塩崎大臣会見概要

H28.4.26(火)8:40 ~ 8:45 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私からは特にありません。

質疑

記者:
熊本地震に関しておうかがいします。発生から1週間以上が経ちまして、避難生活も長引いておりますが、南阿蘇の避難所ではノロウイルスの感染が拡大するなど、感染症対策も課題となっています。この点については、どのような対応をされるのでしょうか。
大臣:
ノロウイルスにつきましては、南阿蘇の中学校で発生したわけでありますけれども、これに対しては日赤の医療チーム、保健所の職員が、患者を医療機関か体育館の別室に隔離するとともに、国立感染症研究所から専門家が行っておりますので、必要な消毒薬などの衛生材料や検査キットを搬送するなどの対応をしておりまして、24日以降は新規の患者は発生していないと理解しております。しかし、水の供給が十分ではないところを中心に、トイレがあまり機能していないところがあります。そういうところを中心に、他の避難所でもまずはトイレの清潔を保つということ、消毒薬などの衛生資材をしっかりと配布して皆様が使えるようにするということ、一人一人が手洗いをしっかりとやるということが基本であります。それを示したポスターを各避難所などに掲示する、周知徹底することが基本だと思いますので、そういったことを強化して、対策を打っているわけであります。気温が高くなってまいりましたので、食中毒を含めて皆様方にはよく注意していただくようにお願いしたいと思います。
記者:
熊本地震では化血研(一般財団法人化学及血清療法研究所)も生産設備がダメージを受けましたが、復旧の見通しと5月6日の業務停止命令の期限が近づいてきていますが、新体制への移行については期限という意味でどのようにお考えでしょうか。
大臣:
生産に支障をきたしているという報告を受けております。まだ、見通しが立ったという報告は受けておりません。業務停止命令の期限が参りますが、これはこれとして化血研において適切な判断をしてくれるものだと思っておりますが、こういった事情がありますから、今後どういうことがあり得るのかよく考えていきたいと思います。
記者:
同一労働同一賃金について、昨日、自民党のPT(プロジェクトチーム)から提言書を受け取られたと思うのですが、大臣としては今後、一億プランなどについて、どういう点を盛り込んでいこうと考えていらっしゃるのか、またその実効性をどのように担保していこうと考えていらっしゃるのでしょうか。
大臣:
一億のプランについては、加藤大臣の下でやっておりますので、私どもよく話し合っていきたいと思っているので、中身についてはまだ特にどうするかということが決まっているわけではありません。自民党からの提言は、私どもとしてもしっかりと受け止めて、プランにどう取り込んでいくかということを考えていきたいと思っております。基本的には総理から示された方針に従って、同一労働同一賃金についてプランの中に入れられること、今後まだ引き続き検討しなければならないことをよく整理しながら、同時に厚生労働省の中で同一労働同一賃金の検討会をやっていただいていますから、ここでの検討状況もよく踏まえなければならないと思います。
記者:
関連ですが、公明党の提言では(非正規労働者の賃金を正社員の)8割という数値目標が欧州並みということで出ていますが、数値目標を盛り込むかどうかについての現時点でのお考えはどうでしょうか。
大臣:
自民党の方にも欧州並みを目指すということが入っていたと思いますが、それはそれで一つの考え方だと思いますので、参考にさせていただきながら、どうするかをこれから決めようと思っております。

(了)