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平成24年3月15日

労働基準局労働条件政策課賃金時間室

大臣官房参事官 本多 則惠

室  長  補  佐 亀井 崇

政  策  係  長 川瀬 健太

(代表電話) 03(5253)1111(内線5373・5381)

(直通電話) 03(3502)6757

報道関係者 各位

職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言取りまとめ

〜企業・労働組合での対応に加え、職場の一人ひとりの取り組みにも期待〜


  厚生労働省の「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」(座長:堀田力 さわやか福祉財団理事長)では、本日、「職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言」を取りまとめましたので、公表します。
  暴言や仲間外しといった「職場のパワーハラスメント」は、近年、都道府県労働局への相談が増加傾向にあるなど、社会問題として顕在化していて、こうした行為は社員のメンタルヘルスを悪化させ、職場全体の士気や生産性を低下させるとも指摘されています。
  厚生労働省では、昨年7月から同会議を開催し、(1)現状と取り組みの必要性、(2)予防・解決すべき行為、(3)取り組みの在り方、などについての議論を重ねてきました。
  提言では、今年1月30日に公表した同会議ワーキング・グループの報告(参考)を踏まえ、働く人の誰もが、この問題の当事者となり得ることや取り組む意義を訴えるとともに、予防・解決に向け、職場の一人ひとりにそれぞれの立場からの行動を呼びかけています。具体的な内容は【提言のポイント】のとおりです。
  
  提言を踏まえ、厚生労働省では、平成24年度から
・職場のパワーハラスメントの実態を把握するための調査研究
・予防・解決に向けた社会的気運を醸成するための周知・広報
を実施する予定です。

なお、提言の取りまとめに際し、円卓会議の参集者からメッセージが寄せられていますので、併せて公表します(別添)。


【提言のポイント】
1.はじめに〜組織で働くすべての人たちへ〜
○暴力、暴言、脅迫や仲間外しなどのいじめ行為に悩む職場が増えている。
○業務上の注意や指導なども、適正な範囲を超えると相手を傷つけてしまう場合がある。
○こうした行為は「職場のパワーハラスメント」に当たり、誰もが当事者となり得ることを、組織で働くすべての人たちが意識するよう求める。
 
2.職場のパワーハラスメントをなくそう
○職場のパワーハラスメントは許されない行為。放置すれば働く人の意欲を低下させ、時には命すら危険にさらす場合がある。
○多くの人たちが組織で働く現在、職場のパワーハラスメントをなくすことは、国民の幸せにとっても重要。

3.職場のパワーハラスメントをなくすために
○企業や労働組合はこの問題をなくすために取り組むとともに、その取組が形だけのものにならないよう、職場の一人ひとりにもそれぞれの立場から取り組むことを求める。
○トップマネジメントは、こうした問題が生じない組織文化を育てるために、自ら範を示しながら、その姿勢を明確に示すなどの取組を行うべき。
○上司は、自らがパワーハラスメントをしないことはもちろん、部下にもさせてはならない。ただし、必要な指導を適正に行うことまでためらってはならない。
○職場の一人ひとりに期待すること
 ・人格尊重:互いの価値観などの違いを認め、互いを受け止め、人格を尊重し合う。
 ・コミュニケーション:互いに理解し協力し合うため、適切にコミュニケーションを行うよう努力する。
 ・互いの支え合い:問題を見過ごさず、パワーハラスメントを受けた人を孤立させずに声をかけ合うなど、互いに支え合う。
○国や労使の団体はこの提言等を周知し、対策が行われるよう支援することを期待する。
 
4.おわりに
○提言は、働く人の尊厳や人格が大切にされる社会を創っていくための第一歩。
○組織は対策に取り組み、一人ひとりは職場を見つめ直し、互いに話し合うことからはじめるよう期待する。

別紙:職場のパワーハラスメントの概念と典型的な行為類型を掲載

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