんについて伺いたいんですけれども、改めてなんですが、風しんの患者の数が1万人を突破する勢いなんですが、この未だにですね、勢いが衰えない患者の増え方、勢いについてですね、改めて大臣の所見を伺ってよろしいでしょうか。

(大臣)

 所見といいますか、やはり大人中心に広がっているというのは大変心配でありまして、例年は子ども中心に風しんというのは広がる傾向があるわけでありますけれども、やはりその部分、今まで、どういう今年こういう状況の中でですね、大人中心に爆発的に広がってきたのかというのはなかなか我々も分析し切れていないところがあるわけでありますけれども、今までの予防接種行政というもの、日本はいろんな意味で遅れてきたところもあるわけでありますが、そういうものがですね、今年どちらかというと表に出てきているというような、そういう認識でありますから、改めて予防接種というのものに対して、これは風しんだけに限らずでありますけれども、大切だということを感じております。
 ただ一方で、子宮頸がんワクチンのような、まだ因果関係がはっきりしておりませんけれども、心配をいただいている点もありますので、子宮頸がんワクチンに関しましては早急にですね、調査をまとめてですね、その上でその後の判断をさせていただきたいと思っております。特に海外のですね、そういう疼痛を伴う副反応の状況がどういう状況かということでありますとか、それから二つの子宮頸がんワクチン、これも比較をもう1回させていただかなきゃいけないと思いますので、それも整備をさせていただきたいと思いますし、何よりもいただいておる24症例、38症例、全体でそういうような痛みを伴うものがございますので、それをちゃんと分析してですね、それを国民の皆様方にわかりやすい形でやはり報告をさせていただくということが大事であろうと思いますので、予防接種というものの重要性と、それからその副反応という意味での危険性というものをしっかりと判断した上でですね、我々は勧奨等々の活動といいますか、そのような国の形でのお願いをしてかなきゃならんということでございますから、そこのバランス、いつもそこで予防接種行政が停滞をしてきたという歴史があるのも事実でありますから、風しんのことも踏まえてですね、しっかりと安全性と有効性とそれをどのようにしっかりと判断いただけるような材料をお出しをさせていただきたいなというふうに思っております。

(記者)

 調査の目途というのはだいたいどれくらいを考えているんでしょうか。

(大臣)

 これはですね、ちょっとまだ今私がここで言える状況じゃないので、専門家の方々にですね、そこはお任せをさせていただいております。ただ、そんなにですね、何年もなんていうことにはならないと思いますので、なるべく早く調査結果をお出しをいただいて、その上で判断をさせていただきたいというふうに思っております。

(記者)

 今予防接種のバランスということのお話があったんですけれども、そのバランスの中で度々ですね、こういったぶら下がりの場で予防接種をしてほしいという声があるという質問に対してですね、他にもおたふく風邪とかのがあるからということをおっしゃってるんですけれども、そういった考えは変わらない。

(大臣)

 そうですね、臨時接種というお話も要望の中で頂いてますけれども、ちょっとそれは例の鳥インフルエンザ、この間は豚インフルエンザでしたっけ。そういうような緊急時のですね、外からパンデミックのおそれがあるようなですね、そういうものに対してという話でございまして、なかなか風しんが今現状そのような状況ではないと。確かに例年と比べればかなり多いということは確かなんですれども、他の予防接種、まだ定期接種化されていない予防接種の感染者等々の数と比較してもですね、爆発的に多いというわけではないわけでございまして、御要望は御要望で真摯に受け止めさせていただかなきゃならんと思いますけれども、なかなか財政的な措置をしてですね、他の予防接種の疾病といいますか、それと特別な対応というところまでは来ていないと。数的にもそういう状況にあるということであると思います。

(記者)

 どのくらいの数になるとその財政的な措置がとれるというふうに。

(大臣)

 少なくともあれ、ちょっと今日は資料を持っておりませんけれども、おたふく風邪でありますとかっていうのはオーダーが違う数字ですよね、まだ。ですからそれから比べると、比較をするべきものでもないんですけれども。これですね、全体的におたふく風邪が推定40万人から130万人、それから水ぼうそう100万人ですから、年間。そういう意味からいたしますと、風しんはまだ1万人ということでございますので、しかも重篤な感染被害ですよね、それもですね、風しんと比べて他のがそういう被害がないかというとそういうことでもなくて、毎年死者も出ているという状況でございますから、確かに風しんは例年と比べますとね、かなりの勢い、今まで押さえ込まれていたものがかなり勢いで伸びているんですが、他の疾病に関していいますとずっと恒常的に高い数の感染者が出ているということでございますので、毎年毎年の一つの疾病だけ見ての判断ですとすごい勢いで伸びてるということになるんでしょうけれども、全体の中においてはですね、他の疾病ももっと多いオーダーで罹患(りかん)をされて、それによってですね、お苦しみになられている、そういうお子さん方も多いということでございますので、なかなか風しんだけを抜き出してというのは難しいということでございます。

(了)

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