加藤大臣会見概要

H30.3.23(金)8:29 ~ 8:32 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。冒頭申し上げることは特にございません。

質疑

記者:
日本年金機構が年金のデータ入力を中国企業に再委託していた問題についてお伺いします。大臣には1月10日に報告があったということですが、2ヶ月以上公表しなかった理由についてお聞かせください。
大臣:
日本年金機構から、再委託をしてはならないということで委託をしていたにもかかわらず、中国の会社に再委託がなされた、まさに契約違反の行為があったということは遺憾であります。私のところには、1月の段階でそうした報告が上がっておりました。まず、全貌をしっかり調べるようにということでございました。それについては、1月の終わりから2月にかけて実地監査が行われ、これは専門の業者の方に参画していただきました。そうした結果として、今申し上げた契約違反の再委託が行われていたということでした。しかし他方で、再委託先では情報セキュリティ対策については講じられていたということです。また、年金の個人情報の流出は確認できなかったという報告を受けたところでございます。ただ、この業者とは、扶養親族等申告書・個人番号申出書データ入力及び画像化業務ということで、広く言うと4つの事案に関わる単一契約を結んでいたということですけれども、それ以外の部分についても情報の入力に間違いがなかったのかということも、その段階で疑いを持ち、精査をし始めました。いずれにしても、全体をしっかりと確認した上で公表する、対応する必要があるということで、全体の解明がほぼ終わった、先般3月20日の段階で、私の方から年金機構の理事長を呼んで、一連の指示、また公表に関する対応といったことを指示したということでございます。

(了)