閣議後記者会見概要

H16.10.29(金)8:50~8:54 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今日の閣議で私から二点ご報告を申し上げました。一つは有効求人倍率でございます。有効求人倍率が季節調整値0.84倍となりまして、前月の0.83倍から0.01ポイント上回りました。失業率も先月4.8%でしたが、0.2ポイント改善して4.6%になりました。まだまだ厳しいところもありますけれども、引き続き改善しているということでございます。それからもう一点、11月を児童虐待防止推進月間と定めて、急増する児童虐待問題への社会的な関心の喚起を図るため頑張っておりますから、どうぞ各大臣にもご協力よろしくお願いしますということを二点申し上げたところであります。
それからあとご報告すべきは、一つは本日より雇用政策研究会を開催することにいたしました。今、急速に少子高齢化が進んでおります。そして日本の歴史の中で、初めて人口が減少するという体験をするわけであります。そうした中で、雇用問題をどうするのかご検討をいただくための研究会でございます。
それから資産公開の件がありますが、これは資料を差し上げていると思いますのでご覧いただきたいと思います。以上でございます。

質疑

記者:
資産公開の件なのですけれども二点。ご自身、ご家族の資産に関するご感想と、制度そのものに対するご見解を教えてください。
大臣:
制度そのものについては、私ども公人であるから公開するのは当然であるというふうに考えております。また私の資産につきましては、あまり個人的なことを申し上げるのもいかがかと思いますが、20歳の時に両親がいなかった人間であります。そうした環境で生きてきて、よくぞ借金になっていないなと思っているのが正直なところであります。
記者:
借金漬けになっていない。
大臣:
借金漬けになっていない、わずかながらでもプラスになっているというのが振り返ってみてよかったなと思っております。
記者:
ご家族を含めて公開されるということについても。
大臣:
それは公人ですから、家族といえども公開すべきなのだとは思います。子供達は嫌がりますけれども。
記者:
閣議で官房長官の方から、三位一体の各省案についてご不満のような発言があったと思うのですけれども、もう一歩踏み込むべきだという意見があるようですが、厚生労働省として、大臣としてどのように受け止められておりますか。
大臣:
私どもは精一杯の代替案を出しましたし、それからこれまでも地方団体の皆さんとは議論をしてきましたから、この後更に議論すべきは議論しながら私たちの答えを出していきたいというふうに思います。
記者:
2兆円のうち、9千億円ぐらいが厚生労働省ですが。
大臣:
そうですね。枠組みというふうにご提案がありましたから、大きな枠組みは私どももご提案を大切にしたいというふうに思っております。

(了)