加藤大臣会見概要

H30.5.25(金)8:41 ~ 8:45 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。閣議での発言、冒頭申し上げることは特にありません。

質疑

記者:
本日の厚生労働委員会で働き方改革法案の採決がされる見通しと伺いました。野党側からはまだ十分に審議がなされていないという声もありますけれども、大臣の受け止めをお願いいたします。
大臣:
今の採決云々については、国会の運営に関することなので私からコメントは控えたいと思いますが、この働き方改革は、働く方々の立場にとって、それぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現しようということで、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態に関わらない公正な待遇の確保、いわゆる非正規で働く方の処遇改善等を進めることとしています。この法案は大変重要な法案ということで、国会でご審議、また厚生労働委員会でご審議いただいているということでありますので、引き続きご質問に誠実にお答えしていきたいと思っております。
記者:
昨日、日本時間の昨夜ですけれども、米朝首脳会談の中止が急遽発表されました。これに対しての拉致問題担当大臣としての受け止めをお願いいたします。
大臣:
トランプ大統領から金正恩国務委員長への書簡については承知をしているところであります。私どもにとって大事なこと、重要なことは、米朝首脳会談が開催されるということではなくて、そこを通じて核・ミサイル、そして何よりも重要な拉致問題が解決に向けて前進する機会となるということですので、引き続き、米国、あるいは韓国とよく連携をしていきたいと思います。
記者:
今お話しがありましたけれども、拉致問題への影響というか、今回の中止の表明による拉致問題への影響について、どう見ていらっしゃいますか。
大臣:
今申し上げたように、いずれにしても、私どもにとっては、全ての拉致被害者の一日も早い帰国の実現、これに向けて、北朝鮮が具体的な行動を取られていくということですから、そこに向けて、これから先ほど申し上げたアメリカ、韓国と、あるいは中国、ロシアと連携を図っていきたいと思います。
記者:
働き方改革関連法案についてですが、先ほど大臣がおっしゃった通り、委員会の運営については国会の事項ですけれども、大臣としてはこれまでの質疑の時間であったり、質疑の内容というのは、十分尽くせたとお考えでしょうか。どのように評価されていらっしゃいますか。
大臣:
質疑に対して、私が評価するという立場ではないと思います。ただ、それぞれのご質問に対しては、これまでも誠実にお答えさせていただいたところでありますし、引き続きそういう姿勢で臨んでいきたいと思います。
記者:
在職老齢年金制度に関してなのですが、見直しを骨太の方針に明記するとの一部報道がありますが、事実関係を教えてください。
大臣:
自民党からはそういった趣旨の提言があったというふうには、承知をしておりますけれども、今お話の政府の方で、具体的な文書については、承知をしておりません。
記者:
弊紙が今日書いてますけれども、三菱自動車で技能実習生を本来の実習外で働かせているというような事実が発覚しましたが、これについて厚労省として、何か調査されるなどのお考えはございますでしょうか。
大臣:
個別事案について一つひとつお答えするのは差し控えたいと思いますが、ただ一般論として申し上げれば、技能実習計画に従って技能実習を行わせていないと認められる場合については、技能実習計画に基づく技能実習を行うよう指導を行っていくほか、悪質な場合には改善命令や認定の取り消しの対象となりうるという仕組みになっておりますから、事実関係を確認した上で、適切に、一般論として申し上げておりますけれども、対応していくという、そういう姿勢で取り組んでおります。

(了)