閣議後記者会見概要

H18.11.17(金)09:20~09:26 省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
本日の閣議ですけれども、まず、審議会等における女性委員の登用につきまして目標達成に向けてがんばってほしいという発言、あとは外国出張をした大臣の報告、それから、尾身大臣、安倍総理が海外出張されるので、その臨時代理のお話がございました。以上です。

質疑

記者:
昨日、人事院の方から、年金と退職金の民間と公務員の比較が出ましたけれども、その内容で民間よりも公務員の方が額が少ないのではという結果になったんですが、この結果についてご感想をいただければ。
大臣:
人事院としては、求めに応じて自分たちの調査結果を客観的に出したのだろうと思います。また、これもこれから被用者年金の一元化に向けて貴重な資料にはなると思いますけれども、これだからどうということにはならなくて、一つの重要な資料として、これを含めていろいろな検討をしていくということでありますので、私がここでこれについて何かコメントするのは適切ではないのではないかと思います。
記者:
今の職域加算の、人事院のことですけれども、一応人事院は民間の方が高かったということで、この格差の是正をすべきであるという提起をしているんですけれども、それは、もうこれに従うという。
大臣:
いやいや、これも一つの資料ということで、年金の制度ということになると、長期にわたって安定したものを作るということが目的でしょうから、長い目でいろいろ考えていくということであろうと思います。ですから、一時点というか、一年度だけの資料で何かするということにはならないんじゃないかと、初めからそういうふうに。ただ重要な参考資料の一つです。
記者:
それに関連してなんですけれども、これは年金一元化の法案の一部になると思うんですが、社会保険庁の改革法案と併せて、いつ提出されて、どう議論するかというのも一つ関心、実施時期に関わってまいりますけど、大臣は、来年の通常国会に出すのを目指しているのかなと、ずっとそういうふうに思ってきたんですけれども、今のご見解はいかがでしょうか。
大臣:
まず、社会保険庁の改革については、だいぶ与党の姿勢というのがはっきりしつつあるのかなと思っておりまして、そう浮世離れした話を申し上げるつもりはありませんけれども、私どもは私どもの立場がありますから、今ここでそれをうんぬんすることは差し控えたいと思います。一元化の問題は、関係の大臣、政府部門も複数に上りますし、私だけの考え方で何か事が進むというわけではありませんが、これもまた、出来るだけ早くという基本線でいきたいと、4月に閣議決定も行われることですから、現在のところは、そういう方向で進んでいるというふうに私は見ていますし、また、進めなければならないと思っています。

(了)