塩崎大臣会見概要

H28.12.6(火)8:49 ~ 8:53 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私からは特にありません。

質疑

記者:
IR法案の採決を受けて、ギャンブル依存症の支援団体などからは、依存症対策が不十分ではないかという声も上がっているかと思います。厚労省としての取組みを教えてください。
大臣:
衆議院の委員会で採決が行われたわけでありますが、ギャンブル依存症については附帯決議が付けられたと理解しております。ギャンブル依存症につきましては、適切な治療と支援によって回復が可能であるということがまず第一でありますが、一方で、依存症の方が必要なときに適切な治療を受けられる環境整備をしなければならないことも事実だろうと思います。今、神奈川、岐阜、大阪、岡山、佐賀の5府県に依存症の治療拠点となる医療機関を指定いたしまして、依存症者への専門的な治療や、相談支援、御家族の相談支援、他の精神科医療機関などへの技術援助、こういった専門的なことについて周知するということなどのモデル事業を実施しているほか、支援に当たる人材に対する研修、依存症に対する正しい理解を広めるための普及啓発などを行っているわけであります。今後、ギャンブル依存症については、より正確な実態把握をさらに行い、これまで以上に対策が充実するように取り組んでいかなければならないと思っております。
記者:
先日、東京都武蔵野市の産婦人科病院で、母体保護法の専門の資格が無い、無資格の医師が中絶手術を行って、結果的にその女性が亡くなったという事案が発生しました。東京都も立ち入りなどを行っているようですが、大臣の御所感をお願いします。また、無資格の医師が中絶手術を行うことが、その病院ではほかにも何人かいたということですが、対策などを教えてください。
大臣:
御指摘のあった案件は、東京都から情報提供を私どもも受けております。ただ、これは現在、警察が扱っている捜査案件でございますので、関係機関と連携して、情報収集をしっかりとやって、まずは捜査の推移を見ていかなければいけないということであります。医師会が指定医の指定をするわけでありますが、これは各都道府県医師会の指定医となっていなければ、人工妊娠中絶ができないという制度になっています。そういう点から照らしてどういうことになっているのか、今、捜査が続いているということだと思いますので、その捜査を受けて、私どもとしてもさらに対応を決めていきたいと思います。
記者:
総理のハワイ訪問についてお聞かせください。
大臣:
ニュースでまず昨日知りましたが、広島にオバマ大統領が来られたことをおそらく踏まえて、ハワイに行って慰霊をすることになったのだろうと思います。詳細はまだ私は聞いておりませんので、よく聞いた上で、また考えていきたいと思います。

(了)