閣議後記者会見概要

H16.10.12(火)9:23~9:29 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日の閣議ですが、総理から司法制度改革関連法案について、その関連で法務大臣から、そして外務大臣から3件の発言がございました。1つはイラクに対する緊急無償資金協力について、もう1件は小泉内閣総理大臣のアジア欧州会合第5回首脳会合出席等について、最後に町村外務大臣の米国及びベトナム訪問についての発言がございました。以上であります。

質疑

記者:
今日の閣議後懇談会は特に発言がなかったですか。
大臣:
どなたからも一切発言なしです。総理から今日からいよいよ臨時国会だから、みんなしっかりやろうというご発言があっただけでその他一切なしです。
記者:
三位一体改革ですが、今日の夕方の協議の中でこちらからおそらく3件くらい提案されると思うのですが、いずれも地方が削除対象から外した項目だと思うんですけれども、当然地方の反発を呼ぶと思うのですが、あえてこれを厚生労働省として提案される意味合いについて改めて大臣から。
大臣:
私はかねて言っていますが、今日地方団体の皆さんにも改めて申し上げようと思っております。私たちは今大きな社会保障改革に取り組んでおります。日本の社会保障をどうするか、これは大問題であります。その大きな進むべき方向の中で全ての仕事をしていきたい、こういうふうに思います。すなわち三位一体の改革も決して私たちはしぶしぶ取り組もうとか逃げ腰になろうとかそんな気は全くありません。むしろ大きく社会保障改革を進めていく上での好機だと、いい機会だというふうに捉えております。したがいまして今日6団体の皆さんに申し上げようと思いますことは、私どもの案として出すものもそういう大きな今後の日本の社会保障をどうするかという進むべき道の中で、三位一体の改革という切り口で見たらどうなるのか、その断面図でお示しするのならばこうなるのだということを申し上げたいと思っております。したがって、そういう観点で地方団体の皆さま方のご提案を、我々がどういうふうに見るのかというところは申し上げなければならないと思いますし、またそうした大きな中で私たちの案を出させていただきたいと思っております。 そこで今後の日本の社会保障のあり方の中で、いろいろ私たちが考えることはありますけれども、大きな一つのポイントと言いますか、キーワードと言ってもいいと思いますが、これは自立にあると思っております。障害者の方々とお話しした時に、自分たちはタックス・イーターからタックス・ペイヤーになりたいのだというお話を伺って大変感動したことがあります。まさにそのことだと思っております。障害者の福祉に対する大胆な私どもの提案も、今日させていただきたいと思いますけれども、そうしたものもそういう見方で、そういう考え方でつくりあげたものだと思っていただきたいと思います。 したがいまして、今日6団体の皆さんに提案をいたすことも、今申し上げた大きな考え方の中に沿ったものでありまして、具体的には生活保護、児童扶養手当、国民健康保険、こうしたものでご提案をしたいとは思っておりますが、繰り返しになりますけれども大きな流れの中での私どもの考え方、提案になる、こういうふうに申し上げるつもりでおります。ご理解いただけるものと思っております。
記者:
数字については今日は提案をされないのですか。
大臣:
今日はしません。ご提案いただいたものが全部駄目だというような言い方をするつもりもありませんし、私どもは私どもの考え方でやらしていただきたいと思います。今月末の提出期限があります時には数字も出したいと思いますが、今日は考え方のみをご説明するつもりであります。

(了)