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平成30年1月24日

【照会先】

健康局 結核感染症課

課長補佐 野田 博之 (2373)

課長補佐 高倉 俊二 (2935)

(代表電話) 03(5253)1111

(直通電話) 03(3595)2257

報道関係者各位


初の海外渡航者向け「風しん啓発イベント」を成田空港で開催します

~2月4日(風しんの日)限定で、無料の相談窓口や抗体検査ブースを開設~

厚生労働省では、2020年までの「風しん排除」の達成(※1)を目指して、海外に渡航する人、30歳代後半から50歳代までの風しんに対する免疫の不十分な人、妊婦と接する機会が多い人などに対して風しんの予防に関する啓発を行っております。
この度、風しんが海外から持ち込まれ、国内で感染が拡大することを予防するため、初の海外渡航者向け啓発イベントを、2(ふう)月4(しん)日(風しんの日)に成田空港で開催します。イベントでは、より多くの人が風しんの抗体を持っておくことの必要性を伝えるために、無料の相談窓口の設置や、抗体検査を実施するほか、風しん専門家と大学生によるトークショーなどを開催します。

※1 風しん排除の定義:下記二点を満たすこと
 ・風しんウイルスの土着性の感染伝播が、12か月以上認められないこと
 ・質の高い動向調査の存在下で「風しんウイルスの土着性の感染伝播」による先天性風しん症候群(CRS)(※2)の事例が認められないこと
※2 胎児が風しんウイルスに感染した場合に、難聴・白内障・先天性心疾患等の障害をもつ子どもが生まれることがある。

【参考:風しんとは】
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発しん性感染症です。症状は高熱や発しんなどですが、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療が必要になることもあります。また、妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、出生児が先天性風しん症候群(CRS)を発症する可能性があります。
近年、大規模流行の頻度は少なくなったものの、局地的流行や小流行はみられており、予防接種を受けていない場合、発症の可能性は少なくありません。特に平成23年からは、海外で感染して帰国後発症する「輸入例」が散見されるようになっています。平成25年には、全国で計14,344例の風しんの報告がありました。この流行の影響で、平成24年10月から平成26年10月の間に、45人のCRS患者が報告されました。
平成27年以降、風しんの発生件数は年間200例以下に落ち着いていますが、厚生労働省では、定期予防接種の積極的な勧奨をはじめとした様々な取組を通して、2020年までの「風しん排除」の達成を目指しています。


1.イベント概要
 (1)日時 平成30年2月4日(日)10:00~15:00
 (2)場所 成田国際空港第二ターミナル3階 スカイリウム周辺
 (3)共催 厚生労働省、“風疹ゼロ”プロジェクト(※3)
 (4)協力団体 成田空港株式会社、神奈川県、日本医師会、広島テレビ放送株式会社
 (5)主な内容(詳細は別紙2)
   ○風しん予防相談窓口、風しん抗体検査
   ○風しん専門家によるトークショー(11:30、13:30~、各30分程度)
   ○リーフレット、ノベルティの配布 等
(※3)“風疹ゼロ”プロジェクト:日本産婦人科医会、日本産科婦人科学会、日本周産期新生児学会、日本小児科学会、日本小児科医会、国立感染症研究所からなる、2020年までの風しん排除を目的に啓発活動を行っている団体。毎年2月4日を“風しんの日”と定め、2月を啓発強化月間としています。


2.取材の事前登録について
 撮影を行う場合は、平成30年1月31日(水)までに別紙の申込用紙に必要事項をご記入の上、FAXまたはE-mailにてお申し込みください。
【申込先】
厚生労働省健康局結核感染症課
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL:03-5253-1111(代表)  FAX:03-3581-6251
E-mail:naruse-hiroshi@mhlw.go.jp
※今回のイベントは公開で実施します。取材上の留意事項やカメラ取材の位置などは改めてお知らせします。

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