閣議後記者会見概要

H20.01.22(火)09:39~09:51 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
まず、今日の閣議で、19日に行われた長野県飯田市における地域医療の充実、医師確保対策をテーマとした国民対話についてご報告を申し上げました。そして、この飯田市での対話集会を通じても意見が出たように、特に産科の医師の不足、これは喫緊の課題であるということで、閣議の場で、政府全体として共通認識を持って協力していただきたいということを私から申し上げました。総理の方からは、早急に具体策をとりまとめよということでご指示がありましたので、すでに指示を出しています。ただ、週末でしたので、少し都道府県にまず調査依頼を出したのですが、すぐ返ってきていないものですから、総務大臣に依頼をして、総務大臣の方からも地方自治体に対して、まず実態調査を早急にやれという指示が今日今から行くようにしてあります。それから、大学の研修医の問題なんかは、これは文部科学大臣の担当ですから、文部科学大臣にもお願いいたしました。あとは、やはり訴訟リスクの問題が大きいので、これもどうするかで、今、私の方から厚生労働省の担当部局に緊急に具体案をまとめろということで強力にこれを推進していきたいと思っております。それが一つです。それから、二つ目は年金関係ですけれども、ねんきん特別便でマニュアルなんかは、これはもっときめ細かく国民の目線で運用を改めるようにすでに指示を出して、改める通達を出したところであります。それとともに、国民の目線でこういういろいろなものについて、必要があれば改善していく。例えば、ねんきん特別便ももう最初のところに、皆さん方の記録と結びつく可能性があるので是非チェックしてくださいというのは大書特筆してありますし、それから、封筒にも書いてありますけれども、ただ、それでも実際に動かしてみると、周知徹底しにくいというようなことがあります。だから、例えば、封筒は今度赤字で書くとか、そういうのを皆さんにご紹介したとおりにやるのですが、これはもう試行錯誤ですから、やってみて問題があれば一つ一つきめ細かく訂正していく、直していく。それで、国民の皆さん方が少しでもわかりやすいようにしていくということを今後とも続けていきたいと思いますので、また「こういう問題があるよ」というのがあれば、国民の皆さんからご指摘していただいて、やっていきたいと思います。それから、そのためにも、できれば今日か明日中にでも近々に、厚生労働大臣、私の直属の諮問会議を作りたいと思います。そして、これは外部の年金の専門家を入れて、それで、例えば、このねんきん特別便の見直し、マニュアルの見直し、こういうことについて皆さんにお諮りをする。そして、その結果を政策に反映させるということで、国民の目線で外部の人の、5、6名程度になると思います。今、人選を急いでおりますけれども、そういう方のチームで作業部会、タスクフォースのようなものを作る。そして、国民の目線で社会保険庁の政策について、社会保険庁行政について、メスを入れていただくと、こういう形でさらなる体制の強化を図りたいというふうに考えています。こちらからそういう二点、今、申し上げておきます。

