細川大臣閣議後記者会見概要

H23.08.09(火)19:12~19:21 省内会見室

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議、閣僚懇が終わりましてこちらに参りました。今日は、特に厚生労働省関係でご報告をすることはありませんが、私は6日、そして今日、広島と長崎の原爆被害者の慰霊、そして平和祈念の式典に参加をしてまいりました。66回目の式典といいますか原爆の記念の日でありますけれども、参加をしましてやはり感じましたのは、未だに被爆者のみなさんが大変苦労されているということでした。やはり日本として積極的に、世界から核兵器を廃絶するために世界をリードしていかなければならないということを強く感じましたし、日本国憲法に書いてありますような恒久平和を、しっかり実現していくということも日本の大きな使命ではないかと強く感じた次第です。私の方からは以上です。

質疑

記者:
特例公債法案が成立するということについて、大臣の受け止めをお聞かせ下さい。
大臣:
特例公債法案が成立しなければ、国のいろいろな歳出が出来ませんので大変な事態になります。その大変な事態が、成立することによって避けられますので、私は三党合意でそのことが決まったことに、ほっとしているところです。
記者:
子ども手当の10月から年度内支給の特別措置法の提出は、いつ頃になりそうですか。
大臣:
子ども手当の、10月から支給の法案ですけれども、今、大至急で作っている最中です。具体的にいつかということは申し上げられませんけれども、今国会中には成立をさせるということで準備を急いでいます。国会の最終日が8月31日ですから、そこから逆算をして間に合うように事務方を督励させていただいているところです。
記者:
民主党の菅総理が退陣した後の代表選について、いろいろ動きが出てると思うのですが、野田財務大臣が代表選への出馬の意向を示しているのですが、菅内閣がまだ続いている中で、野田さんは財務大臣そして閣僚の一員ではあるのですが、そういった中で、こういう出馬の動きが出てくるということを率直にどのようにお考えですか。
大臣:
野田大臣が次の代表選挙へ出馬するということについては、具体的に私は、ご本人からも聞いていませんし、報道でも野田さんが出馬すると明言されたというような報道にはなっていないのではないかと思います。そういう状況の中で内閣にいるものが同僚の大臣のことについてコメントを申し上げるということは避けたいと思っております。
記者:
特例公債が成立する見通しとなって、菅総理の退陣の3条件のうち2つの条件が揃うことになるのですが、残りは再生エネルギー法案ということですが、菅総理の退陣の時期について大臣なりの見立てを教えて下さい。
大臣:
私は、菅内閣の一員ですから、私がしっかりやらなければいけないと思っていることは、3党で合意になりました、子どもに対する給付の法案を今国会中に成立させるということが今の厚生労働省、あるいは私の一番大事な仕事だと思ってます。それに全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。
記者:
今日の3党合意の中では、転用された年金2分の1の財源についても復興債でまかなうということが決まりましたが、そのことについての感想は。
大臣:
私は、これまでも機会があるごとに年金の2分の1の臨時の財源については、元々23年度に計上していたものを震災が起こって、仮にそちらの方に回さざるを得なかったということでありましたから、年金の長期的な安定を考えると、早く返していただくのが望ましいということを申し上げてまいりました。したがって震災の復興の予算、第3次補正予算では年金会計の方に戻してもらうことも含めて強く要求しておりましたので、今回3党合意で、そのことが取り上げられ合意をされたということについては、厚生労働省の立場としては非常によかったと思っておりまして、是非最終的にもこれで決着を付けていただきたいと考えております。

(了)