長妻大臣閣議後記者会見概要

H21.11.10(火)9:50 ~ 9:55 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議については私から特に申し上げることはございません。 それと、昨日、マスコミの皆様にも資料をお配りしましたが、報道の御指摘もあって、電子申請システムというかITを使ったシステムについて、厚生労働省の中で非常に非効率的なものが調査するとありましたので、それに対する是正策を、まず第一弾として昨日配布をさせていただきました。そして、今日午後には就任してから年金記録の統合のミス、他人の記録を統合してしまうようなことが何件あるのか徹底的に調査をして下さいという指示を致しまして、その第一回の報告を午後お渡しすると。その報告というのは、これも一部報道されておりますが、黄色便といういわゆる「旧姓」の方に対して出した案件のカテゴリーだけの調査がまずは出ましたので、それをお出しするということで、他のカテゴリーにも統合ミスというのがあるのではないのかと、そのミスの原因を分析して今後ミスのないようにしていきたいと思います。私自身も野党時代に統合ミスの実例を国会で追及したことがありますので、こういうミスがないよう教訓にしていこうということで、今後とも調査をして、全容がわかれば速やかに公表するということです。

質疑

記者:
事業仕分けについてですが、診療報酬が含まれていますがその辺に関するお考えはいかがでしょうか。
大臣:
診療報酬でも、例えば薬価の問題などについては色々見直す必要があるという問題もあるというのは承知してますので、御指摘をいただいて、我々としてもどういうことが出来るのか議論をしていきたいと思います。
記者:
江利川前次官の人事官への起用に関連してお伺いしたいのですが、「脱官僚」を掲げながら官僚出身者を起用している現状についてどう思われるかお願いします。
大臣:
人事官ということで、これは内閣全体の決定だということでもありますので、私自身は内閣の一員として、ただ決定といっても国会同意人事でありますので、国会に提示するという決定には私も従っていこうと考えています。
記者:
年金についてですが、件数としては少なくとも200件以上という報道もあったと思いますが、だいたいそれくらいなのでしょうか。
大臣:
先程も申し上げましたように、旧姓の方に送って、その方が「自分の記録ですよ」と言われて、それでそのまま統合して、統合後に「こういう風に統合しましたよ」と出したときに違うという御指摘をいただいたと、こういう案件ですので、それは一つのカテゴリーだけの案件ですので、それ以外の部分についてもミスがあるのではないかと、それも速やかに公表するということが何よりも重要で、二度と同じようなミスが起こらないように、あるいはミスを公表することによって、どうしてそういうミスが起こってしまったのかという分析も早急にする必要があると考えています。
記者:
JALについてですが、今日、公邸で関係省庁の副大臣等が集まって企業年金の引き下げ等の話をしたと思いますが、長浜副大臣から報告を受けられたと思いますが、現状として大臣としてどのようにお考えでしょうか。
大臣:
今朝、長浜副大臣から直接報告を受けましたが、これも以前と同じ答えでありますが、まだ具体的に厚生労働省として判断をするような案件というのが来ていないという段階だと承知をしておりますので、具体的な案件が来れば速やかに検討をして回答をしようと考えておりますが、まだそういうことは来ておりません。

(了)