閣議後記者会見概要

H19.12.07(金)09:21~09:24 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
もう委員会が始まっているので、すみません、短時間にお願いします。

質疑

記者:
肝炎なのですが、大阪高裁の和解骨子案の提示が来週に延びましたが、それについてどのように受け止められていますか。
大臣:
ただ、口頭では骨子を伝えたというように聞いているので、私はまだ、今から委員会で、担当からきちんとは聞いていないのですが、そういう一報がありました。真意がどこにあるかわかりません。片一方で、骨子は述べたということなので、それはある意味で言ったことになるのでしょうし、それから、しかし、正式には来週だということなので、そういうご方針なので、それに従うしかないというように思っています。
記者:
来週に向けて、例えば、国として原告側に譲歩する余地とかいうところはあるのですか。
大臣:
これはあくまで正式な和解案が大阪高裁から出て、それを元にして、ではどうしますかという話になります。今週中に出るということだったので、それが出るのを待っていたのですが、出ませんから。あくまで骨子ということで細かいのは来ていないということなので、細かいのまで含めては来週なのでしょうから、それを見ての決断ですね。それまではちょっと動きはとれないと思います。
記者:
その延びた理由について、大臣としてはどのようにお考えになっていますか。
大臣:
それもわかりません。それはもう裁判長のご判断ですから、憶測をまじえて言わない方がいいと思います。
記者:
政管健保の国庫負担の話なのですが、健保組合と共済組合で肩代わりするという方針はもう固まった。
大臣:
いままだ検討中だと思いますので、正式に決まったというのは聞いていませんけれども、ただ、要するに、薬価を下げることと、健保組合の間で調整してもらう以外に財源の出ようがないので、何とかそこをお願いして、大変無理だけれどもお願いしているというような状況ですから、ご理解賜ればと思います。
記者:
原告側からは、福田総理に直接政治的な解決を求める動きも出ていますが、それについて大臣は。
大臣:
それは官邸がどういうふうにご判断なさるかということですから。原告側の皆さん方は政治的な決断をということでおやりになると思いますけれども、基本的なルールは、いつも私申し上げているように、大阪高裁の和解案が提示される、それを待って、双方はどう考えるかということですから、今のところはそのルールに従っていく。いろいろな行動を起こされたりなさるのは、それはもうそれぞれの方のお考えでやるわけですから、そこは特にコメントすることはありません。
記者:
原告側は、薬害肝炎の患者全員の一律救済という理念でも大臣と心を一つにできたと思っているので、じゃあ次は、あとは、福田総理だというふうに言っているので、それを受けて、総理の方には、大臣からご紹介するとかそういうことは考えないですか。心が一つになったので。
大臣:
そこはまだ、そこまでは考えておりません。とにかく、大阪高裁のリーダーシップを、今、待つという状況ですから、今、そういう抗議行動を起こすという、ないし、総理にお会いしたいというのは聞いたところで、それからどうするかはまだちょっと考えていません。

(了)