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平成22年8月18日

医薬食品局監視指導・麻薬対策課

危害情報管理専門官 齋藤 充生(2784)

薬事監視第一係長 大井 恒宏(2767)

(代表電話) 03(5253)1111

(直通電話) 03(3595)2436

報道関係者各位


ニコチンを含む電子タバコへの注意を呼び掛け 都道府県には販売業者などへの監視指導の徹底を依頼


 本日、独立行政法人国民生活センターから「国内で販売されている電子タバコの一部からニコチンが検出された」との発表がありました。ニコチンは医薬品成分で、長期間・繰り返し使用すると吐き気や嘔吐などの副作用を引き起こす恐れがあります。
このため厚生労働省は同日、消費者に注意を呼びかけるメッセージをホームページに掲載(別紙1)するとともに、都道府県に対し、薬事法に基づき販売者などの監視指導を徹底するよう依頼しました(別紙2)。


 電子タバコは、カートリッジに入った液体を電気的に霧状にして吸引する、一般的には紙巻きタバコに似せて作られた製品で、国内ではその多くが「ニコチンを含まない」ことを表示して販売されています。ニコチンが含まれる場合は、基本的に、薬事法による承認(有効性や安全性などの確認)を受ける必要がありますが、国内で承認された製品はありません。
 電子タバコへの薬事法適用の考え方については、消費者庁より資料提出の依頼があり、厚生労働省として、これに協力していくこととしています。

【消費者への注意喚起】
・国内で販売されている電子タバコの一部に、「ニコチンを含まない」と表示しながら実際にはニコチンが含まれる製品があることが分かりました。ニコチンが含まれるという認識のないまま長期間・繰り返し使用すると、副作用や依存性が現れたり、妊婦などハイリスクの人に影響を及ぼす恐れがあります。ご注意ください。
・個人輸入された電子タバコでニコチンを含む製品にも、有害な物質が含まれている事例が報告されています。安易な使用は避けてください。

【都道府県への依頼】
薬事法に基づいて販売者などの監視指導を行い、医薬品に該当すると確認できた場合は、販売中止や回収などの指導を行うよう依頼しました。

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