塩崎大臣閣議後記者会見概要

H27.5.26(火)8:49 ~ 8:53 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私の方からは特にありません。

質疑

記者:
昨日、年次有給休暇等の数値目標を盛り込みました過労死防止の大綱案が示されました。数値目標を盛り込む意義等をお答えください。
大臣:
過労死等防止対策の協議会で御議論いただきまして、今年の年央までに、大綱を示すということになっておりましたが、そこにおいて新たな目標を設けるべきとの意見もあったり、一方で、現行目標の確実な達成を目指すべきなどのいろいろな意見が出た中で、案が出てきたということでございます。いずれにしても「過労死等防止対策推進法」に基づいて作られる大綱で、調査・研究の早急な実施と成果を踏まえて種々の対策に取り組むことが基本的な理念とされているわけで、この大綱は第一歩でありますので、厚労省としては将来的に過労死ゼロを目指すという決意をお示しするものだと理解しております。
記者:
年次有給休暇の取得率などの数値目標が盛り込まれましたけれども、遺族からはインターバル規制等の数値目標を盛り込んでほしかったというような意見もありました。実際盛り込まれませんでしたけれども、大臣はその辺りについてはどのように考えていらっしゃいますか。
大臣:
インターバルについても、いろんな御意見があるので、まずは皆様で意見の合意が得られるところを書き込むということでございますので、引き続いて様々な議論がなされるのではないかなというふうに思います。
記者:
経済財政諮問会議で、ジェネリック医薬品の普及目標の引き上げについて議論がありますが、これについて大臣はどのようにお考えか、一部報道では80パーセントにという報道もありますが、どのようにお考えでしょうか。
大臣:
これは、最終的には今日の諮問会議で私の考えを申し上げようと思っていますが、政府内でもいろんな御意見があって、それを踏まえて私の考えを諮問会議で示していこうというふうに思っています。
記者:
関連で、医療費の抑制について政府内でもいろいろ意見があるようですけれども、大臣として改めて諮問会議で、どのような御主張をされるおつもりなのか、そのお考えをお聞かせください。
大臣:
今回は私どもとしては、これまで民間議員から問題提起を受けて、私の考えを述べるという形になっておりますが、やはり大事なことは国民の健康増進を図り、医療の質を上げていく、そして同時に財政にも配慮するということで何ができるのかということを私の方としては提案しようというふうに思っています。いろいろなことがありますけれども、目先のことだけにとらわれずに、少し長い眼で見て、医療はどうあるべきかなのか、医療だけではない介護も含めて、そういう大きな眼を持って、しかし、2020年に向けてプライマリー・バランスの黒字化を達成しなければならないという国民へのお約束、責任、これも果たすというためには何をすべきか、そういう考えでいきたいと思います。一番大事なのは、やはり、国民自らが取り組んでいただく、この健康づくり、そして予防だったりするのだろうというふうに思いますので、そのためにじゃあ何をすべきかというようなこともとても大事な問題として、保険者機能の強化など考えていきたいというふうに思います。

(了)