閣議後記者会見概要

H17.07.05(火)09:12~09:20 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今朝の閣議と閣僚懇における大臣発言からご報告を申し上げます。閣議における大臣発言は、北側国土交通大臣の中国訪問について国土交通大臣から発言がございました。閣僚懇における大臣発言は、歴史資料として重要な公文書等の移管基準の改定について内閣官房長官から発言がございました。私から今朝ご報告申し上げることは以上でございます。

質疑

記者:
衛藤副大臣が郵政民営化法案について賛成できないということでお辞めになりたいという意向を示されているようですけれども、大臣としては今回どのように受け止められるのでしょうか。
大臣:
私は全くそのことついてはお話を伺っておりません。
記者:
森岡政務官も郵政事業懇話会に出席されて法案には賛成できないというような考え方をお持ちだと思われるんですけれども、衛藤さんあるいは森岡さんに対して今後法案への対応について何か大臣の方から確認等されるご予定はございますでしょうか。
大臣:
内閣の一員としてわきまえて行動していただけるものと考えております。私から申し上げられることはそういうことでございます。
記者:
仮に衛藤さんの辞表が提出された場合、受理をするかどうか、受理はされるんでしょうか。
大臣:
出るか出ないか分からないものを仮定のことで申し上げることもいかがかと思いますけれども、正確に言うと私が受理するとかしないとかというものではないと思います。言っております意味は、任命権者は総理でありますから、ということを言ってるところでございます。
記者:
本会議前にお二人にお会いになるのかどうか。
大臣:
今のところ予定にはありません。
記者:
もしもお二人がお辞めになった時、厚生労働省が法案を抱えている中で副大臣や政務官がお辞めになるという事態については、どういうふうに大臣は受け止められているのでしょうか。
大臣:
申し上げたようにあまり仮定の話について今私が申し上げるのはいかがかと思いますから、コメントは差し控えさせていただきたいと存じます。
記者:
昨日の官房長官の会見で今日の午前中までに副大臣、政務官には何らかの話を各閣僚を通じてするという話を言ってらっしゃったんですが、これまでに昨日の会見後から何かされているんでしょうか。
大臣:
官房長官からそこまでの指示はございませんでした。まずそのことを申し上げます。もちろん副大臣、政務官、いろんな打ち合わせもございますからお会いして打ち合わせをしたことも事実でございます。
記者:
その打ち合わせの時には、特に郵政法案の絡みでどんな対応するかということについては、お話はされていないということ。
大臣:
格別の話はいたしておりません。
記者:
仮定の話ではなかなか答えにくいということですが、仮に辞表が出されたとしたら説得して翻意を促したりすることはありますでしょうか。
大臣:
先ほどのご質問の中にもありましたけれども、まだまだ厚生労働省としては今国会で大事な法案も審議中でございますし、懸案は山積みという状態にございますから、できることならしっかりと仕事をしていただきたいというのは当然私の気持ちの中にもありますし、また厚生労働省としてもそういうふうに考えております。
記者:
今日の閣議及び閣僚懇の前後も含めて、総理から郵政関係で何かお話があったのでしょうか。
大臣:
今日総理からは正確ではありませんが「今日大事な本会議だから、内閣一致団結して臨もう」という旨の発言があっただけでございます。私が今申し上げたのは、そういう趣旨ということで、正確にそのとおりであったということでありませんので、その旨ご理解下さい。
記者:
閣議の場。
大臣:
これも正確ではないけれども、閣議か閣僚懇になってからかいずれかでありました。
記者:
繰り返しになって恐縮ですが、今政務官あるいは副大臣について特に郵政法案に対する対応ということで、大臣として状況を把握していないということですか。
大臣:
はい。少なくともお二人から何かお聞きをした、明解な答えといいますか意思表示があったものではありません。
記者:
今後確認されるんですか。
大臣:
先ほど申し上げたように、今のところ予定はいたしておりません。
記者:
その必要性も大臣としては感じていない。
大臣:
必要性と言いますか。かねて申し上げておりますように、そしてまたお二人も確認しておられるように「内閣の一員としてしっかり行動する」と言っておられるわけでありますから、私はそのように考えて、お二人がそういうふうに行動なさるものと考えております。

(了)