閣議後記者会見概要

H16.12.03(金)9:28~9:37 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今日の閣議については、平成17年度予算編成の基本方針について内閣総理大臣、それから内閣府特命担当大臣経済財政政策担当、財務大臣から発言がございました。次に少子化社会対策に関する年次報告について、内閣府特命担当大臣青少年育成及び少子化対策担当から発言がございました。さらに平成15年度人権教育及び人権啓発に関する施策についての年次報告について、法務大臣から発言がございました。次に破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告を国会に提出することについて、金融担当大臣から発言がございました。次に障害者週間の実施について、内閣官房長官から発言がございました。このことについては後ほど私からもご報告いたします。さらにアジア原子力協力フォーラム出席等について、内閣府特命担当大臣科学技術政策担当から発言がございました。最後に小泉内閣総理大臣の日中韓首脳会議、ASEAN+3首脳会議及び日・ASEAN首脳会議等出席について、外務大臣から発言がございました。

障害者週間について

大臣:
官房長官から発言がございました障害者週間について、改めてご報告申し上げます。この障害者週間は12月3日から9日の1週間で、この間障害者週間として実施するということでございます。厚生労働省といたしましても、この間に例えば第4回全国障害者芸術文化祭を兵庫県で12月3日から5日の間開催をいたします。また自らの障害を克服した方々やそれを支えた方々に敬意を表するため、平成16年度障害者自立更正等厚生労働大臣表彰、を12月8日に、などを行うことにいたしております。こうした機会をいかしまして、国民の皆様に障害者に対する理解を深めていただき、共に支え合う共生社会の実現に向けて取り組んでいきたいと考えております。

質疑

記者:
今日国会が会期末を迎えましたが、今国会を振り返ってみての感想のようなものがあればお聞かせ願いますでしょうか。
大臣:
大変不祥事が多く起きておりまして、国民の皆さま方に大変申し訳なく思っております。今国会を通じて膿を出すということをお約束致しましたから、今日で国会は閉じますけれども、その膿を出すということに向けて全力を挙げたいというふうに思います。
記者:
社会保険庁改革について、昨日の自民党の会議で解体やむなしという声が大勢を占めたようですけれども、大臣は先日の有識者会議で結論を早く出してくれという要請をされたと思いますけれども、今後いつ頃までに結論を出してもらうということをお考えなのかというのと、現時点で大臣としては社会保険庁の組織をどういうふうにすべきというふうにお考えなのか、この2点をお願いします。
大臣:
昨日の党の会議、大変厳しいものであったということは私も聞きました。そこで党の方でも今後の社会保険庁がどうあるべきかという議論が進むと思います。私としては有識者の会議の皆さんの結論と党の結論が大体同じくらいの時期に出ることが、私どものその後の決断をするにあたって大変やりやすいと考えておりますから、時期があまり離れないようなことがありがたいというふうに思っております。なお今各方面でご議論をいただいているところでありますから、私が何か結論めいたことをいうことは大変失礼に当たると思いますので、そこはお許しをいただきたいと思います。
記者:
あと市場化テストの話と、それに関連して混合診療の話なのですけれども、来週あたりから規制改革会議の方もいろいろ動きがあるようですが、大臣としては今後どのようにお話を進めていかれるつもりなのか、またどういう決着点を求めて進めていかれるおつもりなのか、その辺を含めてお願いします。
大臣:
まず混合診療でございますが、それを含めて今のお話です。早速来週から精力的に私も取り組んでいきたいというふうに思っております。これは出来たら「混合診療の方の結論を先に出せればいいけれども」と思っておりますけれども、今後いろいろ規制改革担当大臣と議論をしながらやっていきたいと思っております。
記者:
市場化テストの方はどのようにお考えでしょうか。
大臣:
市場化テストも昨日、社会保険庁長官が、長官の考え方を少し述べているようでありますけれども、規制改革会議とよくご相談をしながら進めていくつもりであります。今ちょっと答えだとか、それから見通しだとかというのは申し上げられるようなものがあるわけではありません。

(了)