閣議後記者会見概要

H18.01.10(火)9:55~10:03 省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今日は、杉浦法務大臣から韓国訪問のご報告。それから、麻生外務大臣からインド・パキスタン訪問のご報告。それから、沓掛防災担当大臣と北側国土交通大臣から、この連休中に大雪の地域、新潟・福井ですけれども、現地視察をしてきた、そのご報告がございました。防衛庁長官からも引き続いて自衛隊の派遣についても言及がございました。災害救助法が新潟・長野に適用されましたので、もう既に救助法が適用される前に医療関係の支援を始めておりますけれども、食料や特にお年寄りが住まわれている所で、除雪自体がなかなかお年寄りでは出来ないという話がございますので、そういった問題への援助というものも厚生労働省としてしっかりしてまいりたいと考えております。いずれにせよ、一番大きな案件として、やはり道路が寸断されている孤立した村・地域が出始めているということで、各省協力し合いながらしっかりやっていかなければならないと考えています。同時に、まだ1月の始めでございます。通常、雪のシーズンと言うと、1月末から2、3月始めにかけてということでありますので、異例に早い、これ以上また2月、3月と降り続くのか、その辺の判断もしながら対応をしていかなければならないというのが、今日総じての皆さん方のご議論でございました。以上でございます。

質疑

記者:
今の雪の関係については、何か官房長官の方から指示のようなものはあったのでしょうか。
大臣:
ありません。既に協力し合いながら、先ほど申し上げたように私の役所としては災害救助法の中でやっていくということになります。今まで地球温暖化現象と言われている中で、このような異常気候が我が国だけではなくヨーロッパも去年あったのでしょうか、今年も続いているようです。そういう意味では、地球温暖化という流れとは逆に、こういう災害の形が出てくる。一方で、台風、地震の時にも議論になりましたけれども、お年寄りの多い村、すなわち過疎の村が増えてきている。若者が多く住む地域ではありませんので、県だけではなく国の援助というものをしっかりやっていかなくてはならないという認識を共有しようというのが今日の議論だと思っております。
記者:
仙台の事件で、病院にああいうふうで、厚生労働省としてどうこうするという話ではないと思いますが何か。
大臣:
難しいですね、犯罪への対応ということは。昨年、学校の帰りに事件がありました。その時に私どもから保育関係にひょっとしたら侵入者が入ってくるということも考えなければならないと。保育園ですから、基本的には親御さんの送り迎え付きというのが基本になりますけれども、保育園自体にもそういう人達が入ってくる可能性がありますということで、やはりお互いが警戒をしていなくてはならないということは間違いないであろうと思います。今回の事件もそういう意味では、誘拐という事件は残念ながら毎年のように起きている。しかしそれが医療の現場まで入ってきてしまったということになりますので、やはりお互いが注意をしていかなくてはならない問題だなという、認識の問題だろうと思っております。
記者:
鳥インフルエンザの国際会議が今週末に行われますけれども、その件についていかがでしょうか。
大臣:
それを申し上げます前に、茨城県及び埼玉県の鳥インフルエンザの発生農場の従業員の血液検査の結果ですが、午後発表させようと思っています。基本的には大きな問題ではないという認識、すなわち鳥から人への感染という段階、過去我が国においてもありましたでしょうか、その段階であって、人から人へという段階という認識はいたしておりません。しかし、いずれにせよ、鳥から人へという現実が起きたという事実ですから、先ほどの雪の話もそうですけれども、お互いがフォローして対応していかなくてはならないなと思っております。今回総理が行かれますトルコでも問題が出まして、今実際どのくらいの被害になっているのか確認中でございますけれども、アジアが中心という基本的な認識から、既にオランダ等であったわけですけれども、ヨーロッパまでやはり広がってきたなという認識を持っております。ある意味では、アメリカが中心となって世界的な話になるといったことは、人から人ではありませんけれども、鳥から人へということから考えると、やはり世界的な問題とみんなが認識しなければならないと思います。

(了)