閣議後記者会見概要

H21.03.17(火)09:20~09:24 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議について私から報告はございません。

質疑

記者:
今日、夕方に「高齢者医療制度に関する検討会」でとりまとめがある方向と伺っておりますけれども、それまでの議論を見てどのように。
大臣:
政府の方は、私の私案も含めて様々な案を出してそれぞれのプラスマイナスをきちんと議論するということなので、そういう目的は達せられておりますけれども、並行して与党の方で議論が進んでおります。政府、与党一体となってどういう形にまとめるかということなので、今こちらの方は、まだ議論の整理という感じです。
記者:
見直しは、この後はどういう流れになるのでしょうか。
大臣:
今、与党が同じ作業を進めています。基本的には、政府、与党とよく議論をして、与党のPTがどういう形でまとめられるかということで、私のところのは、本当に中立的な立場で学者を中心としてまとめております。これから先は、政府全体と与党全体とでの政治的な判断をするということになると思います。
記者:
大体半年くらい経って、その見直しの方向性は大体の大まかなものは見えているのですか。
大臣:
既に一部の見直しを細かいところやっておりますけれども、大きな点は、社会保障全体の、国民会議での議論があったり、中期プログラムがあったりしているので、単に後期高齢者医療制度だけではなくて、医療制度全体、介護の問題もあります。そういう全体の中での位置付けまで考えないといけないので、私たちの方は、少し広いスコープで考えております。これは本当に政府、与党、もっと議論をする必要があると思っております。
記者:
介護保険の要介護認定で各団体からいろんな指摘がある中で、一部の基準については見直していこうという流れがあると思うのですが、大臣はどのようにお考えですか。
大臣:
私自身も様々な調査票その他の点検をしました。普通の人にわかりにくいなという問題があったり、誤解を生じるようなところがあったり、それから様々な団体の方ともいろいろ御要望を含めて聞きましたので、そういう方々の議論に対して答えられるような形で、今新たな認定基準について、これはより明確化するということで作業を進めていて、混乱が無いようにしたいと思っております。一つ一ついろんなところから上がっている議論の声「これは分かりにくいのではないか。」というところを分かり易くしようということで作業を開始して、そういう方向で動くということです。
記者:
また後期高齢者医療制度の見直しなのですけれども、大体検討会では、75歳の線引きをなくすことと、それから名称を変えるというあたりは意見は一致しているのかなと思うのですけれども、その二点くらいはもう方向性としては固まっているところでしょうか。
大臣:
これは何度も申し上げますけれども、政府、与党と一体でやろうということなので、与党の方の案が固まっておりません。我々の検討会では、いろんなヒアリングをやりましたし、委員の先生方の方向が様々な意見が出て、これも完全に一致しているわけではありませんし、ヒアリングした方々の意見まで入れればもっと意見が離れます。だから、あくまで私たちの目的は、問題点の整理をきちんとして、そこから先は、委員の先生方もおっしゃったように、最後は政治判断なのです。総理を含めて、元々見直すことの指示は総理から出てやった話ですから。最終的には政府全体、与党全体とのまとめということでまだ少し時間が必要だと思います。

(了)