質疑

記者:
まず、ねんきん特別便の新たな体制の関係なのですが、これは今回のマニュアル見直し以外にも、統合できなかったものとか、今後のそういう記録問題についてもやっていくのかという点と、あと二点目として、産婦人科医、実態調査を県を通じてやるということですが、これはどこが足りないかとかそういったようなものになるのでしょうか。
大臣:
まず第一点目ですが、これはねんきん特別便だけではなくて、社会保険庁の行う行政全てについてですから、今後またいろいろ第二次名寄せがどうだとか、それから、今度は4月以降、名寄せに引っかからなかった方に送りますね。こういうことについて、国民の目線で一回一回チェックしてもらうと、そういう体制がなかったものですから、それは全体的にやりたいと思います。それから、二番目は県に対しての調査ですかね。これはとにかく実態を把握しないといけないので、特に、飯田の例だと、飯田の市立病院のような中核的な所で、産婦人科のお医者さんが一人減ったら、分娩室は1,000人が半分の赤ちゃんしか産めないというようなことになってはいけないので、そういう中核病院にとっては、例えば、4月1日から閉鎖されるというのは非常に住民にとって不安の材料になりますから、何とかそれを阻止するために、これはどういう手がとれるか、そのための前提としての調査を、今、急いでやっているということです。
記者:
特別便の再確認の電話のレスポンスの状況と、あともう一点、自民党の議連が午後にも、特別便のヒントを特別便の封筒に同封しろなどと申し入れをする予定なのですが、特別便の見直しについてお願いします。
大臣:
二点目はちょっとまだ聞いていないので、聞いてから。まだ何も私に連絡入っていませんので。それから、第一点目は、再確認の500人ぐらい調査をしているのですが、いなかった人に対して、家まで行かせてどうだと調べているので、ちょっと集計に時間をもうちょっとください。やはり電話をかけてもつながらない人をそれだけで放っておかないで、こっちから出向いていくよということで訪問作戦をやっているので。それで、ちょっと集計にもう1、2日かかると思います。
記者:
あちらの方で先ほど石井部長が簡単に説明されていたのですが、特に聞いていらっしゃらないですか。
大臣:
まだそれ聞いていませんけれども。齟齬があればそれは事務の方に聞いてください。
記者:
これから本格化する春闘について、大臣としてどういったことを期待されているか、そのあたりをお伺いしたいのですが。
大臣:
それはもう日本の経済が良くなって、働く人たちの生活が良くなると、もうそれに尽きるので。ただ、春闘は経営者と労働組合というか、労使の間での基本的な話し合いなので、私が介入してどうしなさいという類のものではないと思いますので、基本的には労使の間の協議を見守りたいと思っています。
記者:
経済状況としては、ここのところ株安とか、円高が進んで、かなり厳しい中での春闘ということになるかと思うのですが、一方で、労働者の賃金はなかなか上がらないと。そのへんかなり難しい状況下での春闘だと思うのですが、大臣としては、基本的には労使でやることなのですが、経済全体を考えた時に、どういう春闘が望ましいと。
大臣:
それは今おっしゃったように、サブプライムローンを発信源とする今の世界的な株安状況、この経済状況に政府全体として立ち向かわないといけない。それから、一方では、総理が施政方針演説でおっしゃったように、労働分配率を上げたいということをおっしゃっている。だから、これは豊かさの実感が労働者に行くようにということなので、この二つ、経済も減速させない、そのために人件費負担が過剰になってもこれは企業にとっては困りますね。しかし、やはり豊かさというもの、本当に安心と希望が持てるような国民の生活のためには、それは労働分配率を上げるというのは決して悪いことではありません。ですから、そういう要請を労使双方がどのようにバランスをとってやっていくかということで見守るしかありませんけれども、私はやはり両方が上手に実りあるような形で協議でまとまることを祈っています。
記者:
産科の調査なんですが、調査項目は具体的に何があるのでしょうか。
大臣:
先程申し上げたように飯田の市立病院もそうですが、一番大事なのは産科のお医者さんが例えば、4月からいなくなることによって、その市立病院の産婦人科を閉鎖しなければならないというようなケース。それから飯田のように年間1,000人分娩をやっていたのに500人に激減してしまって周辺の市町村から受け入れられないとか。あそこは里帰り出産を全国に先駆けてせっかくやっていたのに4月から止めざるを得ない。こういう状況があれば非常に不安が広がりますから、そういう窮状、困った状況についての報告をとにかくもらって、優先順位を付けざるを得ないと思うのですね。地域の中核病院をこれは何とか守りたいというのはあると思うのです。本当は全部やりたいのですが、お医者さんが何百人もいるわけではなくて、47都道府県の47人いるでしょ、優先順位を付けるためにどこがどういうふうに困って、どこが閉鎖に追い込まれそうか、それを調査。
記者:
自由記述という感じで書いてもらうということですか。
大臣:
やり方は書く書かないではなくて、状況を電話ででも口頭でも知らせてもらえれば良いので都道府県に指示を出したということです。
記者:
ねんきん特別便のマニュアルについてですけど、これは廃止ではなくて改定ということですか。
大臣:
改善です。
記者:
諮問会議に諮って改定していくスケジュールとかは。今後、どのぐらいで反映されるのでしょうか。
大臣:
今までと違うのは国民の目線で国民を代表する人が、例えば、ねんきん特別便を今からこう変えましょう。マニュアルをこう変えましょうというふうに必ずチェックをして、それなら良いですよと。だけど年を取ったおばあちゃんから見るとこれは文書が難しすぎるよという声を反映させるというそのための私のアドバイザリーグループです。
記者:
諮問会議の検討する目途は。
大臣:
今日諮問したら明日答えを出してもらうそういう迅速主義です。マニュアルについて昨日言われたから今日変えたでしょ。その時に国民の目は入っていませんね。メディアに批判されたその目は入っている。だけど直接入っていないでしょ。そこに入れるということです。迅速性を持ちます。
記者:
特別便の仕様変更は検討されますか。
大臣:
仕様変更を含めて改善する方向で諮りたいと思います。

(了)