田村大臣閣議後記者会見概要

H25.12.20(金)12:56 ~ 13:03 省内会見室

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
どうもお待たせしました。今日は私からは何も御報告ございませんので、御質問いただきたいと思います。

質疑

記者:
診療報酬改定についてですが、先ほどの自民党の部会でもネットプラス、増税補填分を除いた実質分でのプラスでなければ納得できないという意見が相次ぎましたけれども、ネットプラスを求めてセッションに臨むという姿勢は今でもお変わりはないかということをお聞かせください。
大臣:
なかなかネットと言っても皆さんよくお分かりになりづらい非常に専門的な話だと思います。いずれにいたしましてもですね、以前から申し上げておりますとおり、いろんな政策課題を厚生労働省は挙げております。その政策課題を実現できるような診療報酬改定を含めたですね、予算、この折衝をですね、最終、これからやらせていただくと。まだちょっと私は日程が決まっておるというふうには聞いておりませんが、どこになるのかちょっとわかりませんけれども、今ぎりぎり事務方の詰めをやりながらですね、そこで合意を得られるよう努力をしてまいりたいというふうに思います。
記者:
1時間ほど前にですね、麻生財務大臣が閣議後会見で、なぜ田村大臣とかみ合っていないのかという質問を記者団から受けました。その時に財務大臣がおっしゃっていたのは、当初は官僚レベルではある程度折り合ってやっていたんですけれども、途中から消費税を含める含めないという話が出てきて、財務省としては含める場合も含めない場合もその違いをわかった上で議論を進めてきたと。ところが途中でいろいろ話がごちゃごちゃしてきて今に至るような話を言っているんです。要するに消費税の補填分をネット分に含めて計算するのか、その辺がですね、どうも途中から変わってきたんじゃないのか、そういうふうに理解したんですけれども。今そのかみ合わない理由ですね、あらためて田村大臣はどのようにお考えになっていますでしょうか。
大臣:
始めから財務省とうちはよくわかっているんで始めからかみ合っていません。当初からなっています。それだけです。
記者:
ノバルティスファーマ社の告発の件ですけれども、告発に向けて調整しているとは思うんですが、現在のところどのような段階で、今後どのような見通しでということを教えていただけますでしょうか。
大臣:
調整しているんだと思いますけどと言われても、何ともお答えがしようがないわけでございます。いずれにしましても、違反があればですね、我々は厳正に対処していくわけでありますし、告発をする必要性があれば告発をさせていただくという話でございます。
記者:
行政処分するのであれば、告発した時点、それとも告発の結果を待ってということになってくるんでしょうか。
大臣:
それは仮定の話ですからなかなか言えないんですけれども、告発されてですね、そのまま刑事の方にいっちゃいますと、こちらといたしましても行政処分するタイミングというがどういうふうになるのかという話になるんだというふうに思いますが、いずれにしましても、告発も含めて、今必要があれば告発に向けてという話はしましたけれども、今現状告発の手続をやっておるというような話ではございませんので、必要があればそういうこともやらなければならないと思いますし、必要であれば行政処分もやらなきゃいけないということでございまして、今淡々とどのような状況かというのを調査をしておるということでございます。
記者:
診療報酬改定の関係ですけども、交渉期限といいますか、何としても今日中に終わらせるという目途感でやっているのか、それともある程度主張が通らない場合は明日以降も延長戦でやってもかまわないのか、どの辺を念頭に置いているんでしょうか。
大臣:
調整がつかなければ来年になっても調整がつかないですよね、それは。だけど一応期限は予算はあるし、いろんな日程調整があるんで、それに向かって最大限努力をしておるとしか言いようがないので、それはなかなかお答えが難しいですね。とにかく期限は期限でございますので、それに向かって一生懸命努力はいたしておるということであります。
記者:
昨日の夜に3大臣での診療報酬に関する会合が予定されていたものが中止になったというふうにも伺っていますけれども、その経緯とですね、やはりまだ開きが相当あるというふうな認識でよろしいんでしょうか。
大臣:
やる必要があったらやりましょうというような話でありましたので、大臣同士でやる必要性ではなかったという話じゃないですかね。ただ単にそれだけだと思います。絶対やろうという話ではなかったですから。必要があったらやりましょうかというような話でしたので。まだ大臣同士でやっても話がそれ以上前に進まない、事務方でいろいろと詰めなきゃいけない話が多いものでありますから、その段になかったという話だと思います。決して私がすっぽかしたわけではございませんので、そういう話ではございませんから。

(了)