閣議後記者会見概要

H19.06.22(金)09:24~09:31 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。本日の閣議ですが、規制改革3か年計画が決定されました。それから中小企業の国等の契約、あるいは特定補助金といったものについての考え方の報告がございました。男女共同参画週間が始まるという話。むつ小川原の開発の現状、それから海外出張。以上でございました。

質疑

記者:
国会の会期延長という見通しとなりましたが社保庁の法案というのも大きな要因かと思うんですが、まずその受け止めを。
大臣:
私としては、社保庁の法案、十分ご審議を頂きたいとこういうように思っておりますので、その意味で会期の延長があって、その中でまた更にご議論を頂いて、国民の理解が深まるということは、ありがたいというふうに思っております。
記者:
今までの国会審議を経て国民の理解というのはですね、深まっているという手応えはあるのでしょうか。
大臣:
今までの所は、我々も一所懸命、状況のよって来たるところについては正直にご説明させていただいておりますが、どうしても質疑の関係もあってやや過去の説明に、偏重されているという面がありますから、これからはそれをどう解決していくかということについての説明ということの機会が与えられればありがたいなと思っています。
記者:
グッドウィルの天引き問題の件ですけれども、昨日グッドウィルが返還に応じると発表しましたが、厚労省として調査なり指導されるご予定というのはあるのでしょうか。
大臣:
もしそういったことがあれば、これは一般論ですけども、やはり法令違反という見地から必要な調査は、すべき時はするということでお答えしておきたいとこのように思います。基準法違反なんですね。そういうことがあるとすると。
記者:
それは一般論として。
大臣:
一般論としてです。個別の案件は個々に対処すべきものです。
記者:
当初、担当局は、契約上調査指導含めてできるかどうか微妙だというふうに言ってたんですが。今のは。
大臣:
一般論としてですけども、やはり法令、特に基準法とよく照合して、どこの事業であれ、それに反するようなことがあればしっかりと対応しなければいけないということを申し上げたということです。
記者:
年金問題なのですが、今、社会保険庁が、社会保険のそれぞれの事務所ないし自治体に、原簿、マイクロフィルムや手書きの台帳などの現存の状況を調査してほしいということで、今調査中だとは思うのですが、今のタイミングで、手書きの原簿もなければ、マイクロフィルムもないと、全く手がかりがないんだというような報告というのは現時点で上がってきていますか。
大臣:
現時点で上がってきているかという質問なんですけれども、結局、昨日もちょっと国会でもご答弁したんですけれども、調査中ですね、結局は。というのは、まず基本的に、皆さんも知っておいてもらいたいのですが、厚生年金は完全に残っている、これは各事務所にぴしっと残っている、非常にボリュームとしては小さいんですけれども、整然と残っている。それから、国民年金の中の特殊台帳も残っていると、こういう状況です。あと、何が残っているかということですね。それで、市町村の記録もいろいろな方法でやっているわけです、それぞれ工夫して。ですから、それを克明に調べているという状況です。
記者:
さっきの天引き問題なのですが、2年間37億円という数字に関してはどのように受け止めていらっしゃいますか。
大臣:
それは個別の問題ですから。
記者:
でも受け止めです。もうグッドウィルの方も発表していますし。
大臣:
個別の問題については、私としては、コメントを差し控えたいということです。
記者:
一部報道で、年金記録未統合の問題で、共済でも17万件という、5,000万件とは別にあったという話があったのですが、その事実関係を確認させてください。
大臣:
これは、要するに、平成9年1月の段階で、現役でなかったということですね。既に、共済の加入期間というものが、納付の期間というのが終わっている方という方々の記録の問題かと思います。それは、てんでんばらばらではないのですね、共済の場合には。完全に、共済組合というのは、記録がきちんと独自の体系でなっておりましたので、結論的に言うと、裁定の時にきちんと統合して裁定すればいいという考え方があったのだろうと。今後については、これは被用者年金一元化の中でいずれ統合されるものという、そういうスケジュール観があって、今日の状態があると、こういうことです。

(了)