塩崎大臣会見概要

H28.8.15(月) 10:24 ~ 10:30 省内会見室

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
私の方から冒頭で、本日8月15日は戦没者を追悼し平和を祈念する日ということでございます。政府は日本武道館におきまして、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、遺族代表及び各界代表の参列の下に、先の大戦における三百万余の戦没者の皆様方に対しまして、全国民が深く追悼の誠を捧げるとともに、恒久平和の確立への誓いを新たにする趣旨で、全国戦没者追悼式を挙行いたします。正午には国民一人ひとりが、その家庭、職場等それぞれの場所におきまして、その式典に合わせて、戦没者をしのび、心から黙祷を捧げられるように切望をいたします。私からは以上でございます。

質疑

記者:
2点お伺いいたします。今日の15日の件ですが、靖国神社の参拝について、お考えを改めて大臣からお聞かせ下さい。
大臣:
靖国神社の参拝につきましては、内閣の一員として適切に判断をするということだと思います
記者:
参拝は今のところ予定はないということでよろしいでしょうか。
大臣:
適切に判断をいたします。
記者:
先週の10日にありました相模原の事件の検討会議について、措置入院解除後のフォローアップが焦点ということですが、過度な監視についても批判の声が上がっております。改めて大臣のお考えをお伺いしたいと思います。
大臣:
この間の第1回目の検証・検討チームの会合の際に私からも申し上げましたけれども、まず何が起きたのか、どういう経緯を辿ってこの事件発生に至ったのか、という事実関係をまず徹底的に精査をすることが何よりも重要な第一歩だと思います。それは、措置入院が解除され、そして最後に通院をしたのは3月31日、それ以降事件までの足取りなどについて、行動について、発言について、しっかりと精査をすることも大事であります。その上で現行制度の下で何をしておけばこの事件を防ぎ得ていたのかということも検証しなければいけない、今のある制度で防げたことが防げなかったのかどうかということも考えなければいけない。そして現行制度に加えていかなる新しい政策とか制度とかそういうものが必要なのか、つまり、新しいものが無ければやはり防ぎ得ないのかということなどを今後の再発防止策の中で徹底検証していく、そして提案していくことが重要だと思っています。第1回目の検証・検討チームでの議論を私も一時間ぐらいお聞きをいたしました。様々なご意見が出ておりましたけれども、措置解除後の対応のあり方について様々な見方があって、それぞれご専門の分野が異なる医師の方々のお考えは、それぞれ特徴があるなと思いましたが、今申し上げたような点について、引き続きご議論頂けるものだと思っています。厚生労働省としては、精神障害者の方々の地域への移行というのは大きな流れとして従来よりとってきた方針でありますので、この流れには全く変更はないということだと思います。ただ検討結果を踏まえて、どういう再発防止策があるのかということを一日も早くご提案を申し上げて、実行に移せるようにしていくことが、ご不安を抱いてらっしゃる障害者並びにご関係の方々、そしてまた国民の皆様方への私たちとしての果たすべき責任ではないかと思います。
記者:
本日の給与関係閣僚会議の前に、加藤大臣と総理執務室近くに入っていらっしゃっていたかと思いますが、差し支えない範囲でどんなお話をされていたのかお聞かせ下さい。
大臣:
加藤大臣と二人だけで、15分ぐらいお話をいたしました。これは、働き方改革について、先般、総理に加藤大臣から色々ご相談をされたということについてのお話を聞かせて頂くとともに、両大臣がしっかり連携することが大事だということを確認し、なおかつ、厚生労働省からの人出しをちゃんとして、今回の実行会議の運営などに、あるいは施策の精査並びに提案に向けての体制として、私どもの厚生労働省のスタッフを出すことについてのご依頼があったので、そこは快諾をしたところでございます。

(了)