細川大臣閣議後記者会見概要

H22.10.15(金) 8:39 ~ 8:45 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今朝の閣議は厚生労働省関係は何もなく、特に報告することはございません。ただ、総務大臣から地方主権に関しての出先機関改革について、しっかり各省取り組んで欲しいという話があり、総理からも各省が政治主導で進めて欲しいというお話がありました。私からは以上です。

質疑

記者:
昨日、日本年金機構の職員が逮捕されましたが、先日の厚生労働省職員の逮捕と、不祥事が相次いでおり国民の信頼が大きく損なわれている中で、信頼回復のために何が一番求められていると大臣はお考えでしょうか。
大臣:
再発防止に向けての取り組みをしっかりやることだと思っております。それにはまずはどうしてこういうことが起こるのか、あってはならないことが起こって情けないというか、本当に腹の底から「一体何をやっているのだ」という気持ちです。したがって、どうしてこういうことが起こるかということを徹底的に調査をさせて、再発防止の方策を立てることが国民の皆様への信頼の回復だろうと思います。特に年金についてはこれまでもずっと国民の皆様からの信頼を失ってきたところがありますので、年金記録の回復など多くの職員が一生懸命やっているわけです。したがって、年金記録の回復などのしっかり実を上げて、国民の皆様に年金に対しての信頼を回復させていただきたいと思っております。
記者:
日本年金機構がその件に関連しまして告発を検討しながら告発をしなくて、結局、警察が独自に逮捕する形になったのですが、機構の判断についてはどうお考えでしょうか。
大臣:
私はそこのところはもう少し事実関係を確かめてみたいと思います。これは調査をし結果も出ていたわけですから、告発すべきところは早くしっかりとやるべきだったのではないかと思っており、もう少し調査もしてみたいと思っております。
記者:
未承認薬の臨床試験の問題ですが、国立がんセンターの研究所長を務めている医師のチームが、臨床試験中のがんワクチンで被験者の患者さんが出血したことを、ワクチンを提供している他の病院に伝えずに研究を続けていたということが分かったのですが、こういった被験者の人権をないがしろにしているような今回のケースについて問題と考えるかということと、厚生労働省として調査をするかということについて大臣のお考えをお願いいたします。
大臣:
私も今朝そのことを知りまして、報道ですからそれが事実かどうか確かめておりません。まずはどういうことでそういうことが起こったのか、しっかり事実関係を調査したいと思っております。その上で何をしたらいいかということを検討したいと思っております。
記者:
小沢氏についてですが、政治倫理審査会で説明を求める意見もかなり党内には出てきているのですが、前原大臣なども「国会で説明すべきではないか」と言っているのですが、大臣自身はどのようにお考えでしょうか。
大臣:
私は小沢さんが御自身で説明責任は果たすということをおっしゃっておりますので、そこは国会なりがきちんと決めて、それに小沢さんに対応してもらうということになると思います。
記者:
先ほどお話のあった総務大臣及び総理の出先機関改革の関係ですが、しっかり取り組んで欲しいということを受けた上で、厚生労働省の場合労働局の問題がありますが受け止めをお願いいたします。
大臣:
これは省内でもずっと検討してきておりまして、労働政策審議会からなどもいろいろな御意見をいただいております。私としてはしっかり取り組んでいかなければと思っております。

(了)