細川大臣閣議後記者会見概要

H23.08.02(火)9:01~9:13 省内会見室

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今日は、定例の閣議、閣僚懇がございました。閣議で報告事項がありましたが、それは、サッカーのなでしこジャパンの活躍に対して、内閣総理大臣から国民栄誉賞を贈って表彰することになったので報告をすると、官房長官からご報告がありました。8月18日総理大臣官邸で表彰を行う予定でございます。なでしこジャパン初優勝ということで、国民にさわやかな感動と困難に立ち向かう勇気を与えるという顕著な業績があったということでございます。以上が閣議の報告です。 私の方から1つ皆さんにご報告をいたします。それは、応急仮設住宅の居住環境につきましてプロジェクトチームを立ち上げまして、これを開催するということでございます。これは、応急仮設住宅におきます居住環境を中心とした課題を検討するということで、大塚副大臣を座長といたしまして、関係省庁の局長級をメンバーといたしまして、応急仮設住宅の居住環境等に関するプロジェクトチームを立ち上げることといたしました。1回目の会議は8月4日木曜日の夕方に開催をいたしまして、仮設住宅の居住環境等に関する課題の把握のための調査の実施等について議論をいたします。メンバーにつきましては座長が大塚厚生労働副大臣でございます。阿久津内閣府大臣政務官も入っていただいております。あとは、東日本大震災復興対策本部の事務局の次長、内閣府の政策統括官、当省の社会・援護局長、国土交通省の住宅局長、それから、被災3県の東京事務所の所長こういう人達がメンバーでございまして、必要ならば追加もしていくということにいたしております。このプロジェクトチームで応急の仮設住宅は造りましたが、その住宅での生活することによってのいろいろな不具合といいますか、いろいろあるようでございますので、それらを点検をいたしまして仮設住宅での住環境を整えていきたいと、そして、できるだけ被災者の皆さんが仮設住宅で平穏で快適な生活ができるようにという趣旨で、このプロジェクトチームを立ち上げるということになりました。 私の方からは以上です。

質疑

記者:
子ども手当について、3党協議もいよいよ大詰めを迎えようとしていますが、自民党が子ども手当が政策的に間違っていたことを認めろと、児童手当法の改正で対応するべきだと言っていますが、大臣は子ども手当が政策的に誤っていたということについて反論をいただきたい。それから児童手当法改正ということになれば子ども手当が消えるということになると思うのですが、それは大臣としてはやむを得ないとお考えなのでしょうか。
大臣:
子ども手当の問題につきましては、4月29日の民主・自民・公明3党の政調会長間で合意ができておりまして、子ども手当について見直しをしていくということになっておりまして、それにもとづいた党対党での話し合いが今、だいぶ大詰めに来ているのではないかと承知いたしております。党の方で進めているところでありますから、今の段階で私がそれに対してのコメントをすることは差し控えたいと思っております。
記者:
あと、子ども手当については、3党の話し合いの中で0~2歳は1.5万円、3歳から1万円という金額の辺りで議論されているのですが、これですと児童手当当時に比べて実質的に手取りが減ってしまう世帯がかなり増えてくるかと思うのですが、これについては大臣はどのようにお考えですか。
大臣:
先ほども申し上げましたように、今、党対党での話し合いをしているところですから、それに対して私の方からいろいろとコメントすることは控えたいと思いますが、これまで控除から手当へということで、扶養控除などは廃止をしていくということで進めておりますから、そういうところとの整合性をどのようにしていくのかということについては、私どもとしても関心を持って注視をしていくということであります。
記者:
党の方での話し合いがあるので、コメントを差し控えたいということですが、所管の大臣として整合性をどのようにしていくのかを注視ということですが、控除から手当へが中途半端な形になってマイナスが出てしまうということについては、所管大臣としてはどうお考えですか。
大臣:
そこは、控除から手当への制度は、すでに扶養控除の廃止といたしておりますから、従ってその関係から収入が下がるという方も当然出てきますから、そこをどうするかということについても話し合いの中で多分やるだろうということ、そこを注視しています。
記者:
なでしこジャパンに国民栄誉賞ということで、団体では初めてということですが、大臣は率直になでしこジャパンの国民栄誉賞受賞についてどのように思っているか感想をお聞かせ下さい。
大臣:
なでしこジャパンが優勝したということについては、国民のみなさんが大変よろこび感動したのではないかと思います。私もそうでした。それを国の方で栄誉を称えるというか、優勝するまでのいろいろ努力、あるいはチームワークそういうことに対してのいろいろな要素が重なって優勝に導いてこられたと思います。そういう意味で、これは大変国にとってもうれしいことでありますし、国民総意で称えるということは、率直にいいことではないかと思います。

(了)