尾辻大臣厚生労働記者会挨拶

H16.09.27(月)21:20~21:25 厚生労働省記者会見場

広報室

会見の詳細

挨拶

大臣:
このたび厚生労働大臣を拝命致しました尾辻でございます。大変重い仕事だと思っております。身の引き締まる思いが致しております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

質疑

記者:
就任に当たって今日小泉総理からどのようなご指示があったかご紹介いただけますか。
大臣:
7点指示があったのですが、まず、社会保障制度全般にわたる、今、議論が行われておりますから、しっかり持続可能なものとしてやっていけるような見直しを進めるようにというご指示が第1点でございます。それから2点目が年金についてでございまして、年金の一元化問題など、年金制度の体系のあり方について検討を進めるようにというご指示であります。併せて社会保険庁の改革もちゃんとやれということでございます。それから3点目ですが、三位一体の改革でございまして、積極的に三位一体の改革の方向で見直しに取り組むようにということでございます。それから4点目が介護でございまして、今年が介護保険制度発足5年目で見直しの年でありますから、これもしっかりと改革に取り組むようにということでございます。それから5点目でございますが、これは混合診療に触れてありまして、混合診療の解禁など医療・介護分野における規制改革については規制改革・民間開放推進会議の中間とりまとめで指摘された重点事項の実現を図るようにということでございます。次が「待機児童ゼロ作戦」。小泉内閣として取り組んできておりますこと。それから幼保一元化に向けた取組みなど、少子化対策をきちんとやるようにということであります。最後が雇用対策でございまして、サービス業の雇用拡大、ミスマッチの解消、若者と中高年者対策の充実のため、各省との連携、地方との協力、民間の積極活用を進めるなど、実効ある対策をするようにと。以上7点でございます。
記者:
年金の未納期間があるというように官邸での会見でおっしゃられていたのですが、もしもその期間等が詳しくおわかりになるようでしたら、教えていただきたいのですが。
大臣:
こういう場で申し上げるセリフなのかどうかわかりませんが、極めて率直に言いますと、私、かつてヒッピーをやっていたものですから、ヒッピー時代まで遡ると、その間5年日本に全く帰ってこなかった時もありますし、そんなころまで遡ると率直に言って訳がわからないので、よくこんなご質問も今後あるかと思いますので調べてみたいと思ってます。ですから遡って細かなことはよくわからないのですが、一番手前でいうと国会議員になってからの未納はありません。それから一つ前の強制加入になってからということになりますと5ヵ月間の未納がございました。ここまでははっきりしております。それ以前については今申し上げたようなことなので、今日のところはお許しいただきたいと思います。
記者:
今日厚生労働大臣のポストの打診があったのはどの時点だったのでしょうか。
大臣:
13時半くらいだったと思いますが、総理から電話をいただきました。その時にそのお話でありました。
記者:
その時にポストまで含めてということでしょうか。
大臣:
そうですね。13時半くらいに電話いただいて、14時半くらいに改めて呼ぶから待機するようにというご指示と、その時併せて厚生労働大臣を指名するつもりだと、こんなお話だったと思います。
記者:
指示は紙なりで出されたと思うのですが、特に総理が口頭で強調されて、大臣に指示されたことというのは特にどの辺になるのでしょうか。
大臣:
格別それはありませんでした。ただ、今まで質問で言いたい放題言ってましたから、「今度は今までみたいにいかんぞ」と、「しっかり答弁しろよ」と、「気楽に質問する立場とは逆だぞ」というお話はありましたが、それ以外に格別総理からお話はありませんでした。

(了)