塩崎大臣閣議後記者会見概要

H27.4.24(金)8:21 ~ 8:25 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。特に私からはありません。

質疑

記者:
神戸の医療センターでの生体肝移植に関する事故の報告書がまとまりました。また、群馬大学の附属病院であるとか、聖マリアンナ医科大学での事案など、こうしたケースが相次いでいますが、報告書がまとまったことについての受け止めと、こういう事案が相次いでいることを受けて、厚生労働省としてどのように医療安全の確保に努めていくのでしょうか。
大臣:
東京女子医大、群馬(大学)、千葉(県がんセンター)、聖マリアンナ(医科大学)、神戸(国際フロンティアメディカルセンター)等、いろいろな所で次々と深刻な事態が起きているわけでございまして、現在医療分科会で(東京)女子医大と群馬大学については審議をお願いしておりますが、近々に結論が出ると聞いております。この2つの事案は、医療安全管理に重大な問題があって、特に責任と権限を持って医療安全管理に取り組むべきガバナンスの仕組みが全く機能していないことがわかってきたわけであって、他の案件も含めて、大学病院をはじめ、高度な医療を提供していて、国民からは信頼をされているはずの全ての特定機能病院などにおいて、医療安全の強化、その中でも特にガバナンスの強化ということについては、しっかりと取り組んで、我々厚労省としても見ていかなければならないと考えているところでございまして、まさに国民からの高度医療に対する、あるいは高度な医療を提供する医療機関に対する信頼の問題でもあるので、しっかりと対応していきたいと考えております。
記者:
検討する場などを設置するお考えはあるのでしょうか。
大臣:
(東京)女子医大と群馬大学については、近々医療分科会の結論が出ると聞いておりますので、それを受けて、具体的には考えようと思っています。
記者:
神戸の問題に特化してうかがいたいのですけれども、報告書はすでにまとまって、厚労省の方に送られていると聞いているのですけれども、すでに届いているのかと、神戸の問題に特化した受け止めをお願いします。
大臣:
いずれにしても、それをよく読み込んで、何が問題なのか、それを徹底検証しないといけないと思っていますし、実は聖マリアンナの方からも昨日報告書というものを持ってきましたが、たった3ページでありますから、追加の報告を求めました。これはとりわけ調査委員会の構成とか、議論の中身の具体的な内容とか、それから一番大事なのは再発防止に関する具体的な計画とか、そういうものも入ってないような報告なので、まずはとりあえずということなんでしょう。ですから、追加の報告を見て、あわせて、しっかり検証していくということが神戸についても言えると思うのです。

(了)