閣議後記者会見概要

H19.03.06(火)08:47~08:53 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
本日の閣議ですけれども、総合研究開発機構の廃止法案が提出されるに当たりまして、担当大臣の指名がございました。閣僚懇に移りまして、閣議で決定された予備費の使用について、私からその趣旨を発表いたしました。大体73億でございますけれども、これは新型インフルエンザ対策として、タミフルの備蓄を増加させること、それから、空港での感染防止のための対策のための経費、それから、ワクチンを購入するための事前の鶏卵の手当て、こういうことで総額73億円というものだということのご説明をして、ご理解をいただきました。参議院の予算審議に当たっても、気を引き締めて臨むようにという総理のご指示がありました。以上です。

質疑

記者:
タミフルの関係ですけれども、服用した方が異常行動を起こして死亡するという件が報告されている一方で、新型対策として、さらに備蓄を進めるということについてのご見解を伺えますか。
大臣:
そういう感じをお持ちになるということは、気持ちとしては理解できますけれども、私どもとしては、やはり科学的な知見による安全性に問題がないという見解で、この備蓄を新型インフルエンザ対策として進めている、ということでございます。
記者:
東京大空襲の件で今週の金曜日に遺族らが集団訴訟を起こす予定ですが、彼らの主張では、軍人の遺族には恩給などを支給してきたのに、民間の被害者には補償が何もないと、それがおかしいという主張なんですが、大臣のご所見をお願いします。
大臣:
訴訟については、あまり聞いていませんけれども、そういうことは、司法上のご主張ということであれば、またそういうことになった段階で必要な対応を取っていくということになるだろうと、このように思います。
記者:
パートの厚生年金の適用拡大で、今日、社会保障審議会の特別部会のワーキンググループが一連のヒアリングを終えた後の回として、何らかの方向性が少しは出るのかなと思っているんですけれども、ヒアリングを終えた段階で改めて、どういう対象が望ましいと、大臣なりの考えというのはありますでしょうか。
大臣:
これは、いろいろな方がいろいろなご意見をおっしゃられたようですね。そういうものを踏まえて、とりあえずは、ご意見の整理みたいなことで、ご披露するんじゃないかと思いますね。もう1回、みんなの頭を整理すると、こういうようなことだろうと思います。その中から、今おっしゃられるような方向性みたいなものが出るのかどうか、これはちょっと審議を見てみないと何とも言えないと思います。
記者:
赤ちゃんポストについてなんですけれども、熊本市は文書による回答というものを求めているんですけれども、厚生労働省としては、文書による回答というのはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
大臣:
そこは、ちょっとまだ私どもとしては、詰まっていないのではないかと思いますが、いずれにしても、私どもの対応というのは、医療施設の一部の物的な改造というものに対して、それが何らかの法の抵触を引き起こすかどうかということに対する判断ということに尽きるわけですね。それを踏まえていろいろな行われる行為ということに対しては、私どもとして、なお非常に悩ましい問題で、慎重の上にも慎重な気持ちでその推移を見守ると、こういうことで、前に言ったとおりですね。
記者:
そうすると、文書による回答というのは、なかなか・・・
大臣:
そこのところなかなか考えづらいんじゃないか、という気がしますね。ある種の事実行為についての判断みたいな所があるでしょうからね。

(了)