細川大臣閣議後記者会見概要

H23.06.14(火) 8:38 ~ 8:45 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議と閣僚懇が終わりました。特に厚生労働省関係でご報告することはございません。

質疑

記者:
昨日、東電が福島第一原発の作業員で新たに緊急時の線量限度の250ミリシーベルトを超える恐れがある方が6人いると発表して、確定の2人をあわせると8人になったわけですが、この点についてと、3,700人が測定対象で、まだ1,400人近くの人が測定の結果が出ていないということについて、250ミリを超える人が増える可能性があるわけですが、この2点についてどのように受け止めていますか。
大臣:
250ミリを超えるような方がさらに増えたということについては大変遺憾に思っております。まだ1,400人もの方の検査結果が遅れているということについても非常に遺憾に思っております。昨日、外部検査と内部検査の双方で合計値が200ミリを超す方については即刻作業から外すように指示をいたしました。内部被ばくで暫定値が100ミリ以上の方についても作業から離れるように、東電の方に指示をいたしました。
記者:
それを踏まえて、今後立ち入り検査も含め厚生労働省の対策としてはどのようなことを考えていますか。
大臣:
作業員の放射線の被ばく管理と健康管理についてはしっかりとやっていくということで進めてまいりたいと思いますので、まずは検査を早急にやっていただくということ、それに基づいて今後の健康管理をしっかりと確保していくということで進めていきたいと思っています。
記者:
社会保障改革の財源を巡って、消費税について国と地方の協議がありましたが、地方側から消費税の配分を巡って不満の声も出ていますが、その辺はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
大臣:
今、消費税については議論をしているところでありまして、その地方の不満については、社会保障については年金以外は自治体の方に実際はやっていただいているということでもありますので、これは地方の皆さんの意見は十分に聞かなければと私は思っております。
記者:
2次補正の編成についてですが、昨日、菅総理大臣が自らの政権での編成に強い意欲を示したのですが、大臣としてはこの菅政権で補正を編成するということはどのようにお考えでしょうか。
大臣:
私は今、菅政権の一員でありますから、菅内閣が続く以上、現在私がやらなければならない仕事を一所懸命やっていくということに尽きるわけですけれども、この補正の話につきましては、今日も少し話が出ましたけれども、2次補正をやる前にその中間として1次補正で足りなかった点を早急、迅速にやらなければならないことについて、1.5次の補正をというようなことで、財務大臣に指示をされたという話は今日報告を受けたところでございます。
記者:
辞める総理が補正を編成するのはおかしいのではないか、という野党側の主張もあるのですが、大臣としては2次補正を菅政権でするべきだと思われますか。
大臣:
これは、菅総理が一定のメドがついた場合にはお辞めになると言われた訳ですけれども、その時期、あるいはタイミングについて総理ご自身がお決めになることだと思います。そういう意味では、まだ総理からいつだという話も明確な形では出ておりませんので、従って私の方からそのことについていろいろとコメントすることは避けたいと思います。
記者:
先ほどの1.5次の報告は、誰が誰にされたのでしょうか。
大臣:
総理が、財務大臣にその準備をするようにとこういうことを指示されているという報告を受けました。
記者:
額の規模などは。
大臣:
いや、そういうことは特には。特に迅速にやらなければいけないこと、それから1次の補正で足りなかったところを補填するという意味で1.5という表現をされたと。
記者:
それは、閣議の中でしょうか、閣僚懇の中ということでしょうか。
大臣:
閣僚懇だったと思います。

(了)