小宮山大臣閣議後記者会見概要

H24.2.07(火) 8:36 ~ 8:43 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今日は、冒頭私の方から1件お伝えをします。 昨日、皆様の元に投げ込みでお伝えしているかと思いますが、求職者支援制度の、インフルエンザの対応についてです。先日、インフルエンザの流行が求職者支援制度の職業訓練を受講する方に不安を広げている、という報道がありました。求職者支援制度で、訓練期間中に支給する給付金については、病気等のやむを得ない理由による欠席の場合も、訓練実施日の8割以上出席することを要件としています。一方、訓練を受講する方がインフルエンザに感染した場合、他の受講者への感染拡大を防止する必要があります。このため、訓練を受講する方がインフルエンザに感染し欠席した日については、訓練実施日から除いて、分母から除いて、給付金の支給に必要な出席率を計算することにし、これを昨日都道府県の労働局に指示をしました。これで、インフルエンザ感染での欠席が2割を超えても、給付金を受け取ることは可能になります。皆さんのところにもお知らせしたように、5日間までは調剤薬局の証明というか、領収書などでも構わないし、5日を超えた場合は、お医者様からの(5日超かかった旨の)診断書なりが必要という形でやりたいと思っていますので、もうインフルエンザが流行っていますから、少しでも早く対応するようにということで、昨日そういう措置をとりました。 私の方からは以上です。

質疑

記者:
3点お伺いします。新しい年金制度の試算が公表しないということから、一転公表することになりましたけれど、大臣の受け止めを聞かせてください。
大臣:
再三申し上げているように、厚生労働省は(民主党)調査会の幹部の方からの、いくつかの仮定を置いた計算の実務をやっただけですので、公表するかどうかというのは党が判断されるものですから、特に私からのコメントはありません。
記者:
厚労省も自殺対策を推進していると思うのですが、昨日の委員会で話題になりました、「GKB47」というキャッチフレーズについて、大臣はどのようにお考えですか。
大臣:
自殺対策は厚労省も関係しているので、その(キャッチフレーズの)説明を聞きましたが、私は、それを聞いても特に違和感があるということはありませんでした。ただ、昨日御指摘いただいたように、関係者の方が、これは良くないとおっしゃっているのであれば、考え直すということもあるだろうと思います。
記者:
自民党の石原幹事長が、胃瘻(いろう)についてエイリアンと発言したそうなのですが、それについてどのように受け止めていらっしゃいますか。
大臣:
あまり他の方の発言の揚げ足を取るようなことはしたくはないと思いますが、胃瘻のおかげで命を繋いでいる患者さんというのはたくさんいらっしゃるわけです。私自身の父も最後1年間は胃瘻で生活していました。そういう中で、病気の方や御家族の方に不快な思いをさせるような言葉の使い方については慎重であってほしいと思います。
記者:
年金試算の関係で、今回公表したとしても自民党・公明党はまだ審議には大分慎重な姿勢を示していますが、そういう対応に対してはどういうふうに。
大臣:
元々この試算は、あくまでも調査会の幹部のブレインストーミングというか、その資料ということで、党で共有されていたものでもないので、それを出すか出さないかということが協議に応じるか応じないかの要素になるということ自体が、私はおかしいかなと思っていました。各党の方の受け止めが色々あるんだと思いますが、これも再三申し上げているように、これは本当にどの政党が政権を取ってもやらなければいけないことですから、そういう意味では協議に応じていただいて、新しい年金制度と現在の年金制度でそれぞれメリット・デメリットがあるので、そうした基本的なことを協議していただきたいと思います。
記者:
新しい年金制度に関連して、公表する、しないとは別に一体改革で平成25年には法案を出すということになっていて、法案の準備がとても限られていると思うのですが、公表とは別に制度設計を厚労省としても考えなければいけないと思うのですが。
大臣:
予算委員会でも答弁しましたが、今、党の方で検討されているので、恐らく党では一つの形というよりは、いくつかのケーススタディをされると思います。これはあくまで民主党のマニフェストに基づく考え方なので、そこで案を出していただいたら、それを受け止めて厚労省で検討するということだと思っています。それまでの間、今の現行制度をどう改善するかについては、厚労省が主体的にやっています。

(了)