細川大臣閣議後記者会見概要

H23.03.08(火) 08:37 ~ 08:45 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議と閣僚懇談会が終わりまして、こちらにまいりました。特に閣議、閣僚懇談会での皆様にご報告することはありません。

質疑

記者:
年金の「運用3号」問題で大臣は昨日責任をお認めになりました。野党からはやはり「辞任をすべきではないか」という声も高まっておりますが、改めて責任とご自身の進退についてどうお考えになっているのでしょうか。
大臣:
今、私がしなければならないことは、やはり、「運用3号」問題をしっかり片付けていくことです。昨日も申し上げましたが、法的な措置も視野にいれて抜本的な解決策を早急に提示をして、解決をしていくことが今の私の務めと考えております。
記者:
一部報道では、総務省での年金業務監視委員会も近く総務大臣に報告を出すということですが、厚生労働省としてのスケジュールを改めて教えてください。
大臣:
厚生労働省としては、年金回復委員会が本日夜開催されますので、そこでのご意見も聞いてみたいと思います。そこで総務省の年金業務監視委員会のご意見と、総務大臣とお会いをして、総務大臣から私にお話があると思いますので、それらを含めて早急に厚生労働省として抜本的な対策を立てていきたいと思います。
記者:
ワクチンの副反応問題ですが、予防接種をしたお子さんが5人亡くなられたということが報告されております。今日夕方、検討会議も開かれることになっておりますが、大臣ご自身はワクチンで様々な病気を予防する効果と、副反応のバランスについてはどのようにお考えでしょうか。
大臣:
この件で亡くなられた方が出たということで、「ワクチンの接種については見合わせるように」という指示をいたしております。今日、専門家の方々の会合がありますが、ここで今回の件について検討をしていただくということになっております。この件について、私は、ワクチンの接種によって病気を予防するということ、それからワクチン接種による科学的にいろいろな副反応が出てくるということがあります。そうすると、メリット、デメリットをどうきちんと比較対照して、副反応については極力発生しないように対応していくということになると思います。審査の段階でしっかり審査をしてもらうということ、また、実際の接種の現場でお子さんの事情をよくお聞きして、しっかり現場で対応していただくことが必要かと思っております。また、実際にこの接種での事後的な情報をいろいろ収集して、今後のワクチン接種事業について参考にしてやっていかなければと思っております。
記者:
「運用3号」についてですが、法的措置についての方向感、選択肢のご検討の範囲をお聞かせください。
大臣:
法的な抜本的な対策というところまで方針を決めておりまして、具体的にはこれから検討していくということになります。とりあえずは、総務大臣から私にお話があると思いますし、年金記録回復委員会でどのようなご意見が出るのかを踏まえてこれから検討をしていくということです。
記者:
3月15日に随時払いされる方が500人弱くらいいらっしゃいますが、その随時払いの方針に変更がないのかという点と、2,331人の方が1月末までに申請されていることが明らかになっておりますが、2月に保留するまでの間に合計何人の方が申請されたのかということをお聞かせください。
大臣:
細かいところの数字は今手元にございませんが、3月の随時払いについては既に裁定をしているということで、現行法でいけば既に受給権者になっているということです。それから、実務的には3月の随時払いの時には、他の被保険者というか、裁定された方も一緒に組み込まれてやっておりましたので、そこだけ止めるということには出来ませんでした。一応そこで随時払いは行うということを決めました。細かい人数などについては、またお話したいと思います。
記者:
「運用3号」について、野党側は大臣が1月下旬まで救済策について知らなかったということで、追及を強めようという考えなのですが、実施されるまで知らなかったということについては大臣はどのようにお考えでしょうか。
大臣:
私自身は現在厚生労働大臣としてはこの問題をしっかり解決していくということで、任務を果たしていきたいと思います。
記者:
1月下旬というのは、具体的にはどういうタイミングで把握されたということなのでしょうか。
大臣:
その頃のいろいろなマスコミの報道、それから内山総務政務官からお話があるということで「どういうことだろう」ということで、事務方から報告を聞き、私としてはそこで詳しいことを知りました。

(了)