小宮山大臣閣議後記者会見概要

H24.6.5(火) 8:35 ~ 8:40 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今日は冒頭私から2点申し上げます。二つとも白書ですが、一つは今日は「平成23年度ものづくり基盤技術の振興施策」、いわゆる「ものづくり白書」を閣議決定しました。この白書は、厚生労働省、経済産業省、文部科学省の3省が毎年連携して作成しています。今回の白書の厚生労働省の関連部分では、現場で中核的な役割を担う人たちの育成、確保などの現状分析、その課題と今後の対応、能力開発のための取組を紹介しています。ものづくり基盤技術を維持・発展させていくため、引き続き、ものづくり関連施策に取り組んでいきます。 もう一つは、今日は「子ども・子育て白書」が閣議決定されました。今回の白書では、「子ども・子育てビジョン」に基づく施策の推進状況や、現在国会で関連法案を御審議いただいている、「子ども・子育て新システム」の概要、また、東日本大震災の被災地等の対応を含めた、子ども・子育て支援施策の具体的実施状況などを紹介しています。子ども・子育て支援は、内閣の最重要課題の一つで、子どもと子育てを応援する社会の実現に向けて、全力を挙げて取り組んでいきたいと思っています。 以上です。

質疑

記者:
内閣改造がありまして、野党から追及も多かった田中防衛大臣など替わりましたが、顔ぶれについていかがでしょうか。
大臣:
私は内閣の一員として、内閣の顔ぶれにコメントする立場にはないと思いますが、総理がおっしゃるように機能強化ということなので、この内閣で力を合わせて、社会保障・税一体改革を始め、たくさん大事な法案がまだ消化されていませんので、全力を挙げて法案が成立するように取り組んでいきたいと思います。
記者:
今後、厚労委員会の審議に与える影響はいかがですか。
大臣:
全体の国会運営について、とにかく会期末も迫っていますので、何とか与野党で協議をして、国民の皆様のためにしっかりと必要な法案は成立させる必要はあると思っていますので、そういう環境整備という意味はあると思っています。
記者:
出生率について、去年1.39で前の年と同じだったという報道がありますが、事実関係は。
大臣:
今取りまとめ中で、まだ公表していませんので、私からコメントすることはありません。
記者:
出生率についてはここ数年上昇傾向にあったと思いますが、頭打ちになっているということであれば、その要因としては。
大臣:
いや、あればといって、そういう仮定の話では今日はコメントできません。
記者:
「子ども・子育て白書」の中で、生涯未婚率の上昇というデータがありまして、男性が2割、女性が1割、50歳までに結婚しないという例が増えていますが、このことに関しての受け止めをお聞かせください。
大臣:
結婚は個人の自由ですから、生涯結婚したくないという選択はあってもいいのですが、本当は結婚したいけれども、特に若い人たちが非正規で収入が少ないなどということから、結婚できない、子どもも持てないということは、何としてもそこは克服しなければいけないと思っているので、そういう意味で若い人たちの正社員として職に就けるための就労支援を、今回は大学の時からジョブサポーターが寄りそう形で、職に結びつける形にするとか、そういうこともしています。やはり雇用の問題が非常に大きいと思いますので、そこの力を入れてやっていくべき施策については更に力を入れたいというふうに思っています。
記者:
神奈川労働局の職員が情報漏えいで逮捕されましたが、受け止めをお教えください。
大臣:
それはもう大変遺憾なことだというふうに思います。しっかりと再発防止に取り組みたいと思います。
記者:
再発防止、具体的に何かお考えでしょうか。
大臣:
今どういう経緯でそうなったかということを調べているところだと思います。再発防止策も本当に色々繰り返し色々なことをしてきていると思いますが、そこは実効性のあるものをしっかりと出したいというふうに思っています。

(了)