塩崎大臣閣議後記者会見概要

H27.3.10(火)7:48 ~ 7:53 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私の方から、明日3月11日で、東日本大震災の震災からちょうど4年が経過をいたすわけであります。改めて、震災でお亡くなりになられました皆様方に御冥福を謹んでお祈りを申し上げたいというふうに思いますとともに、御遺族の皆様方に深く哀悼の意を表したいというふうに思います。また、今なお避難生活を続けておられる方々、約23万人おられるというふうに聞いておりますけれども、心よりお見舞いを申し上げたいというふうに思います。今後とも、現場第一主義に立って、被災者の健康確保・心のケア、そして雇用対策、医療・介護の体制整備、廃炉等の復旧・復興作業に従事されている方々の健康と安全確保、これらなどについて全力で邁進してまいりたいというふうに思います。私からは以上でした。

質疑

記者:
臓器移植のことに関してですけれども、先日レシピエント選びの過程で選定ミスが、去年の11月にもミスがあったということで、こうしたミスが相次いでいることへの受け止めと、厚労省として今後立入検査も含めて、どのように対応される御予定かお聞かせください。
大臣:
昨年の秋に引き続いて、2度目の、いってみれば問題が起きた、この業務の誤りが発生したわけでありまして、極めて我々としても残念な思いでありますし、再発防止策が進められている中で、短期間で2度起きるということは、本当に憂慮すべきことだと思っております。3月10日から、日本臓器移植ネットワークに対して、臓器移植法に基づいて立入検査を実施し、斡旋業務を受ける具体的な手続などを現場で確認するというふうにしております。厚労省としても、この結果を踏まえて、斡旋業務について誤りが生じることがないように再発防止に向けて、必要な措置を検討していきたいと思っております。
記者:
恐縮ですが、補助金交付企業からの寄付関連でちょっと2点おうかがします。先週、予算委や一部報道で、大阪市の会社と松山市の松山リハビリテーション病院の方から寄付があったとありましたが、双方への改めての御認識と、御返金の意思などがあるか、どうかお願いいたします。
大臣:
いずれも政治資金規正法に基づいて適正に処理をされているというふうに考えております。
記者:
大阪市の件は間接補助金だと思うんですが、松山市の病院に関してはどのような部分が適用除外にあたると思われますでしょうか。
大臣:
それはちょっと今、手元にありませんけれども、重度の障害者に対する車いすであるとか、そういった面で特に利益に通じるものではないということで適法だということだと思います。
記者:
群馬大病院の問題でうかがいたいんですけれども、昨日、分科会で病院長から話を聞いて、それに対する受け止めと、今後必要に応じて調査をするということなんですけれども、大臣としての調査のポイントを教えていただけますか。
大臣:
医療分科会が非公開でされておりまして、具体的な発言内容についてはこれは非公開でありますので申し上げられませんけれども、昨日の分科会では医療関係者のヒアリングを行って、群馬大学病院の病院長から、そしてその他の方々から、最終報告書を踏まえて、死亡事案のこれまでの経過、あるいは死亡事案の発生当時の医療安全の体制がどうだったか、それから死亡事案の原因分析の状況、それから再発防止策、こういったことについて説明があったわけでありまして、これに対して分科会の委員からは、腹腔(くう)鏡手術の死亡例が8例あった、こういった続いた理由とか、あるいは再発防止策について主として質疑がなされたというふうに聞いておるわけでありまして、厚労省としても、この分科会の今後の審議結果を踏まえて、省として適切に対応していきたいというふうに思っております。

(了)