塩崎大臣閣議後記者会見概要

H27.4.21(火)8:46 ~ 8:52 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私の方から1点だけ、「保健医療2035」をやっておりますが、これについての御意見を広く募ろうということで、この策定懇談会で今、精力的に議論を行っており、この間の土曜日もまた会合を開いていただきましたが、20年後のビジョンを描く際には、様々な視点とか御意見をしっかり踏まえたうえで、作らなければいけないということで、こうした観点から、今回、私へ、ご自分のアイデアを、自分の2035を、国民の皆様方からの意見募集として、意見募集を4月24日から5月20日まで実施をするということにいたしました。広く国民の皆様方に20年後の医療ビジョン、それに加えて、今日何をすべきかということを含めても結構でございますので、ぜひどしどし御意見を頂戴できればと思っておりますので、詳細につきましては事務方から配布した資料をご覧いただきたいと思います。

質疑

記者:
医療保険制度改革についてうかがいます。医療制度改革で、患者の窓口負担が1,200億円に膨らんでしまうということが、一部報道されました。その事実関係と、それだけの患者、一般の国民の負担が増えてしまうわけですが、この法案の意義を教えてください。
大臣:
法案につきましては、幅広くいろいろな改革が盛り込まれているわけでありますけれども、一番は国民(健康)保険制度の安定化、また、都道府県に運営責任を担っていただくということが一番大きいわけで、それに伴って、財政的な支援を増やすということが大きいと思います。今御指摘の国民負担の問題というのは、おそらく入院時の食事代の段階的な引き上げのことを言っておられると思いますが、これについては、この医療保険制度を今回、大きな改革をやるわけでありますけれども、持続可能性というのをしっかりと確保するために、お互いの助け合いの中で、今回、御自宅でもお食事はされるわけで、あとは医療的な観点でどういうことをするかというのは食事でもございますけれども、それを除いて、今回の食事代については御負担をいただくことで持続可能性が増すと我々は考えておりますので、ぜひ国民の皆様方にも助け合いの仕組みの中で、今回このような形でお願いをするということについてご理解をいただければありがたいと思っております。
記者:
患者の窓口負担について、具体的な値段というか、数値というのは、厚労省試算である程度出ているものというのはあるのでしょうか。
大臣:
窓口負担というよりは、食事代の負担ということでございまして、これについては、全体では患者負担として1,200億円、段階的に引き上げた結果ですが、ただし、これは何度も申し上げますけれども、低所得者あるいは、慢性の病気を持っていらっしゃる方々などについては、これは配慮するということでございますので、弱い立場の難病の方々なども含めて、きちんとした配慮をした上での、負担増ということでございますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。
記者:
保健医療2035のことですけれども、この意見を募集して、ビジョンにどのように反映させていくお考えでしょうか。
大臣:
それは当然、渋谷座長をはじめ、皆様方もそれを拝見させていただいて、自らの頭の中にインプットして、それを形にしていくために御意見を広く募ろうということでありますので、当然、良い意見はどんどん入れ込んでいくこともありうるというふうに思います。
記者:
靖国神社に関することでうかがいます。今日から春の例大祭が始まりましたが、塩崎大臣の名前で真榊(まさかき)の奉納がされていたということです。奉納についてのお考えと、靖国神社を参拝される、この春季例大祭に合わせて参拝されるお考えがありますでしょうか。
大臣:
参拝については予定はございません。真榊(まさかき)につきましては、国のために犠牲となった方に対する尊崇の念を込めて、一国民として行ったということでございます。
記者:
私的なということでしょうか。
大臣:
個人として、そういうふうにさせていただいたということであります。
記者:
関連で、靖国神社については毎回首相の参拝について話題になりますけれども、首相の参拝のあり方等についてお考えがあればお願いします。
大臣:
これは総理が御自身で御判断されることでありますので、私がとやかく言うことではないと思います。

(了)