閣議後記者会見概要

H21.02.27(金)08:47~08:52 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
雇用の情勢の発表がありましたので、閣議後に総理と全力で取り組みますという話をしてきました。

質疑

記者:
非正規労働者の雇い止めですとか、学生の内定取り消しについて今日新たな数字が発表されましたが、大臣のお受け止めは。
大臣:
大変厳しいと思います。データは皆さんのところにも行っていると思いますし、あとで事務方から説明をさせますが、非常に厳しい状況にあると思っておりますので、引き続き強力に雇用対策を行いたいと思います。
記者:
総理に今回の雇用情勢のデータを御報告されたと思うのですが、総理から具体的に指示のようなものはありましたでしょうか。
大臣:
全力を挙げてやりなさいということですので、省を挙げてがんばって行いますということを申し上げてきたところです。
記者:
雇用情勢の悪化で、保育所などの待機児童の問題が非常に厳しくなっています。少子化対策特別部会で一応報告が出されましたが、これが実際どの程度対策として実効性があるかということについて大臣のお考えは。
大臣:
省の担当部局に数日前に指示を出しまして、待機児童が増えている、特にお母さんが働かないと家計がやっていけないという状況になっていますので、各自治体と連携を取りながら強力に行っていこうということをやっております。補正予算でも相当組んでおりますし、21年度は特に保育ママを活用して、パートで外に出るときに3時間家を空ける、そこに保育ママが来てくれればいいので、そういう施策を行っております。どういうことが具体的に出来るかということは、自治体と協力して行いなさいと担当に申し上げているところです。
記者:
失業率が0.2ポイント増えましたこの原因についてはどう考えますか。
大臣:
それは細かい分析をしてみないと分かりませんが、一つは失業率は求職者なのですね。「どうせ職を探してもないや」と思って高齢の方が「年金だけでいこう」と今までアルバイトでもしようと思っていたのを諦めたというのが一つあると思います。まさに失業率というのは職を求めている人ですから、職を求めることを止めたということもあります。それはお母さん方にしてもそうなので、「もうパートに行っても無駄だよ」というのはあると思います。それから、例えば、休業している人達も失業ではありませんから、雇用調整助成金というのを皆さん活用していただいているので、職業訓練をやっている間は休業していても失業になりませんので、そういうことのトータルな結果だと思っております。ただ、問題は有効求人倍率を見ると数字が悪くなっておりますから、安心して良い状況では決してないと思います。絶対値で見て277万人ということで、前年に比べて増えておりますから決して安心は出来ないと思っております。
記者:
派遣の中途解約は違法というふうにいつも大臣はおっしゃっていますが、まだ今日の統計では半数が途中解約で違法な状態が続いているのかなという状況が見られるのですが、野放しになっているのではと思うのですけど。
大臣:
法律に基づいて違法なことがあればどんどん指導していくということであって、派遣先、派遣元に対してそれぞれの適切なことをやっていきたいと思っております。今後とも厳しい指導をやっていきたいと思っております。
記者:
大臣から経団連等に指導等しておりますけれども、その指導は行き届いていると感じていますか。
大臣:
基本的に経営者団体に申し上げていますし、現場の労働関係の部局がたくさん出先がありますから、そういうところで基準局含めてきちんと指導するようにやっておりますので、何か問題があればすぐそこに申告していただければ立入調査をやりたいと思います。
記者:
銀座眼科というところでレーシックの手術で感染症が大量に出ているのですけれども、保健所で最初に一報を受けてから最終的に全面禁止するまでに18日間も期間がかかっていて、一回目の時に通報があって、それから二回目の通報があって初めて動き始めているのですけれどもこの点についてはどういうふうに。
大臣:
ちょっと状況をもう少し詳しく調べてみたいと思いますが、迅速な対応ということで不備があったらまた指導し、今回東京都ですけれども、それから担当の区になると思いますけれど、それに必要な指導は与えたいと思っております。

(了)