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平成22年6月29日

労働基準局労災補償部補償課

職業病認定対策室長 渡辺 輝生(内線5568)

職業病認定対策室長補佐 幡野 一成(内線5569)

(参考資料について)労災管理課 課長補佐 宮下 雅行(内線5591)

(補償課夜間直通) 03-3502-6750

(労災管理課夜間直通) 03-3502-6292

報道関係者各位


平成21年度における石綿による健康被害に係る給付の請求・決定状況について(速報値)

~請求件数、支給決定件数とも高水準で推移~


 今般、平成21年度における石綿による健康被害に係る給付の請求・決定状況を速報値としてとりまとめましたので、公表します。
 【公表のポイント】
  労働者災害補償保険法(昭和22年法律第50号)に基づく石綿による疾病(肺がん、中皮腫、良性石綿胸水及びびまん性胸膜肥厚)に係る保険給付の請求件数・支給決定件数は、平成17年度から大幅に増加しているが、平成21年度においても高水準で推移している。
 ・労災保険給付の請求件数は、1,176件(対前年度比11.3%減少)
  =5年連続で1,000件を超えており、高水準で推移。
 ・労災保険給付の支給決定件数は、1,073件(対前年度比3.8%減少)
  =4年連続で1,000件を超えており、高水準で推移。


1 今般、平成21年4月から平成22年3月までの1年間における労働者災害補償保険法に基づく石綿による疾病(肺がん、中皮腫、良性石綿胸水及びびまん性胸膜肥厚)に係る保険給付の請求・決定の状況及び石綿による健康被害の救済に関する法律(平成18年法律第4号)に基づく特別遺族給付金に係る請求・決定の状況を別添1のとおりとりまとめました。

2  厚生労働省においては、今後とも、労災保険制度・特別遺族給付金制度の周知を図り、被災労働者やご遺族に対する迅速かつ適正な補償・救済を行うこととしています。

(参考1) 厚生労働省における石綿関連疾患に係る労災請求等促進に向けたこれまでの取組み
 ○  石綿ばく露作業による労災認定等事業場の一覧の公表(平成17年7月から継続 実施中)
 ○  石綿ばく露作業による労災認定等事業場に対し、離職した労働者等への労災請求を行うよう勧奨することを要請(上記公表にあわせて実施)
 ○  労災指定医療機関その他関係機関への石綿関連疾患に係る労災認定基準や労災認定事例等を示したリーフレットの配布
 ○  医療機関等への石綿に関する適切な診断・医療技術等の修得を目的とした石綿関連疾患診断技術研修の実施(平成18年4月から継続実施中)
 ○  労災認定等事業場一覧や石綿関連疾患に係る労災認定基準の内容等を搭載したCD-ROMを医療機関等に配付(平成21年3月に実施)
 ○  新聞広告等による労災保険制度等の周知・広報等

(参考2) 石綿による疾病の認定基準(平成18年2月9日付け基発第0209001号)
  別添2のとおり。

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