三井大臣閣議後記者会見概要

H24.11.30(金) 10:37 ~ 10:41 省内会見室

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今日の閣議について、私から2点お伝えしたいことがあります。 1点目は、雇用情勢についてです。10月の完全失業率は、前月と同水準の4.2%。有効求人倍率は、0.01ポイント悪化し、0.80倍になりました。現在の雇用情勢は、持ち直しの動きが弱まっていまして、依然として厳しい状況にあると認識しています。今後とも、被災地の雇用情勢や、円高が雇用に及ぼす影響を注視していく必要があると思います。あわせまして、『「日本はひとつ」しごとプロジェクト』等、現在実施しています雇用対策に加えまして、本日取りまとめられました経済対策に盛り込まれた雇用対策を的確に実施することで、厳しい雇用情勢の改善に全力で取り組んでまいります。 2点目は、予備費の使用についてです。今日の閣議では、経済対策の決定がありまして、併せて、経済対策の第2弾としまして、予備費の使用が決定されました。予備費につきましては、厚生労働省としまして、一つは、iPS細胞を利用した創薬支援の推進、雇用対策、保育所整備の支援など、日本再生戦略の施策の実現前倒しや、被災地の応急仮設住宅の機能強化、医療機能の復興支援など、震災からの復旧・復興施策などを盛り込んでいます。経済危機対応、地域活性化、予備費で3,414億円、東日本大震災復興特別会計予備費で1,161億円となっています。お手元に資料を配布しましたので、詳細につきましては、担当者にお問い合わせいただきたいと思います。 私からは以上です。

質疑

記者:
1点お尋ねですが、今朝、社会保障制度改革国民会議の第1回目の会合が開かれました。改めて、大臣の所感をお願いします。
大臣:
大変これまで国民会議の設置につきましては、私ども常々要望してまいりました。大変、第1回目の会議が開催されたということは、嬉しく思うと同時に、これからも活発な議論をお願いしたいと思っています。特に、今ほども委員の皆様から様々な御意見が出ました。そういう中で、大変、専門分野に精通した方々でありますので、これからも精力的に御議論いただきまして、揺るぎのない社会保障制度にしていただきたいということを、期待しています。
記者:
関連ですが、国民会議の期限が来年8月ということで、限られていますが、限られた時間内で、どのような議論を期待されますか。
大臣:
医療、介護の分野、それから子育ての分野、色々な専門家がお集りいただいていますので、この中で国民会議の持ち方については、ここで御検討いただくことになると思いますが、今、御質問ありましたように、限られた時間ですから、この中で精力的な御議論をしていただきたいと思っています。どういう形になるか分かりませんが、例えば、その分野ごとに分科会は作るとかですね、そういう意見も出ていましたので、おそらく国民会議の中で検討されることになると思います。
記者:
今の関連で、分科会の議論が出ていましたが、社会保障審議会も、それぞれの部会があるわけで、そことのすり合わせについては、大臣はどのようにお考えですか。
大臣:
今申し上げましたように、確かに社会保障審議会との関係もありますので、今結論的なことは申し上げられませんが、とにかく国民会議、三党合意の下で立ち上がっていますから、まず御審議いただいて、その後については、また社会保障審議会との関係については、今後の検討課題だと思っています。

(了)