閣議後記者会見概要

H17.01.11(火)10:41~10:49 省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日の閣議ですが、留学生の受入れ推進施策に関する政策評価の結果について、それから麻生総務大臣の中華人民共和国訪問について、この2件総務大臣から発言がございました。それから金融担当大臣からご自身の欧州訪問についての発言がございました。さらに町村外務大臣のインドネシア及びタイ訪問について外務大臣ご自身から発言がございました。ついで中川経済産業大臣のインド及びパキスタン・イスラム共和国への出張についてもご自身から発言がございました。最後に憲仁親王妃久子殿下のインド国御旅行のお取りやめについて官房長官から発言がございました。

妊婦の服薬情報等の収集に関する検討の開始について

大臣:
次に妊婦と薬の問題についてでございます。女性が妊娠中に薬を服用した場合に生まれてくる子供への影響が現時点でははっきりしていない医薬品もございます。そこで17年度予算案の中に「妊婦のためのクスリ情報センター」の新設を盛り込みまして、服薬の影響を心配する妊婦の主従医向けの相談業務などを行うことといたしております。そこで今般この情報センターの設置に向けて1月18日に検討会を開催することにいたしました。これを踏まえまして本年の秋頃には、昨年12月に私も見てきたのでありますが、国立成育医療センターに情報センターを設けて相談事業をスタートさせたいと考えておるところでございます。かつて「ゆりかごから墓場まで」という表現もございましたけれども、今や私はお母さんのお腹の中から墓場までと言うのでしょうか、天国までと言うのでしょうか、そこのきっちりした対応をすることが、私どもの仕事だと考えております。このお母さんのお腹の中のこと、その時代のこと、そういうことをもう少ししっかりやらないといけない、虐待とかそういうことも含めてありますけれども、今度そのことをまずしようということで、今日ご報告申し上げるというところでございます。ご報告は以上であります。

質疑

記者:
全国の高齢者の福祉施設で、ノロウイルスが原因と見られる感染性の胃腸炎が流行しているようなのですが、これについてのご所見と厚生労働省がとっている対策、それからこれからとる対策についてちょっとお伺いできればと思います。
大臣:
このことは福山市で発生をまずいたしておりますので、福山市において専門家も入った調査委員会で原因解明を行っているところでございます。ノロウイルスによる胃腸炎である可能性が高いのでございますけれども、食中毒の面も含めて引き続き調査を続ける方針でございます。厚生労働省といたしましても、本件を始め今お話のように全国の高齢者施設で下痢、嘔吐の症状を呈する方が頻発しておりますことを踏まえまして、昨日1月10日都道府県に対して留意事項をお示しし、高齢者施設における感染性胃腸炎の発生、まん延防止策の徹底を図るように通知したところでございます。速やかに検討をいたしまして、必要な対策を講じていきたいと考えております。

(了)