閣議後記者会見概要

H18.01.20(金)9:34~9:40 省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今日は、平成18年度における財政運営のための公債の発行の特例、それから石綿による健康被害の救済に関する法律案の厚生労働省関係の2件がありました。官房長官から、提出予定法律案86件、うち予算関連法案30件、条約が14件。我が省の関係は12本、そして、2件の承認案件がございます。財務大臣から、平成17年度補正予算及び平成18年度予算について印刷を完了いたしたので今日国会に提出をするという話を承りました。それから、経済財政政策担当大臣から「構造改革と経済財政の中期展望ー2005年度改定」ということで発言があり、それを受けて総理大臣から、「構造改革と経済財政の中期展望ー2005年度改定」は民間需要主導の持続的な成長と財政の健全化の両立を目指し、「歳出・歳入一体改革」を進めるともに構造改革への更なる取組を推進すること、重点強化期間内におけるデフレからの脱却を確実なものとするため、政府・日本銀行が一体となった取組みを行うことなどを示したのものである。改革の芽が大きな木に育ちつつある現在、改革を加速しなければならない。閣僚各位におかれては、「改革なくして成長なし」という方針の下、この「構造改革と経済財政の中期展望ー2005年度改定」で示されている中期的な経済財政運営の基本方針に沿って、更なる改革に取り組まれたいというお話がございました。
それから、有事法制担当大臣から、都道府県の国民の保護に関する計画、IT担当大臣から高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部における「IT新改革戦」の決定について、この中で医療のレセプトのIT化を始め医療問題を特に掲げられておりますので、担当としては責任が重いなと思いますと同時に、やはり情報のセキュリティー問題が当然我が省として一番大きな問題になるという認識でございます。それから、外務大臣のクウェート訪問、防衛庁長官のイギリス、ロシア、アメリカ訪問、それから、科学技術担当大臣の英国及びフランス訪問のご報告がございました。
最後に総理から、いずれにせよ今日から国会が始まりました。各閣僚、健康に留意してしっかりやるようにというご発言がございました。以上でございます。

質疑

記者:
今のご発言と絡みますけれども、今日から通常国会が始まりますが、厚生労働省関係の案件は去年に引き続いてかなり多いんですけれども、改めて意気込みをお願いします。
大臣:
意気込みと言うより、1番最初にアスベスト関係がありまして、環境省を中心にご議論をいただけるだろうと思いますけれども、我が省も副大臣がたぶん出席をしながら、補正予算と一緒にこの問題を処理する。補正予算の中にはタミフルの備蓄が入っております。要は新型インフルエンザ問題の対応策が入っておりますから、早く通してきちんとした新型インフルエンザ対策にしっかり入っていかなくてはならないというのが補正予算の眼目だろうと思っております。その後予算につきましては、もうご承知のとおり昨年の三位一体、それから医療改革、それから年金の3分の1から2分の1への過程の中での国庫負担の積み増しの問題。すなわち社会保障というものをしっかり将来見通しを立てながら、持続可能なものにしていくという課題が入っておりますので、予算をしっかりご議論いただいて、通していただいて、その後医療問題に入っていく手順になるのかなと思っております。医療と社会保険庁改革という2つの大きな改革があるわけですけれども、併せて政府全体としての行政改革になるものですから、そうした日程の組み合せが限られた日程になりますので大変でありますけれども、関係先と十分連絡を取りながらしっかりやってまいりたいと思っております。

(了)