膀胱がんの労災認定に関する検討会の開催について

染料・顔料の中間体を製造する福井県の化学工業製品の製造事業場において、オルト-トルイジンをはじめとした芳香族アミンを取り扱う作業に従事していた労働者が膀胱がんを発症したとして労災請求がなされたことを受け、個別の労災請求事案に係る業務と膀胱がん発症との間の因果関係について専門的な見地から検討するため、このたび、各分野の専門家により構成される検討会を開催することにしました。
　検討会の名称、メンバー、検討項目と第１回検討会の日程等は以下のとおりです。

　　「芳香族アミン取扱事業場で発生した膀胱がんの業務上外に関する検討会」

　　別紙の６名の専門家

　　（１） 膀胱がんの発症メカニズムについて
　　（２） 事業場で使用されたオルト-トルイジン等の発がん性について
　　（３） 事業場で使用されたオルト-トルイジン等のばく露とその評価について
　　（４） 事業場で使用されたオルト-トルイジン等と膀胱がん発症との因果関係について
　　（５） 個別労災事案の業務起因性について

　　（１） 日時・場所
　　　　　平成28 年６月22 日（水）10:00～12:00
　　　　　経済産業省 別館 850 各省庁共用会議室（８階）
　　（２） 議題
　　　　　・個別労災請求事案の内容及び労働基準監督署等における調査内容について
　　　　　・オルト-トルイジンの発がん性に関する文献調査について
　　　　　・今後の検討事項について

　　　この検討会は、検討事項に個人情報を含み、特定の個人の権利又は利益を害するおそれがあるため、原則非公開とする（頭撮り可）