塩崎大臣閣議後記者会見概要

H27.9.11(金)8:50 ~ 8:53 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私の方からは、今日の閣議で百歳の高齢者へのお祝い状及び記念品の贈呈について報告いたしました。老人福祉法では、9月15日を「老人の日」と定めていますけれども、その記念行事として、今年度百歳になられる方全てに、内閣総理大臣からお祝い状と記念品を贈呈いたします。対象者は、30,379人。また、9月1日現在、住民基本台帳によります国内の百歳以上の方の総数は、61,568人でございます。ちなみに、最高齢は、男性が112歳、女性が115歳でございます。このたび、百歳を迎えた方々の御長寿をお祝いを申し上げますとともに、多年にわたり社会の発展に貢献されてこられたことに感謝を申し上げたいというふうに思います。以上です。

質疑

記者:
(労働者)派遣法なのですが、今日の衆議院の本会議で可決、成立する見込みです。これまで国会で2度廃案になっているという経緯もありますけれども、改めて今日の成立に期する思いをお聞かせください。
大臣:
本来、今回の派遣法改正は、全てを許可制にする中で様々な新たな義務を派遣元中心に、もちろん派遣先にも課して、派遣で働く方々の権利を守っていくということで、正社員になりたい方はその可能性を高め、そして、派遣で働こうとする方々には処遇を改善しやすいようにということで、法律を作ってまいりました。衆参での議論を経て、今回採決をいただけるということでございますので、これが成立した暁には、この法の趣旨に則って、これをしっかりと施行して、派遣で働く方々が働き方に満足いくようにしていきたいと思います。
記者:
今回派遣法成立後、施行まで2週間余りと期間が短くなっていますけれども、関係者の周知や準備にはどのように臨んでいかれるでしょうか。
大臣:
成立をさせていただいた暁には、早速労政審(労働政策審議会)を開いていただいて、政省令、あるいは指針、これをしっかりと作らせていただいて、そして、周知をして施行に万全を期していくということしかないというふうに思います。
記者:
派遣法の今国会の成立にこだわられたということの理由の一つとして、10月1日からみなし制度が始まるということがあったと思うんですけれども、改めてどういう点が懸念されたんでしょうか。
大臣:
すでに平成24年の前回の派遣法改正の時に、期間制限が分かりづらいということがあって、それに基づいて混乱があってはいけないということで、今回期間制限を直しました。そういうこともあって、10月1日からみなし制度は当然スタートするわけでございますけれども、それに間に合うように分かりやすい制度に改めたということで、できる限りスムーズな法施行が行われるようにということでございます。

(了)